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始まりのエンド村

視界がらりと変わった


見えた世界は、裕福な村ではなく。

かと言って貧相とも言えない、のどかな村であった。

が、建っている建物や住宅は透明な気がするのに、向こう側が全く見通せない摩可不思議な謎の素材で建築されている。



そして、我々(・ ・)が出てきたのは光が全く届いてない

なのに暗くなく、手狭の不思議な洞窟のようだ。


まぁなぜ我々と言うと、出てきたのは僕だけじゃないからだ


さらに言うなら目の前にそこまで歳を言ってる訳でないけど若くもない妙齢のおじさんがいた。

悪く言うなら中年のおじさんがいた。


おじさんはこちらを視界に納めて確認すると話しかけてきた。


「ようこそ、ここ魔王城に一番近い中立区域のエンド村だよ。

ゆっくりしてきな嬢ちゃんたち」

おじさんはちょっと渋めの声で話しかけてきた。


「た たち・・・?」

僕は、口からポロっとふと疑問に思ったことを漏らしてしまった。


だが、渋めのおじさん。略して渋さんがその疑問に答えてくれた。


「居るからさ、君の後ろに気絶しているようだが

そこに倒れてるじゃないか

まぁ、命に別状がないのは見てわかっていたから特に対応しなかっただけだ」

渋さんはそれを言うと近くにいた女の人を呼び僕たちを屋敷に案内してくれた。


その屋敷は他の建物とはまったく異なる手法が用いられており、女の人が言うには《にほんかおく》と言う物をモチーフにして居るらしい。

女の人がさらに中に案内してくれるようだ。


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女の人は客室に案内してくれた

その女の人が言うには

「主人が『少し状況を整理してから話してくれ、困ったときはお互い様だと言うが事情もわからずに助けようもないだろう。

だから少し泊まってゆきなさい

何かあったらメイドに言いなさい。

食事は部屋に持っていかせる。』とのことです」


「はい・・・」


すたすたと女の人は離れて行った。


そして、部屋には僕と気絶している女の子のみとなった。

「この人まだ起きないよ・・・」

呆れて愚痴も出る。



「起きてくださーい」


ゆさゆさと身体を揺らして起こそうとしてみたら


――すやすやむにゃむにゃ――


気持ち良さそうにすやすやと寝ている

そんな顔を見ていたら、僕も眠くなってきた・・・・


なんか短い間にいろんなことがあったから疲れたし、寝よう。

そもそも僕は狭い部屋に閉じ籠ってたい(たち)なんだ、こんなに人とあったり話したりするのは疲れるよ・・・


――すやすや――


部屋は静まり返り、二人の可愛らしい子達の寝姿がとても愛くるしい姿になっているだけの光景になった



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