第百話 決勝戦終了
私は校舎裏に行って、日記の続きを読んだ。
『七月十五日、今日は特別教師のトマス先生だった。私は教室の後ろから授業を聞いていたーーーーー』
トマス先生って誰だろ。
『―――――なんでも、はるか昔には黄色魔法使いがいたとかいなかったとか。生徒のみんなはそんなまさかと馬鹿にしていたけれど、私は馬鹿には出来なかった。もし本当に黄色魔法使いがいたというのなら、私の考えは間違っていなかったということになる。早く今の実験を成功させなければ!!』
五色目の魔法!?
私もある程度の魔法の知識はあるけれど、赤青緑白以外の魔法があるとは思っていなかった。
もしこの魔法が色で分けられているのなら、黄色、それに紫や茶色があっても不思議ではない。
でも本当にあるのか?
本当にあるならば、なぜここまで公にされていない?
私の頭の中に?がたくさん出てきた。
「これは早く日記の続きを読まなければ」
そう思って次のページをめくろうとした時、外から大きな歓声と花火のような大きい音が聞こえてきた。
どうやら魔法大会が終わったようだ。
校舎が生徒であふれかえってきた。
「サラ、どうだった?」
サラは満足な顔をしていた。
「決勝はすごかった。魔法のレベルも高いし、私もこれから練習しないとッて思った。それと―――」
「それと?」
「王様がとってもかっこよかった」
サラのほほが少し赤くなっていた。




