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ただ想うは君のことと・・・  作者: 小柴屋 歩夢
一章
3/52

デュエット

 高校生活が始まった。


 可愛い子いないかな?、って可愛い子は一杯いる、高校生の頃は女の子と付き合いたいと言うより、エッチがしたいが勝っていた。


 とにかくエッチがしたい、してみたい世の中の男はだいたいそうだと思う、そうであってほしい、僕が異常だとは思いたくない。

 ちなみに僕は童貞だ、付き合った事はあるが、小心者の僕は手を繋ぐことも出来ず、会話すらもろくに出来ず、卒業と同時に自然消滅みたいな、消滅する物すら無いおままごとのような付き合いだった。


 とにかく高校生活の中で、エッチをすることは、僕の目標の一つ、叶えたい夢、そう夢だ、夢は見るものじゃない掴むものだ!

 

 掴みに行こうじゃないか!


「なぁ、歩美はヤったことあるの?」


「まだ、ただ早くヤりたい、ジュンは?」


「俺もまだ、ヤりたいよなぁ」


 ジュンは同じクラスで、高校でできた友達第1号だ、ただカッコをつけたくて吸い出したタバコを吸いながらそんな話をしていた。


「女もさ、そう言うこと考えたりしてんのかな?」


「童貞の俺に聞かれてわかると思う?」


「だよな歩美童貞だもんなぁ」


「うるせぇ、お前もだろ」


「でもさ、歩美ならすぐヤれそうじゃん!顔もいいしオシャレだし、なんだかんだお前人気あるみたいよ」


「そんな事言われても、どぉしていいかわからないのっ、とにかくスキルが足りないわけ」


「やっぱさ、年上の優しいお姉さんに手ほどきしてほしいな!」


「そう!それ!綺麗なお姉さんは好きですか?」


「「好きです」」


「そこだな、俺達はまず綺麗なお姉さんを探そう」


「賛成であります!隊長」


 ジュンはお調子者って言葉がピッタリだ、ケン君が言葉で笑わせるタイプなら、ジュンは体をはって笑わせるタイプ、そんな感じだ。


 ジュンは楽だ、小心者の僕は友達でも3人4人でいる時はいいが、2人はなぜか苦手だ、変な緊張をしてしまう、何か話さないとと思ってしまって、たどたどしい会話になってしまう。


 だから男の人でも、女の人でも2人という空間が、僕は苦手なんだと思う。


 そんな僕が2人で苦もなく居られる、話しが自然に流れる、上手く言えないが、ジュンは、歌が音程通りに歌える感じ、上手いデュエットだ、上手く話せない人は、下手くそな音程を外した、デュエットだ。


 ジュンも又、ケン君と同じく上手く歌える貴重な存在だ。


 高校生活を始めて、1番最初のいい事は、ジュンに会えた事、まだ知り合って間もないがそう思った。


「よし明日から綺麗なお姉さん探しを始めたいと思います」


「了解」


 こうして僕の高校生活は、綺麗なお姉さん探しと言う目標へと進んでいく・・・





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