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最果てのパラディン  作者: 柳野かなた
〈第四章:栄華の都の娼女〉
146/157

31



 巨大な風の爪が掲げられ、振り下ろされる。

 それはまさに、竜の威の顕現。


 ありとあらゆる生命を叩き潰す、圧倒的な暴威。

 けれど――


「風神よ。我が神よ」


 暴威を前に、立ち向かってこその戦士だ。



「風巻く手槍、授けよ我に!」



 祈りが奇跡を顕現し、巻き起こった颶風の槍が鋭く一点に集中し、風の爪に穴をこじ開けた。

 その穴に、体ごと飛び込むようにして爪をかわす。


「■■■■――ッ!!」


 ヴァラキアカが喉を震わせ、追撃の《ことば》を放つ。

 けれどそれを追うように灯火の祝祷が走り、《ことば》を遮る。


「ちぃ……ッ!」


 祈る。祈る。

 どうか、勇士に守りを。

 

 懐に飛び込むサミュエルさん。

 風を巻き翻るマント、銀の稲妻のように閃くサーベル。

 

 首筋。脇腹。手首。下腿。

 急所を狙い、しなりつつ迫る切っ先。

 横っ飛びに跳び退きつつ、徒手のまま捌くヴァラキアカ。


 追走。迎撃。


 《ことば》が唸り、祈りが走る。

 刃が閃き、応じて拳。

 建物の破壊音とともに、戦場が移り変わる。

 そして、砕けた屋根に、双方が着地し……


「……ここまで凌ぐか、見事なものよ」

「恐悦至極」


 戦闘の流れがふと、止まった。

 ヴァラキアカがふんと鼻を慣らし、着地したサミュエルさんがマントをかき寄せ、仰々しく一礼を返してみせる。

 紫に染まる空の下を、びょうびょうと風が吹き抜けていく。


 ――状況は拮抗しつつあった。

 僕の祈りとサミュエルさんの剣技は、あの邪竜ヴァラキアカの残影を相手にして、これを凌いでいる。

 凌いでいる、けれど……


 ――決め手が、ない。


 僕は心のなかで焦っていた。

 このまま戦い続ければ被害は増すばかり。

 加えて、生身の人間が竜を相手に長期戦は不利だ。


 いや、そもそも。



 ――勝てたところで(・・・・・・・)どうなる(・・・・)



 たとえよしんば勝てたとして。

 幸いにも、それで僕で死ななかったとして。


 それで、そこから、僕は……どうすればいい(・・・・・・・)


 竜の呪いは何もかもをぶちこわした。

 街を焼き、家屋をなぎ払い、哄笑する魔人を見た人も多いだろう。

 僕はすべてを失うかもしれない。

 ……いや、それだけならまだいい。


 聖騎士が、竜の姿に変貌して、暴れて――どんな影響が出る?

 懸念されていた、南の大陸からの災い。

 危ういバランスのファータイル王国。

 何が起こる。何が起こる。


 恐ろしいことが、僕では責任を負うこともできないようなことが、無数に起こって――

  

「――なぁ、ウィル」


 ぐるぐると黒い渦を巻き始めた思考が、ふっと、止まった。


「こりゃなんとも、ひっでぇことになっちまったなぁ」


 目元を黒い覆面で覆った彼は、なんだか屋台で買ったばかりの食べ物を落っことしてしまったときのような、かすかに苦い笑いを浮かべた。

 なんてことのない、日常の不幸を笑い飛ばしてしまうような――「仕方ないな」という、暖かな苦笑。

 意識だけの僕が、思わず、つられて一緒に「困ったよね」と苦く笑ってしまうような。


「こりゃまたきっつい災難だが……ま、運不運の風向きがコロコロ変わるのは常のこと。そのへんは生き残って、うちの神さんの悪口大会してから考えりゃいい」


 風神の使徒らしい物言いとともに――すぅ、とサーベルの切っ先が持ち上がる。

 考えるべきことは一つ、と彼は言った。


「……その迷惑な間借り人、閉じ込めるか追い出すかする算段はあるか、家主殿?」


 そう問われて、僕は心のなかで、小さく微笑んだ。

 つられるように浮かんだ笑みに――気づいたら、黒い思考の渦はどこかで小さくなっていた。


 そういえば、風神の像はいつも笑っている。楽観の象徴なのだそうだ。

 笑うというのは、凄いことなのだな、と思い。


「手があるなら、何か『あかし』を見せてくれ」


 僕は祈った。

 祈りに応じて、神さまはあかしを現して下さった。


 ――ほのかな灯火が現われ、明滅する。


 邪竜を封じるか、追い出す方法はあるか。

 シンプルに問われれば、答えは自ずから湧き上がってきた。

 ある。できる。――僕は、それをすることができる。


 今、先々のことを考えていたって、仕方がない。

 笑い飛ばして、立ち向かわなければならないときだ。

 それを教えてくれたことへの感謝を込めて、捧げた祈りに――


「よし」


 と、サミュエルさんは笑った。

 埃と塵にまみれ、擦り傷だらけで、けれど精悍な笑みを。


「決着の一幕だな、邪竜殿」


 ヴァラキアカもまた嗤う。


「クハハ……整ったか。だが、封印、放逐、いかなる手であろうと、我が意識の健在なる限り、十全に果たせるとは思わぬことだな」

「なぁに、そこは俺の仕事だ」


 すぅっと目を細め。

 牙を剥き。


 

「邪竜ヴァラキアカ。――風神のきっさきにて、貫かん!」


 

 《空ゆくもの(スカイウォーカー)》が、跳躍した。




 ◆



 

 疾風のように間を詰めるサミュエルさん。

 しかし、 


「■■、■■■■ッ!!」


 《ことば》が唸りを上げ、その周囲一帯の空間が弾け飛ぶ。

 味気も外連味も一切ない、ただひたすらに効率的な範囲攻撃。

 けれどそれが炸裂する時には、すでにサミュエルさんは大きくとんぼを切って逃れ、しかし宙にいる彼に、


「カァッ!」


 追い打ちに薙ぎ込まれる風の爪。

 足場のない空中、逃げ場はなく――しかしその足が、宙を踏む(・・・・)


「お、おッ!」

 

 風神の加護だ。

 祈りによって瞬間的に空を踏む、きわめて高位の奇跡。


 一踏。二踏。三踏。


 《風踏みの奇跡》を連続で成し遂げ、サミュエルさんは昏い空を踊る。

 翻るマントもあいまって、まるで一人のつむじ風のようだ。


 その旋風から、短刀と礫が飛ぶ。投擲のわざ。

 

 手が幾度も素早く翻り、放たれた短刀と礫は一息いっそくに四つ。風神の加護か強烈な追い風とともに弧を描く加速。

 鍛え込まれた僕の体は視認からの反射で咄嗟にそれらをかわし――かわした先に、更に黒く丸い礫。

 

「む――!」


 流石にヴァラキアカも驚いたようだ。

 投げた四つの短刀と礫、その軌道にあるかなきかの偏りを持たせて反射を誘導し――しかも一息五投いっそくごとう。加えて最後の黒い礫は隠し打ち。

 とんでもない名手だ。


 しかしヴァラキアカの驚きとも無縁に――僕の武技はそういう性質だ――手首がしなり、黒い礫の側面を叩く。

 当て勘に狂いはなく、黒い礫が弾かれ……



 あっさりと、礫が砕けて弾けた。



「ッ!? ……げほッ!? げほッ!」


 弾け、溢れ出たのはカラフルな粉。……目潰し!

 中身を抜き、黒塗りにした卵の殻に、細かく挽いた香辛料その他を詰めていたのだろう。

 まさかの一手だけれど、竜の身ならばともかく、今の体は僕のものなのだ。

 竜の体にあってはありえなかった刺激に、ヴァラキアカが咳き込み、目を押さえる。



「へっ、大当たりッ!」



 そうだ、今のヴァラキアカはけして無敵の邪竜ではない。

 フルスペックの竜の体そのものでない――あくまで接近戦は、僕の体、そしてそこに染み付いた反射動作で戦っているという点は、大きな付け込みどころだ。

 

 人間の体を使っている以上は人間の弱点を適用できるし――武技には、相手に染み付いた反射動作を引き出して逆手に取る、という技術もあるのだ。

 倒されまいと力む力を利用して投げる技。

 防御を誘いつつ、受けに用いる部位を、あえて狙って痛めつける手。

 通常の攻撃と思わせて、隠した暗器を放つ手。 


 先程の投擲も、それだ。

 飛来物に偏りを持たせて反射的に避ける方向を誘導し、更に叩き払える相手と見切っての、叩けば逆効果となる投擲物。


 ……けれど、論理的に通じそうだからって、よく「竜を相手に目潰しを投げつける」なんて行為をやろうと思ったものだ。

 自由な発想に基づいて、極めてよく考えられた戦いの組み立て。


「風神ワールよ――」


 視覚と嗅覚が強烈な刺激に塞がる中。

 落下する気配。

 連続で空を踏み、僕の頭頂部を狙うような垂直落下。


「照覧あれッ!」

「――っ!?」


 遠慮会釈なく振り下ろされるサーベルの気配に、ヴァラキアカは反応しきれない。

 流石に僕も、「目鼻を封じられた状態で、直上から落下しつつ剣を振るってくる相手」への対処まで、考えずに処理できるように細々と鍛錬するほどの偏執狂ではない。


 《ことば》を発するには時間が足りない。

 慣れない体を考えて動かして回避できるような速度ではない。


 けれどヴァラキアカはけして、愚かではない。

 

 頭上からのサーベル、その切っ先の一撃に対し、回避が不能ならば守るべきは頭部と頚部。胴や腕、肩ならばくれてやればいい。

 出血量は限界に近いが、必要な損害としてそれを認める。

 ――要部以外に一撃をあえて受け、返しの《ことば》を叩き込んで殺す!


 涙がにじみまともに認識できない視界の中、頭部を両腕で庇い、息を吸い――


「がッ!?」


 次の瞬間、やってきたのは斬撃ではなかった。

 息が詰まる。首に、細いものが食い込む感覚があった。


 ――絞首紐ギャロット!?

 

 

「へへっ、悪いな!」

 

 ――風神のきっさきにて、貫かん!


ありゃ(・・・)嘘だ(・・)!」


 上から下への落下状態、相手は視界はきわめて不良。

 剣の攻撃を警戒して、返しの一撃で仕留めるために完全な防御の姿勢。

 

 《風踏みの奇跡》で少しだけ角度を踏み変えて、絞首紐ギャロットを首にかけるには絶好の隙――!

 

 頸動脈が一気に締め上げられる。

 気道が詰まる、《ことば》など当然発せない。


 それでも反射で、片方の指が《しるし》を描こうとし、片方の腕が肘打ちを放とうとする。

 けれど指は《しるし》を描けず、肘打ちは空を切った。

 

 竜の身であれば通じるはずもない締めも、人の体である今は極めて有効。

 完璧な絞めの形に入ってしまえば、多少の抵抗など虚しいものだ。


 脳への血流が止まる。

 あっさりと意識が薄れてゆく。


「そ、らぁッ!」


 そのまま体重をかけ、引き倒すように締められ――――ふつり、と意識が途切れた。



 

 ◆




 気づけば僕は、闇の中にいた。

 深い深い、真っ暗な闇の中。


 伸ばした手さえ視認できない、その黒の中。

 なおもギラギラと輝く黄金の隻眼が、ゆっくりと、瞬いた。



【なるほど、そうくるか。……クハハ、見事、見事! 人の身の脆弱さ、よくぞ突き貫いて見せたものよ】



 聞こえる言葉とともに、鼻をつく濃い硫黄の臭い。

 巨大な肉体が身を捩り、僕の周囲をゆっくりと、円を描くように動く気配。

 しゅぅ、と僕に向かって吹き付けられる熱気。


【して、《最果ての聖騎士》よ。――かの風神の使徒は我が意識を刈り取ったようだが。汝はいかにして我を封印、あるいは放逐する?】


 牙の鳴る音。

 面白がるような問いかけ。


 けれど。

 ……その声は、僕にはどこか、少しだけ投げやりに聞こえた。


「偉大なる《神々の鎌》、ヴァラキアカ。あなたはもう、分かっているでしょう?」

【…………】


 見上げて問い返せば、彼は沈黙した。


「あなたはかつてあったあなたの影、あなたを成した《ことば》の残響。肉体を失った、魂の欠片」


 そう、魂の欠片だ。

 本来の肉体を失い、あてどなく彷徨する魂。

 であれば――


 

「今ならば。この状況でならば。僕は、あなたを還すことが(・・・・・)できる(・・・)


  

 そう、《聖なる灯火の導き(ディヴァイン・トーチ)》だ。

 さまよえる魂を、輪廻に還す、流転の女神の与える奇跡のかたち。

 それをもってすれば、ヴァラキアカを還すことが――


【――できると、思うか?】


 ヴァラキアカは、嗤った。


【なるほど確かにその祝祷、それなりに有効ではあろうな、あるいはしばし牽制し、重石をかける程度の封印にはなるかもしれぬ。

 だが汝の肉体と魂の奥底には、竜の因子が焼き付いておる。でありながら、我を汝の肉体より放逐できると、本気でそう考えておるのか?】


 口の端から瘴熱をこぼしながら、さも楽しそうに。

 だから僕は、彼を見上げて。


「ええ、できます。できますとも」


 まっすぐに、そう答えた。

 

 ほう、と唸るヴァラキアカに対して。

 少しだけ間を置いて、息を吸い――



「……貴方が灯火の導きを、受け入れてくれるならば」



 そう告げると。

 周囲をうねり回るヴァラキアカの気配が、止まった。


【…………ク、クク、クハハハ!!】


 続いてきたのは、大笑だった。

 ぐらぐらと、空間そのものを揺るがすような大笑い。


【これはおかしい! 何故だ!? 何故、我がおぬしに手を貸さねばならぬ!】

 

 闇の中、大笑の気配が続き、周囲からの熱が、一層濃くなった。

 尻尾が叩きつけられるような地鳴りが一度、二度。


 確かに、と僕は頷く。

 ヴァラキアカが僕に手を貸す理由はない。

 

「ええ、手を貸していただける理由はありません。でも、そうして欲しいと僕は願っています」

【何故に? さほどに残影たる我が恐ろしいか?】

「ええ、恐ろしいです。けれど、それは理由ではありません」


 貴方が僕を呪い、僕を破滅させようとするならば、僕はただひたすらにそれに抗います。

 けれど――



「あなたの魂が、それによって損なわれることが、僕は悲しい」



 闇の中。


【…………】


 ヴァラキアカの巨体が、身じろぎする気配がした。

 僕はまっすぐに背筋を伸ばして、左胸に手を当てる。


「どのような形であれ、死したるものが定めを越えて存在しようと思えば、淀みと歪みが生まれます」


 これまで幾度も見てきたことだ。

 鉄錆山への旅で出会ったアンデッドをはじめ、マリーやブラッドだって、不死となったことによる歪みを抱えていた。

 そして多分……あの不死神スタグネイトですら、その淀みや歪みからの完全な逃れ方を、知りはしないのだろう。

 死を乗り越えて、生きて、生きて、生き続けて……そして見失う、何か。


「それは貴方の烈火のごとき、黄金のごとき戦歴の、その最後の一頁を、汚すことにもなりかねない。

 僕が敗れ、貴方が勝ち、絢爛たる滅びをむかえるというならば、それは悔しいですが仕方がありません。

 ……けれど、そうなるばかりではないでしょう」


 僕とヴァラキアカの戦いが長く続けば続くほど、ヴァラキアカは不自然な状態でこの世界に留まり続けることになる。

 淀みと歪みを、ゆっくりと蓄積しながら――体は消え果てながら、しかしその影ばかりがその場にとどまるように。

 今のヴァラキアカに漂う、どこか投げやりな空気は、恐らくはその一端だ。

 

 それがもし、あの鮮烈なほどに誇り高いヴァラキアカの在り様を、汚してしまったら。

 そう思えば――


「叶うならば、貴方にも健やかに輪廻へと還ってもらいたいと、そう思います。

 僕は貴方の在りようを、まぶしく思うから」


 強大な敵手であった邪竜への、多大な敬意と、いくばくかの友愛の念を込めて。 

 僕は、静かな口調でヴァラキアカへと語りかける。


「灯火の女神は、邪竜ヴァラキアカ、貴方の魂を慈しみと敬意をもって導くことでしょう。

 ……どうか、導きに身を任せてはいただけないでしょうか」


 その提言に、ヴァラキアカは、すぐには返答をしなかった。

 暗黒の闇のさなかに、沈黙がわだかまり――


【……フン。身の内に竜を宿し、己の立場も危うい中で、よくも敵手の魂など懸念するものだ】


 沈黙を破った言葉は、吐き捨てるような口調で。

 けれど、どこか笑みの気配が含まれていた。


【愚かよな。そう思わぬか?】

「自分でも、少し」

【だが、曲げぬか】

「はい。――それは、絶対に」


 あの、寡黙な神さまに誓った通りに。


【邪竜に魂の救いを説く。――クハハ、聖者の所行よな】


 闇の中で、ヴァラキアカが笑う気配がした。

 それは哄笑でも、嘲笑でもなく。

 口の端を、ニヤリと上げるような笑みの気配。


【しかし、断じて無用】


 暗闇の仲、竜が牙を剥く。

 喉の奥には、おそるべき瘴熱のブレス。


【身は滅び、魂は損なわれようとも、しかして呪いを残すが竜の在りようよ】


 決裂を理解して、僕は祈る。

 輪廻に還すことは叶わずとも、せめてこの誇り高き竜に、幾ばくかの眠りと安らぎあれと、そう願いつつ。


「灯火の神グレイスフィールよ」

【英雄よ、《竜殺し》たる《最果ての聖騎士》よ】


 祈りの白く澄んだ光と、瘴熱の赤黒い光。

 

「……安息と、導きを」

【――この呪い、飲み干してみせるがよい】


 《聖なる灯火の導き(ディヴァイン・トーチ)》と邪竜の吐息が交差し、暗闇の空間を光が染め上げ――

 そうして、僕は目を覚ました。

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