VR IMU
今回は導入部分だけ
次回から転生ファンタジーになる予定
追記:執筆中止しました。
「これで、いいのかな?」
男がひとりごちる。
「でも特に問題ないよな?」
超高精細ディスプレイが2段3列と並んだ六畳ひと間。
本棚もなければ時計もない殺風景な部屋。
安い業務用デスクに不釣合いな高級PC用チェア。
デスク周りにあるのは空になった缶コーヒーと、
かつて缶コーヒーだった灰皿。
それともう2本しか残っていないタバコと100円ライター。
「うん。これでいいじゃね?完成だろ。」
一旦キーボードから手を離しタバコに火を付ける。
「あ、最後にまとめてチェックだけはしておかないとな。」
・・・
「特にはないな、問題なし、完成。」
これが後に世界を変えてしまうVR完成の瞬間である。
男が画面の隅っこを指でつつく。
「あー、俺だけど前言ってたやつできたよ」
「そうそう、いやー結構難しいわーなんかねー
人間ってかなりいい加減なつくりしてる割に
細かいところでうるさいんだよ。」
「で、そっちはどうよ?どんな感じ?」
「ほう一応できたと、じゃデータ送ってみそ、
試してみるわ」
・・・
「うわ、ファンタジーかよ、似合わねぇ。」
「絶対学園ものだと思ってたのに、お前ショタだし。」
「はいはい、ご高説はいいから。」
「じゃ、これ持って行ってくるわ」
「お疲れーまたねー、次回作もよろしく。センセ。」
病室内でパソコンを接続しながら被験者のカルテを見る
「徳翔院 昴さん 38才独身 当時一部上場企業の課長さん・・・か。
イケメン課長って感じだなぁ」
「でも残念ながらトラックはねられ意識不明の重体が半年か。」
そりゃあご両親にとってはできることを全てやってあげたいよなぁ
俺みたいな怪しいの頼るぐらいだからなぁ
できるのは夢を見させてあげるだけなんだけどなぁ
さて、準備よし。
「では、VR IMU 起動します。」




