第八十四話 課外授業終了
ようやく課外授業が終わった。
今日はぐっすり眠れそうだ。
帰ろうとした時、私はジャック先生に呼ばれた。
「それでミルの死体はどうした?」
「はい、上手に隠しておきました。これでバレることはないでしょう」
実際はミル先生には昨日の夜中のうちに、ここから離れた遠くの町に行ってもらった。
「さすが、バラガン様が後ろ盾になっているだけある。これは今回の報酬だ」
ジャックは硬貨を数枚私に渡した。
「ジャック先生はバラガン様との付き合いはどれくらいなんですか?」
「俺はまだ三年程度だ。そういえば、緑組のラニーって生徒わかるか?」
「はい」
「あいつとは関わらない方がいい。特にラニーの母親のナザリアはバラガン様が可愛がっている側近の一人だ。だからラニーに何かあった時は、俺たちとて命が危険だ」
「心にとめておきます」
「しかし、なぜお前のような身分の者がバラガン様の後ろ盾を得られたんだ?」
「それには事情がありまして・・・」
あいまいに返答する。
「そうか。言えないことなら言わなくていい。でもこれだけは気をつけろ。バラガン様を裏切った時はこれだ」
ジャック先生は手刀で自分の首を切った。




