表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/218

第五十六話 金欠

「巫女様、もうお金がありません」


ダムは私にそういってきた。


ついにこの時が来たか。


「ですが、この聖水と勾玉がなければ、邪気を払えずにあなたは死んでしまいます」


「ですが本当にお金が無いのです」

「ならば身の回りの物を売ればいいだけです。場合によってはこの屋敷を売り払うことになるでしょう」


「そんなこと言わないでください。それでは住む場所が無くなります」

「死ぬよりはマシです」


「他に邪気を払う方法はないんですか」

「そんな都合の良いことなどありません」


ダムはうろたえた。

私はそこに追い打ちをかける。


「わかりました。では明日にでも死んでください」

私は怒りながら屋敷を出ていった。





次の日、私はマッドと会った。


「どうやらモンドは巫女のことを探っている。用心したほうがいい」

「わかりました」


「それでそっちは上手くいっていますか?」

私はマッドに訊いた。


「ああ、モンドの手下に偽の情報を吹き込んどいた。今頃モンドが怒っている頃だろう」


マッドの予想通りモンドは怒っていた。


「なんだと!もう一度言ってみろ!」

「ですから、ダム様はモンド様のことはもちろん、バラガン様の今までの悪事を打ち明けるつもりなのです」


「なぜ急にバラガン様を裏切るようなことを。やはり例の巫女のせいか」

「モンド様、どうされますか?」


「今夜ダムの屋敷に奇襲をかける。寝込みを襲い口封じをするんだ」

「わかりました」


そしてその夜、モンドの手下がダムの屋敷に忍び込み、ダムを口封じに殺した。


「やはり巫女様が正しかった・・・」

ダムは死に際そういって死んだ。



ダムを殺したあと、モンドは巫女を捕らえるため、ダムの屋敷の周りに厳重な警備を敷いた。


しかし巫女は現れなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ