第五十七話 正解
「昨日モンドが国司ダムを殺したそうだ、これも全てモモコの計画通りだな」
マッドがいった。
「やはり昨日屋敷に行かなかったのは正解でしたね」
私は昨日の夜はモンドが攻めてくるだろうと思って、ダムの屋敷には行かなかった。
「それでダムから稼いだ金はどうするんだ?」
手元にはかなりのお金があった。
「このお金は全てマッドさんに託します。使い道はマッドさんが考えてください」
「わかった」
「それでモンドの動きはどうですか?」
「さっき部下から報告があり、巫女の捜索は打ち切られ、都に帰ったそうだ」
「そうですか」
これでとりあえずは一安心だ。
「それでモモコに話があるんだが」
そうマッドは切り出した。
「なんですか?」
「裏ギルドに入らないか?」
「えっ!?」
「モモコならその素質がある。どうだ?」
まさか私が裏ギルドに誘われるだなんて考えていなかった。
「大変嬉しいですが、今回はお断りさせていただきます」
私が断った理由は二つある。
その一、ギルドに入らずに自由に過ごしたい。裏ギルドはいろいろ面倒くさそう。
その二、魔法学校入学まであと一年もない。今裏ギルドに入っても中途半端になってしまう。
「そうか」
マッドは少し寂し気な表情を浮かべた。
「ではまた何かあったら俺を呼べ。いつでも助けになる」
「ありがとうございます」
そうして私たちは別れた。




