2人は、、、。
私が考えていると
コンコン
部屋のドアを叩く音がひびく。
ドアが開きそこには
沢山のメイドと共に
豪華なドレスを着た綺麗な女性と
と冠を付けた男性が立っていた。
部屋にはいるなり、
ドレスを着た女性が
「ロイ、、、。」
女の人は涙ぐみ、莉子に抱きついた。
「よかったわ。本当によかった。ロイがこう
して目を覚めている事が。」
涙ながらぐみながらも笑顔で話した。
「えっ、、、とー。どなたでしょうか?」
「まさか、、あなたも記憶がないの?
リアティーナも覚えてなかったわ。
心配だわ。まぁでも こうして体は無事だ
もの! 私は嬉しいわ。」
とまたハグをする。
冠を付けた男性も安堵の表情で
「ロイ。本当に良かった。」と
莉子の頭をなでる。
(多分。この方たちが、ロイの 両親なんだろうか。)
「そうだわ!明日の夜、久しぶりに
みんなで ご飯食べましょう!
リアティーナもロイも目覚めたから。ねっ!
あなたもいいでしょう?
私も久々に料理振る舞うわ。」
と嬉しいそうに女性は言った。
冠つけた男性が微笑み
「そうだな。ロイもリアティーナも
久しぶり会うのだ。家族でゆっくり話そう。
ロイとはあの事もゆっくり話したいからな。
明日は食事はいいだろうか?」
「えぇ、私は構いませんが、、、。」
(あの事とはなんだろうか。)
「では ゆっくりお休みなさい。」と
2人は 莉子の額にキスをして帰っていった。
「では 私ども 失礼します。何かあればお声をおかけください。失礼します。」
「あっ、リ、リアティーナさん、、。お姉様は無事なの?」
(私は前世の記憶しか無いからリアティーナさんに聞けばなにかわかるかも。)
「えぇ 今はもう 元気ですよ!
そういえば、いつも 午後のお茶会は2人で
お茶を飲んでました。」
「そうなんですね。では明日会えないかお姉様に聞いてもらえますか?」
「かしこまりました。では聞いて参ります。またその時は、お迎えにあがります。」と
メイドさんは部屋を後にした。
「明日か、、何か聞けるといいなぁ。」
そして私は眠りについた。
翌朝。
ドアをノックする音で目が覚めた。
コンコン
「ロイ様。失礼します。」
「どーぞー。」
ゾロゾロとメイドが入ってきて
「ロイ様。リアティーナ様も会いたいとおっ
しゃっていたので、本日の午後3時にお茶会
がありますので着替えをご用意させていただ
きます。」
豪華な靴と服が用意されていた。
「豪華だな、、、やはり王子なのか。」
一方その頃 リアティーナは、、、。
「リアティーナ様 本日の予定は午後3時に
ロイ様とお茶会がありましてそのあと、
王様と王妃様とお食事会がございます。」
(お姫様ってこんなに忙しいのか、、、。)
「あぁー。わかった。」
「さて!リアティーナ様
これからお着替えします!」
そう言って豪華なドレスをメイドが持ってきた。
メイドはおもむろに袖をめくり
リアティーナにコルセットを巻き始めた。
※コルセットとはウエストを綺麗に細くしてくれるもの。
ギュギュっと締めはじめ
「リアティーナ様 大丈夫ですか?」
「うっ、まぁ大丈夫。」
(女って着替えもこんなに大変なんだ。)
着替えも終わり、いよいよロイに会いにいく。
(やっとロイに会える。色々聞けるといいんだが、、、。
「では、リアティーナ様。いつもの場所までお供します。」
そう言ってメイドは案内してくれた。
そこは綺麗な庭が広がっていて
入り口には花のアーチがある。
低木は綺麗に整えられて、
白いテーブルと椅子も並べられていた。
テーブルには紅茶と洋菓子が用意されていた。
「では、リアティーナ様 こちらになりますので、私は失礼します。」
と、メイドは去っていった。
(綺麗な庭だなぁー。しかし久しぶりに外に出たから気持ちいいー。)
そう考えながら席につき、紅茶を飲んだ。
「リ、リアティーナさん、、?」
と後ろから声がかかる、、。