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第五十八話 温泉
私は温泉に来ていた。
たまにはこうしてゆっくりするのもいい。
少し温度が低かったので赤魔法で温度を調節。
体を洗おうと思ったが、石鹸が無い。シャンプーもない。リンスもない。
「ですよねー。無いですよねー」
ワンチャンあるかなと思ったんだけど。
「とりあえずお湯で洗って、家でお風呂に入ればいいか」
家には私が作った手製の石鹸とシャンプーリンスがある。
とりあえず私はお湯で体を洗い始めた。
温泉を上がると、すれ違いにおばさんが一人やってきた。
おばさんは服を着たまま温泉に向かった。
私は不思議に思っておばさんを見ていると、おばさんは手に持っていた樽に温泉のお湯を汲み始めた。
私がずっとおばさんを見ているとおばさんと視線が合って気まずくなった。
別の日、石鹸とシャンプーリンスを持って私は再び温泉を訪れた。
するとまたおばさんがやってきて温泉のお湯を盗んでいった。
「あのお湯をどうするんだろ」
私はおばさんをつけることにした。




