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ただ想うは君のことと・・・  作者: 小柴屋 歩夢
一章
15/52

ボッチ

 今日は待ちに待ってない文化祭、授業を受けるよりかはいいかな程度の文化祭。


 ジュンは朝からはしゃいでいる。


「あそこ行って次あそこな、その後軽音見に行こうぜ」


「うん任せるよ、カズはどっかないの?行きたいとこ」


「俺は別にないからジュンの好きなとこでいい」


「どうせ最後にはいつものが集まるんだから、その前に行きたいとこ行こうぜ」


「だね、ジュンが飽きたら集まろ」


「君達、俺は飽きることを知らない男だよ、どこまでついてこれるかな!」


「出来れば、ここまでで」


「歩美つまんねぇこと言ってないでいくぞっ、そんなんだとモテねぇぞ」


「別にモテなくていい、モテたいけど」


「どっちだよ、行くぞ」


 いつものとはカズの家に溜まっている友達だ、最初は5、6人だったメンバーが今では20人以上いる

カズの部屋だけじゃ収まらずリビングまで人が入っている。


 カズの家は共働きなので昼間は誰もいないが、さすがに申し訳ないと思って、前に1度ママさん嫌がらない? と聞いたことがある。


 カズは「全然、オヤジもオフクロもなんとも思ってねぇよ、むしろ友達多くて喜んでるくらいだ」と言っていた。


 僕達は誰に言われるでもなく、軽く片付けてから帰っていたし、ゴミは全部持ち帰っていた、そう言うところに、ママさん達も気づいていたのかなと、だからフレンドリーに接してくれたのかなと思った。


 多分高校生活3年間で1番多く人と話すのは学校ではなくカズの家だ。



 今僕は薄暗い場所で、あまり上手くはない歌を聴いている、多目的ホールと呼ばれるその場所で軽音楽部の人達が歌っていた。


 上手くはなくても人は結構入っている、そんな場所からカズと、ジュンを置いて1人で出て行くところだ。


 え、出た所に美菜さんが1人でいた。


「美菜さん」


「あっ、歩美君」


「何してるんですか?小華さん達は?」


「うん、今華達と軽音見にきたんだけど、疲れちゃって」


「俺もです、あっジュン達と来てて」


「そっかそっか、一緒だね」


「一緒ですね」


「歩美君暇?暇なら話し相手になってよ」


 なんだこの展開、別に断る理由なんかないよ暇人だし、どうしようかなと思ってたとこだし、あったとしてもそっちを丁重に断るに決まってるじゃん。


「別になにも予定はないです、見たままのボッチです」


「ふふ、じゃ決まり行こっ、ボッチ君」


「はいっ」


 美菜さんとこんなに話ができるなんて、夢みたいだ、文化祭最高じゃん、それと美菜さんを疲れさせた軽音の皆さん最高です。


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