表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
成らざる者  作者: ヒビキ
7/14

成らざる者と介入者の反応

 翌日、ニュースで惨殺遺体発見が報道された・・・


 ちさとの場合

「左胸の損傷がはげs・・・」

「え、ちょ、うちの学校の子じゃん・・・うわ、ひどい・・・。」

 ちさとの目はテレビに釘付けだ。

「物騒な世の中になったな・・・まさか!」

 ちさとにあの恐怖が蘇って来たが、

「まあ、あみちゃんいるし大丈夫かな・・・?」


 翔磨の場合

「左胸の損傷がはげs・・・」

「え・・・どういうことだってばよ?」

 翔磨は報道される事実を受け止められない。

 翔磨はしばらくテレビの前から動けなかった。

 ーそうだ、これはネタにつきたメディアの罠だー

 無理矢理そう思い込んだ。

 そして、遅刻してしまうのだったw


 あみの場合

「左胸の損傷がはげs・・・」

「・・・やれやれだ。」

 あみは大きなため息をついた。

「また調子乗ってる奴がいるな・・・。」

 終始難しい顔でテレビを見つめていた。

「ん・・・?」

 あみが首を傾げる。それは最後に微妙に映った何かに対してだ。

「・・・花?」


 ・・・そして、レイネの場合

「左胸の損傷がはげs・・・」

「・・・フッ」

 レイネは無表情でテレビを見る。

「・・・僕たちの殺り方だな」

 そして、レイネも最後に微妙に映った花を見逃さなかった。

「・・・あいつの仕業か」


 いつもの廃工場

「・・・お前、派手にやりすぎたんじゃないのか」

 オクトが蘭に問う。

 蘭は一瞬震える。

「・・・確かに人間どもが噂にしてたよねぇ・・・」

「・・・」

 メディが言っても無言だ。

「・・・お前!」

 オクトが詰め寄る。

「・・・そのぶん人間を喰らい尽くせばいいんだろ!?」

 蘭が閉ざしていた口を開く。

「・・・見てろよ」

 そう言い残して蘭は廃墟を去った。


「その努力は俺らには関係ないが、まあ頑張れよ・・・www」

 オクトが皮肉っぽく言った。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ