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第二十七話 おじいちゃんと私のおじいちゃん
私はとある村の依頼主のものへ来ていた。
依頼主は初老のおじいちゃんだった。
依頼内容は、昨年妻に先立たれて独り身なので、話し相手になってほしいというものだった。
こんなことまでギルドに依頼するのか。
「こんにちは。私はモモコです。よろしくお願いします」
するとおじいちゃんは私を見て頬を緩ました。
どうやら孫のような私が来たので、話し相手には嬉しかったのだろう。
その日一日はずっとおじいちゃんの話を聞いた。
「また明日も来ておくれ」
「わかりました」
オレンジ色の空の下、私はギルドに戻った。
ただ話を聞くだけで、報酬を貰えるのだから悪くはない。
が、これから毎日通うとなると、それはそれで面倒である。
さてどうしたものか・・・。
私は前世のことを思い出す。
「そういえば私のおじいちゃんって何していたっけ?」
私のおじいちゃんも依頼主と似た環境にいた。
「確か私のおじいちゃんは将棋が好きで毎日将棋を老人友達と指してたっけ」
その時、頭にビビッと来るものがあった。




