表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/218

第二十九話 王命

「オセロというゲームを考案したのはモモコちゃんだよね?」

「いいえ、違います」

私はしらを切ることにした。


「でも依頼主のおじいさんは、モモコちゃんが教えてくれたって言っていたけど」

しまった。おじいちゃんに口止めをしておくべきだった。


「・・・はい。そうです」

仕方なく私は答えた。このまましらを切りとおすこともできたが、そうなるとおじいちゃんが嘘つきになってしまう。

それだけは避けたかった。


「そうか。ならばこれからモモコちゃんには都に行ってもらうことになる」


ギルド長は続けた。

「実はオセロを王様がとても気に入られて、そのゲームの開発者を連れてくるようにと王命を下されたんだ。三日後にはここに都からの使者が来ることになっている」


やはり想定していた通りに事が運んでしまった。


「お話ですが、私は都には行きたくありません」

「これは王命だ。王命に従わなければ謀反人として処罰されてしまうぞ」

「それでも行きたくありません。行けない事情があるんです」

「だがな・・・」

ギルド長は困った表情を浮かべる。


「私はすでに死んだことにしてください。そうすれば行かずに済みます」

「それは出来ない。そうしたら王命を受けたモモコちゃんを死なせてしまったギルド長の私が処罰されてしまう」


「じゃあ、替え玉はどうですか?」

「替え玉?」

「そうです。簡単に言えば私の身代わりを用意するんです。都にはその身代わりをモモコとして行かせます」


その後何度もお願いをし、結局身代わりを用意することで話がまとまった。


「いいか、このことがもしバレれば二人ともこれだ」

ギルド長は手刀で首を切って見せた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ