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第三十五話 休み

次の日、私がギルドへと戻ると、ギルド長が声をかけてきた。


「モモコちゃん」

「行きませんから」

私は即答する。


「いや、宝探しゲームのことじゃなんだ。実はさっきモモコちゃんが受けたのと似たような依頼が他にも来ていたんだけど、受けないかい?」


ギルド長が持っていた用紙に目をやる。


どれもテサのおばあちゃん同様、ここ二三日に体調を崩している。

そしてどの家もテサの家の周辺だ。


「すいませんが、今日は休ませてもらいます。他を当たってください」


テサの家って何気に遠いんだよね。


「そこを何とかお願いだよモモコちゃん。今日は人が足りないんだ。それに昨日似たような依頼を達成してたじゃないか。頼むよ」




結局私は全ての依頼を引き受け、それぞれの家を歩き回った。


やはりどの家でも偶像を貰ってから体調をくずし、偶像を壊すと体力が回復した。



話を聞いたところ、被害者らに偶像を手渡したのは各々の知人であった。


つまり、その知人らを操っている黒幕がいるのだ。



そんなことを考え込みながら町を歩いていると、私は偶然にも偶像を手に持って歩いている人物を見つけた。


「すみません!」

「なんですか?」

「その偶像はどうしましたか?」

「これか?これならさっき知人から貰ったんだ」

「知人はどの人ですか?」


その人は指を指して教えてくれた。

「あの茶色い服を着た男だよ」


私は茶色い男を尾行した。この男を尾行すれば、黒幕がわかるかもしれない。


男は時々後ろを振り返り、追手がいないか確認していたが、さすがに子供の私までは見ていなかった。



路地を曲がったところで男は足を止めた。


ここで待ち合わせをしているのか・・・?


私は注意深く様子を伺う。



すると驚いたことに、男は自分の顔に手をかけるとマスクをはがし始めたのだ。


まさか!変装だったとは!!


やつは被害者の知人になりすまし、偶像を配っていたのだ。


私はゆっくりと背後に忍び寄る。


そして足で思いっきり男の股を蹴り上げた。


男は悶絶してその場に倒れた。


「私の休日を奪った罪を反省しろ!!!」


そう言い捨てて私はその場を後にした。










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