第九十三話 開会式
「ーーーーではみなさん頑張ってください」
長い校長の話が終わった。
そして司会のジャックがいった。
「個人戦はAコート、団体戦はBコートで行います。トーナメント表を確認し、指定の時間に集合してください。もし時間に遅れた場合は失格となります」
こうして開会式は終わった。
「それで私たちはいつ?」
私はサラに訊いた。
「午後一番目の試合」
「相手は?」
「それはーーー」
その時私たちの元へ金パがやってきた。
「あんたたちがまさか初戦の相手だとわね。今のうちに降参することね。さもなければと痛い目見るだけよ」
「そんなことやってみなくちゃわからない」
サラが言い返す。
「まあ、お互い楽しみましょう。それに後悔するのはあんたたちだから」
そういって金パたちは帰っていった。
お昼ご飯を済ませ、私はサラと一緒にほかのメンバーとの待ち合わせ場所に向かった。
「ここに三人が来るはずなんだけど」
「遅い」
このままでは試合に間に合わないかもしれない。
とその時、金パの取り巻きの一人の女やってきた。
「もしかしてほかの三人を待っているの?」
「そうだけど」
「その三人なら来ないわ」
「どうして?」
「だって今頃校舎裏で寝ている筈だから。あっ、これアンナさんに言っちゃいけないって言われてたんだ」
私たちは急いで校舎裏へ向かった。
校舎裏は人通りがない閑散とした場所だった。
そこに三人は傷だらけで倒れていた。




