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第六十八話 パーティー
その後、私はナザリアに家へ招待された。
ラニーの合格祝いパーティーを開くからだ。
「本当にありがとね。全てはあなたのおかげよ。しかも成績トップだなんて。ラニーはやればできる子だったのね」
ナザリアは泣いていた。
「何かあったら私になんでもいって。私たちが後ろ盾になってあげるから」
「はい、ありがとうございます」
私は頭を下げる。
その後もしばらく話し、突然ナザリアが思い出したように私に訊いてきた。
「そういえばモモコさんは魔法は使えるの?」
「少しだけですけど」
そういって私は右の手のひらの上に小さな炎を浮かばせる。
もちろん「ファイヤー」という詠唱も忘れずに。
「赤魔法ね」
ナザリアは頷いていた。
「ナザリアさんは何か使えるんですか?」
今度は私が訊いた。
「私は少しだけだけど・・・」
そういってナザリアは白い光を出した。白魔法だ。
「昔は女は白魔法を覚えろっていう慣習があってね、私の年代の女はみんな白魔法使いだらけよ」
ナザリアは自虐的に笑っていた。
ラニーはまだ魔法を使えなかった。




