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ただ想うは君のことと・・・  作者: 小柴屋 歩夢
三章
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違う人

五月も終わりごろになると僕の町でも暖かい、主な足がバイクの僕にはこのくらいの気温がちょうどいい

今日は朝から、ジュンが自転車パンクしたから迎えに来てと電話してきたので、少し遠回りになるがジュンを迎えに行った


「歩美~やっぱバイクは速くていいな、俺もお前と一緒に取り行けばよかったな」


「もう車の免許取れるんだからいらないでしょ」


「今更いらねぇけどさ、お前と同じ時期に持ってたら楽だったなと思ってさ、そういえばケン君は?」


「ケン君は先行ってるって、何でジュン迎えに行かなきゃいけねぇんだって、歩いて行かせろって言ってたよ」


「たまにはいいじゃねぇかよな、てかケン君は歩美にだけしか優しくできねぇんだよ」


「ははっ、そんなことないよ、ケン君はみんなに優しいよ」


「そうかぁ、俺には優しくねぇけどな」


「そんなことないよ」

いつもとは違う道を、いつもとは違う人と学校に行く、たまにはこういうのもいいかな

僕は小心者なせいか、新しいもの、こと、が苦手だ、いつも通りが落ち着く

違う人か、美菜じゃない人と話してみるのもいいのかもな、今度タカ君に誘われたら顔出してみるかな


「歩美さ、卒業したらどうすんの?」


「まだ何も考えてないよ、ジュンは?」


「俺も別に考えてないけど、取り合えず専門でも通うかな」


「ふ~ん何の専門いくの?」


「まだ決めてない、何でもいいんだ、まだ働きたくねぇだけ」


「働くねぇ、想像できないよね」


「できねぇよな~」


学生をもう少し続けるか?社会人になるか、人生の大きな節目、それなのに僕は今まで、何も考えてこなかった、何かやりたいことが見つかるだろうと思っていたが、いつの間にか後一年もすれば卒業だ

美菜を見てからずっと、僕の中心は美菜だった

後悔なんてしてないけどね、でも卒業したらどぉしようかな


やりたいこと?ないな、、少し興味があるのはファッション関係、美容師もいいかも、ちょうど世間でカリスマ美容師なんてのが出てきた時代だ、カリスマねぇ、誰か有名人が紹介すればなれるんじゃないの?


はぁ~どうするかな

そんなことを思いながらジュンと学校に行った


教室に入るといきなり

「おお、二人ともおせぇんだよ、今週飲みどうだ?」


「タカ君おはよっ、最近タカ君とはその話ししかしてない気がするけど」


「タカ君今週なら俺行くよ、華ちゃんそういうのうるさくないし、俺は華ちゃん一筋なのしってるから」


「よし、一人確保歩美は?」


「美菜に聞いてみるよ、美菜がいいって言えば俺も行ってみるよ」


「何!ついに来る気になったか!よし歩美来るなら、ちょっとレベル高いの攻めてみるか」


「まだ行くとは言ってないからね、美菜にきいてからね」


「わかってるよ、ちょっとセッティングしてくるわ、じゃ歩美たのんだぞ」


いきなり現れて消えた、ダブリン

タカ君も先の事考えたりするのかな?ないな

美菜に今日聞いてみるかな・・・







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