第三十三話 新たな問題
ギルドに戻って次の依頼を受けようとした時、ギルド長が話をしてきた。
「おっといい所に来たね、モモコちゃん。ちょっと話があるんだけど」
「なんですか?」
「実は近々宝探しゲームが行われるんだけど、それにモモコちゃんに参加してもらおうかなって思って」
「宝探しですか。私は興味ないので遠慮します」
「締め切りは二日後までだから、それまでに気が変わったら教えてね」
ギルド長の言葉を無視して私はギルドを出た。
「えっと、次の依頼は・・・」
私は先程掲示板から取ってきた依頼を見る。
『おばあちゃんの体調が悪いので治してください』
たぶん病院にも行くお金が無くてギルドに依頼してきたのだろうけど、この報酬の額じゃ誰も引き受けないだろうな。
私がこの依頼を選んだ理由はただたんに年齢的に受けられる依頼がこれしかなかったからだ。
依頼主は孫の男の子だった。名前はテスといった。
「こんにちは。私はギルドから来たモモコです。よろしくね」
「モモコお姉さん、早くおばあちゃんを治してあげて」
テスに連れられ部屋に行くと、おばあちゃんが寝込んでいた。
「治せそう?」
「うん。ちょっと待って」
私はおばあちゃんに手をかざし、白魔法を使った。
しかしおばあちゃんは良くならなかった。
「えっ?どういうこと?」
魔法で治らないことなどあるのだろうか。
「ねえ、おばあちゃん良くなってないよ!」
「うん、ちょっと待って。今考えるから」
なぜおばあちゃんは回復しないのだろうか。
新たな問題がここで出てきた。




