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第四十三話 風風雷雷亭

ミクロの動きを探るのは簡単だった。


「マッドさん、わかりました」

「どこだ?」

「今夜七時に風風雷雷亭という店で知人と会う約束をしているそうです」

「その知人が・・・」

「ほぼ間違いないでしょう」



夜七時になった。


マッドは仲間をすでに風風雷雷亭に忍ばせてた。

私はマッドと店から離れた場所にいた。


「仲間からの連絡で、たった今二人の会合が始まったみたいだ」

「いよいよですね」


しばらく時間が経ち、マッドのもとへ知らせがきた。

「どうやら仲間が密輸の証拠を掴んだみたいだ」

「では、すぐに取り押さえるようにいってください」


そういって私は店へと向かった。



私が店に着くとすでに店の中は大混乱に陥っていた。

その中から私は、なんとか行首を見つけ出した。


「行首様!」

「モモコちゃん!どうしてここに!?」

「私はあくまで護衛です。ここから行首様を逃がすのも私の役目。ですから私について来てください」


「あ、ちょっと待って。ミクロの旦那も一緒にいいかしら?大事な取引相手なの」

「わかりました。では二人ともついて来てください」


私は二人を連れて、裏口からなんとか逃げ出した。


「ありがとうモモコちゃん!本当に助かったわ」

「いえ、安心するのはまだ早いです。追手が来る前に遠くへ逃げましょう」

「分かったわ」


しばらく進み、私は二人をマッドのもとへと連れて行った。


「この人は?」行首が訊いた。

「この方は私の知り合いです」

「そう、これでもう安心ね」


行首とミクロが一息ついたのも束の間、草むらに潜んでいたマッドの仲間が急に現れ、二人のことを拘束し始めた。


「なんなの急に!?モモコちゃん!一体これはどういうこと!?」


しかし私は何も答えない。一から説明するのも面倒だ。


「ちょっと!なんとかいってよ!!」

その言葉を最後に、行首は気絶させられた。



「モモコ、これで無事に国に帰れるぞ」

「はい」


次の日、私たちは罪人を連れたまま、バニラ国へと戻った。





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