『HIGHSCHOOL OF THE DEAD 』(終わりの日)
それは、いつもある日常…何の変哲もない平和なはずの午後だった…
私立藤美学園の屋上。小室孝は授業をサボり、物憂げに校門を見下ろしていた。
だが、校門の向こう側に現れた「それ」が、日常の終焉を告げる。
校門を叩く、虚ろで不審なスーツ姿の男。教師たちが集まり…対応に出た体育教師手島が苛立ちまぎれに男の肩を掴んだ瞬間、凄まじい力で腕を食いちぎられた。手島の悲鳴が響き、倒れた手島は濁った瞳を剥いて「異形」へと変貌し… 諌めようとした女性教師 林の喉元に喰らいつく…!
本能的な危機感に突き動かされ、孝は教室へ駆け込んだ。麗とその恋人、井豪永を強引に連れ出し、校内をか駆けるが…しかし、時すでに遅し。校内放送の絶叫が引き金となり、平穏な学び舎は一瞬にして阿鼻叫喚の地獄絵図へと化した…途中、自衛隊のヘリが数多く上空を飛び過ぎるも…床主市を無視するように別の目的地に向かって行く…校内を逃げ回る中で高飛車な性格の才女・高城沙耶、肥満体の銃器マニア・平野コータ、剣道部主将で剣術の達人・毒島冴子、天然な性格の校医・鞠川静香らと合流し…孝たちの『奴ら』とのサバイバルが始まった…
日常の崩壊から時を遡る事…1日以上前…まだ朝日も登らない未明の朝…
午前4時半頃…九州南西海域を哨戒中のP-3対潜哨戒機が驚くべき事に…貨物船に似た船で構成された…およそ15隻の船団を発見…かなり旧式、黒煙を吐く貨物船で構成されている…この一報は防衛庁、防衛庁長官に届き…かつて無い規模の不審船に厳戒態勢が採られた…午前5時過ぎ…鹿屋に帰投したP-3が撮影した写真を空自が分析すると…動揺と戦慄が走った…艦影から薄々『あり得ない…』と感じつつも…その深緑色や灰色の船体には記されていたのだ…『泰山丸・三笠丸・大井川丸、太明丸、神陽丸、帝洋丸』と…




