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頭ぶつけて異世界とかwおっさんがちびっこ妖精達と冒険してたら最凶ファミリーが出来ました。リミットレスのおっさんと最凶ファミリーが異世界を席巻する。  作者: 駄犬X
キメラモンスター編

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夜空の星とセクシードラゴン。

 今回、クレアはビールを飲むのを控えて、他のお客さんの所を周って挨拶をしていた。クレアのヤツ、一体何言って周ってんだ…?


 俺は思わず聞き耳を立てる。


「…失礼、ご挨拶させて頂きます。新進気鋭のハンターPT(パーティ)、ホワイトファミリーです!!今夜は我が主がお代を持ちます故、存分に食事とお酒をお楽しみ下され…」


 クレアは挨拶をして周りながら、俺達のアピールもしている。


「わたくしはPTのサポートをしております、妻のクレア・ホワイトです。どうぞよろしくお願いします!!何か問題がございましたら解決は是非、我がホワイトファミリーにご依頼下さい!!」


 さも嫁であるかの様にアピールしつつ、うちのPT(パーティ)をやたらと推して周っていた…。ていうかPT組んだ覚えはないんだが…。

 

 まぁ、いいか…。止めても無駄だろうし…。

 

 この前、戦闘中に俺の名声がどうとか言ってたからな。貴族や商人に俺達の名前を売るのが狙いだったようだ…。


 俺はひっそりと活動したいんですけどねw



 宴会騒ぎも、午後八の刻には少しづつ収まっていく。この世界の人達は遅くまで飲み食いはしないようだ。少しづつ、お客さんが帰っていく。


 午後八の刻半。時間も時間なので、テンダー卿もロメリックも、そろそろ帰宅するようだ。


「…今夜はありがとう。お代まで払ってもらって…。次はこちらが持ちますゆえ、また機会があればこの街に御寄り下さい」

「僕も久々の宴会で楽しかったですよ。今夜はごちそうになりました」


 二人に楽しんで貰えたようで何よりだ。


「…こちらこそ、来て頂いてありがとうございました。他のお客さんもお二人がいたので楽しそうで良かったですよ」


 宿屋の前で、馬車に乗って帰っていく二人を見送る。他のお客さんも俺に挨拶とお礼を言って、ぼつぼつと帰って行った。


 うちの面子にも、先に部屋に上がって貰った。お客さんが全員帰った所で、カウンターで会計をして貰う。カウンターのダンディさんが会計の総額を見せてくれた。


 うはっ!!酔ってても分るね。桁が凄いwまぁ俺は神様のおかげw?か、この世界ではお金には困ってない。地球でもこれくらいお金持ってたいものですw


 突然の宴会騒ぎでの迷惑料も上乗せして払っといた。


 おやっさんは、かなり驚いていたが、ホールと厨房の方にも迷惑かけたし、またお世話になるかもしれないから取って置いて下さいと言って渡しといた。



 俺も部屋に上がっていく。先に上がっていた四人はそれぞれ、ベッドでゴロゴロしていた。

いっぱい食べていっぱい飲んだうちのちびっこ達は満足したのか、各ベッドで眠そうにしていた。


 俺は星空を見る為に、テラスに出る。夜風が当たって気持ち良い。宿屋の最上階のテラスから、雲の無い満天の星空が見えた。


 シャリノアで買ってきたビールの栓を空けて、テラスに設置してあるベンチに座り、星を眺める。

夜も遅いので街の光は徐々に消えていたが、上にはキラキラ光る星空があった。

 

 ロマンティックな気分に浸りながら、俺はビールを煽る。


 良いね。異世界でもこういうのを体感できるのは凄く良い事だ。クレアも出て来て、俺の隣に座った。


「主は、こういうのが好きなんですな」

「うん、まぁね。なんかこう落ち着くって言うか、癒されるんだよ」


 俺はもう一本のビールをアイテムボックスから取り出して、クレアに勧めた。


 クレアはそれを受け取ると栓を空けて呑む。お互い、何も言わない静かな時間が流れる。


 何も言わないで、ビールを飲みながら静かな星空を楽しむ。それが凄く良いんだよね。


 暫くして、明日も早いからとクレアが先に風呂に入ります、と言って部屋の中に戻っていく。

ゆっくり夜空を眺めて楽しむと、ビールを飲み干して俺も部屋に戻った。



 暫くして、クレアが風呂から上がって来た。


「いや~、風呂は気持ち良いですなぁ~、主も入ってきたらどうですか?」


 とか言いながら、コイツ!!全裸で出てきやがった!!

 

「…ちょっ、オイィィッ!!クレアっ!!タオル置いてあったろっ?」

「…タオル?何ですかな、それは?」

「何ですかな?じゃねーよ!!隠せよ!!全部見えてるからっ!!」


 俺は酔ってる頭で何とか、脱衣所からバスタオルを取ってくる。クレアにバスタオルを渡そうとした瞬間、躓いてそのままクレアをベッドに押し倒してしまった。


 目の前で激しく揺れる大きな二つの柔らかい山が俺の顔にむにゅっと当たってラッキースケベみたいになってしまった…。


「…ぁ、す、すまんっ!!いや、こっ、これは事故っ!!事故だからっ…」


 必死に弁解しつつ俺は慌てて、身体を起こす。しかし、クレアが俺の首に手を廻して逃がしてくれなかった。


「…ちょっ、何してんだよっ!!早くバスタオル羽織るか服着てくれっ…!!」


 焦る俺に、クレアは少し酔った目で見詰めてくる。俺は顔が赤くなるのを感じた。


「…主、そんなにわらわが嫌か…?」

「…ぃ、いや、そう言うんじゃなくて…」


 俺は目のやり場に困る。その時、視線を感じてチラッとそっちを見た。


 さっきまで眠そうにゴロゴロしていたティーちゃん達三人が、目をキラキラさせて、じーっとこっちを見ていた。


「…ちょっ!!ほらっ!!三人も見てるから…!!」

「…フフッ、子供達が見るものではないぞ?」

「…いや、姉さま。見るなと言われてもじゃな、部屋が一緒じゃから…」

「そうでしゅ、見えてしまうでしゅ…」

「…ちっ、もっと押して行けよ…!!」


 …リーちゃん、君、何言ってんの…w?


「…仕方ない…主。続きはまた次の機会ですな…」


 そう言ってクレアはやっと俺を解放してくれた…。


「…ま、まだ俺達、初めて会ってからそんなに経ってないだろ?だからいきなりこういうのはだな…」


 俺の言葉を遮るクレア。


「出会ってからの期間などは問題ではありませぬ。どれだけ相手を知りたいのか、知ろうとするかですぞ?わらわを手玉に取る男など、そうそうおりませんでしたからな。わらわは主を、もっと深く知りたいのです…」


 そんなクレアの言葉に、俺は一つ咳払いをして目を逸らしたまま話す。クレアはバスタオルを手に持ってるだけで全裸のままだからだ。


「…俺のいた国だと、比較的何と言うか…こういうのが恥ずかしいって思う民族と言うか…いや、大丈夫なヤツもいるんだけど…」


 酔ってるのもあり、突然の事で混乱して自分でも何言ってんだか分んなくなってきた…。


「…とにかく、もう少しお互いを知ってから…だな…」


 俺は、突然の事に戸惑いつつも、なんとか言葉で誤魔化す。


「…フゥ…。仕方ないですな…」


 その言葉に俺はほっとする。しかし…、


「一つだけ許して欲しい」


 そう言ってクレアは俺の前に立つと手に持っていたバスタオルを突然投げ捨てて、俺に顔を近づけてきた。


「…ちょっ、おぃっ…」


 俺の言葉をクレアの柔らかい唇が塞いで止める。首の後ろに両手を回して俺が逃げられない様にするクレア。


「んっ、ぉ、おぃっ、んぅ…」


 …も、もう好きにしてくれ…。俺は浜に打ち上げられた魚の様に諦め、開き直った。


「…キスだけな…」


 そう言った俺の唇を、また塞ぐクレア。俺はチャームを掛けられたように、頭がぽっーとしてくる。体も熱くなってきた。


「…フフッ…」


 何も言わず、ただ俺を見詰めて微笑むクレア。明日早く、ここブレーリンを発つというのに、このままじゃ興奮して寝られなさそうだ…。

 風呂入って少し心を落ち着けて来るか…。


「皆、先に寝てていいよ。俺は風呂入ってくるから…」


 そう言って俺は逃げるように風呂に行く。そんな俺を見たシーちゃんが衝撃の一言を放った。


「うーん、クレア姉さまとちっゅちゅっしたから、アンソニー、もっこりなっとるでしゅね」

「…ちょっ、シーちゃん何言って…!!」


 俺は顔が引き攣った。


「…あ、ホントだ!!シーさまよく見てますねー…」

「…なんじゃ、イヤイヤ言うとったのに興奮しとったんか?」


 皆が一斉に声を上げて笑う。


 …くぅっ、恥ずかしいっ…。恥ずかしさを誤魔化す様に、俺は慌てて風呂に向かった。


「アッハッハッ!!恥ずかしがる事などありませんぞ、主?それは雄としての健全で正常な反応ですからなァ…」


 全然、慰めになってない!!そう言いい方されると、余計恥ずかしくなってくるわ!!



 風呂から出ると、皆もう寝ていた。俺も皆を起こさない様に静かにベッドに入る。

暫くしてもぞもぞと俺のベッドに潜り込んでくるヤツが…。


「ちょっ…クレアっ…何だよ?」

「…フフッ、共に寝るくらい良いではありませぬか…」


 …くぅ、一回譲ると、これ幸いにどんどん譲歩を迫ってくるヤツだ…。そしてまた、キスを迫ってきたその時―。


 俺とクレアの間に、ズボッ!!とシーちゃんが頭を出した。いつの間にかシーちゃんも潜り込んでいたようだ。


「…む?シーよ。なぜ邪魔をするのだ…?」

「明日、早いでしゅ。二人の間で寝るとあったかくて早く寝れるでしゅ」


 そう言って目を閉じてすやすやと眠り始めた。


「…くっ、これでは主とイチャイチャ出来んではないか…」


 更にティーちゃんも、ズボッと間から顔を出した。


「シーの言う通りじゃ。みんなで一緒に寝るとあったかくてすぐ眠れるからのぅ…」

「…くぅっ、ティーまで…!!」


 クレアは二人の奇襲に戦意喪失したようだ。仕方なく。ふんッ…。と背を向けて眠り始めた。その傍で、一人呟く妖精がいた。


「…お二人、なぜ邪魔をしたのですか…せっかくさっきの続きが見れそうだったのにぃ…」


 悔しそうに、そんな事を言う妖精。


 …リーちゃん、君は一体何を期待してるのかねw?

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