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プロローグ
天使と呼ぶには、その姿はあまりにも普通だった。私の布団にくるまってすやすやと眠る姿は、ただの不審者そのもので。そもそも羽根、生えてないし。上下スウェットだし。天使だ、という部分を無理やり見つけるとすると、その整いすぎた顔立ちと綺麗な金色の髪。
初めて見た時には外国人のホームレスが家に侵入してきたんだと思った。にしては無防備すぎたし綺麗すぎたけれど。声をかけるかかけまいか、迷っているときにうっすらと目を開けた美少年。その少年の一言を聞いたとき、何故か素直に信じちゃったんだよなぁ。
「初めまして、天使です」