アルケミスト・サモナー
初めて投稿させていただきます
読みにくいことや誤字脱字なと多々あると思いますがよろしくお願いします。
そもそもの始まりはソーシャルゲームだった
その名も『アルケミスト・サモナー』
アルサモとユーザー達からは愛され…ていたわけではない
何分無課金にはきついゲームだった。
まず、アルケミストとしてアイテムを作り出す
それは武具やアクセサリー、薬や消耗品など様々でそれを作るためのレシピを手にいれなけれはならない。
レシピ獲得ガチャはしぶくてまともな装備を揃えるならいくらかかるか?と疑いたくなるほどしぶい
しかも、レシピをてに入れて終わりではなく錬金するために材料も取りに行かなくてはならない
サモナーとして従魔を率いて材料をクエストにて取りにいくのだが従魔石と呼ばれる石が必要だった。
もちろん従魔石ガチャもしぶかった
十連で確定ランクは4まで最高の5を持っているのが奇跡といわれていた。
そして従魔石をアクセサリーにはめて召喚するのだが召喚した従魔に好物を食べさせてあげなければならない
ランクが低いピクシーやドワーフなどは飴玉やクッキーなどでいいが、高ランク従魔のベヒーモスなどはドラゴンステーキやクラーケンの煮物など魔獣を倒さないとてに入らないような料理をしなくてはならない
もちろんレシピも必要だ。
従魔は好物をあげないと拗ねて帰ってしまったり機嫌が悪くなり命令無視もある、あるレビューでは従魔に攻撃されて死んだとも書いてあった。
好物を作るためには魔獣を倒すのはもちろんだが野菜や香辛料などは街で買うしかない。
そのためにはお金が必要になりお金の稼ぎ方もひどかった。
ユーザーはギルドかショップを経営しなくてはならない。
ギルドは何人かの人が集まりNPCからのクエストや別の人から依頼されたクエストをクリアし貢献度を貰う
ショップは一人で店を開く。錬金したアイテムを別の人に売ったりソロでクエストをこなして貢献度を貰う。
そして月の終わりに王国の財務課にいき貢献度によって金貨を支給されるというしくみだった。
もし、月の終わりに財務課にいけないと金貨はてに入らず3ヶ月貢献度を獲得していない場合はギルドは取り消し、ショップは閉店させられる。
そして、ギルドは支給された金貨を人数分で分けなければならないし、人数が多いほど従魔の好物も必要になるし、アイテムの回復薬や消耗品もかかるため維持が大変になる。
ショップはソロでクエストできればいいがレシピも従魔も弱ければまともにクエストなんかできない。なにせ初の王国から一歩でればどんなエンカウント率か知らないが最大級魔獣に遭遇することもある。
だから自然とアイテム売却メインとなるが貢献度は低くそんなに稼げることもなく貯まらないのだ
こんな何十苦なんだと騒がれ非難されても運営側から一切の連絡はなく本当に運営しているのかわからない状態だった
こんな、クソゲー、無理ゲー、鬼畜ゲーと言われる『アルケミスト・サモナー』を私は無課金で楽しんでいたのだ
私は宮前鈴子
28歳、彼氏なし=年齢のしがないoLだ
好きなものはゲームにアニメ、ネット小説を読むなど枯れていた。
でも、私にとって満ち足りた日々である
元々人付き合いが苦手で友達もいない、職場でも1日話さないことなんていつもだし、昼休みはゲームしたいから自ずと誰もいない場所に落ち着いている
そもそも働く理由がゲームやアニメなのだからそれがなくなったらなんのために働いているかわからなくなる。
だから私は通勤中の電車の中、昼休み、家についてからずっと『アルケミスト・サモナー』をやっていた。
他の人が言うように私には無理ゲーではなかった。
ガチャは普通にランク5がでるし、エンカウントも悪くなくどんどん強くなっていったし人に付き合うのが苦手だからショップにしたがソロでクエストも行けるので貢献度の心配もなかった。
アバターも気に入っている。ゆるふわなウェーブの茶色の髪がかたにかかるくらいにし、こだわりのアホ毛もつけた。
目は大きくくりくりに色白な肌に胸も少し大きくしてみた。
種族も選べてエルフと迷ったけどヒューマンした。
アバターを作るのは楽しくて仕方ない、現実の自分にはないものばかり詰め込んでみた。
衣装だって可愛くフリルが入ったミニスカートのワンピースにショートブーツをあわせてそしてローブを羽織って28歳が着てたら引かれる感じになっている。
衣装を買うには金貨がいる。だから今日はショップのアイテムを整理しようとショップの画面にしていたらNPCが入ってきた。
イベントなどでクエスト依頼にNPCが入って来ることがあるので私はイベはじまったんだなぁと思い、キャラをタップした。
タップしたキャラの依頼は『女神に会って欲しい』だった。
なんだこれ?いつもなら『魔獣を倒して欲しい』『薬を作って欲しい』などだが会って欲しいは初めてみる
新しいイベは少し違うなと思いながら受けるをタップした。
クエストを受けたら地図が出てきて点滅している。神殿のようだ
結構やりこんではいるが神殿なんてあっただろうか?
新しく実装されたんだろうと思うとワクワクしてくる。
私のショップがあるアルケモナ王国から結構離れている場所だった
移動はカーソルでキャラを動かして進めるが画面切り替えやエンカウントなどですごく時間がかかりそうだ
私はケットシーの指輪、デュラハンの腕輪、不死鳥の髪飾りを装備した。
どれもガチャでてに入れた従魔石をつかってつくったものでランクはみんな5だった
従魔には名前変更ができたのでケットシーは江戸っ子風な衣装の黒猫であったから猫市にした。能力は運命操作でラックがめちゃくちゃ上がる、そのため下手な魔獣にエンカウントしなくなる。
戦闘になっても召喚すればクリティカル確定の命中率アップ
好物はかつぶしご飯だ
デュラハンはデュランにした。ただハをなくしただけだけど親しみやすくしてみた
白い甲冑に頭を小脇に抱え白馬にのる姿は勇ましく騎士って感じでかっこいい。
能力はチャリオットで機動力アップにスタミナアップがつく、召喚したら攻撃力アップに防御力アップだ。
好物はクイーンローズのエレガントティーなんて洒落ている。
不死鳥はフェニーにしてみた。半人半鳥な子供みたいな外見で宝玉をもっている。衣装も中華風なのがまたかわいらしい
不死鳥だから漢字もいいかなって思ったが可愛くしたかったから不死鳥=フェニックス→フェニーでいいやとなんだかよくわからない方程式になりその名前になった。
能力は無限回復。移動中、戦闘中でもHPとMPを回復し続ける優れものだ。召喚したら異常状態回復に蘇生がつき死んでも街に戻されない
好物は極楽鳥の温泉卵、鳥なんだけどなぁ
以上がクエストにいくときの最高の布陣なのだ。
そして、アイテムからフライングカーペットを取りだし装備した。移動用アイテムで移動は速くなるがMPを吸われ続けるなんともhigh&lawな代物だが不死鳥の髪飾りを装備した私には全く問題なかった
おっと、無限バックも装備を忘れない。
アバターの装備画面にバックをひっぱり装備させた。
無限バックはショップにあるアイテム庫から無限にアイテムを取り出せるレア物だ。レシピも材料もてに入れるのに苦労したが苦しんた分以上に役にたっている
おかげで武器を装備せずに移動できるので重さによる速度ロスもないし、薬も使いたい放題だ
これが私のクエスト装備が完了した。
なんとか書き上げました。
次から異世界にいきます。