まどろみ
ぼちぼち更新中
朝ゆっくりと目が覚める。
まだ半分は眠っている。
俺はこの時間が好きだ・・・
幸せを感じるといっても過言ではない。
そして横にはあたたかくやわらかいものがある・・・
時折「ふにゅぅ」などと聞こえてくるのも耳に心地いい・・・
この抱き枕はとても心地いい・・・
抱き枕?
俺は抱き枕なんて持ってないし、仮に抱き枕だとしても「ふにゅぅ」なんていわないだろ。
「(いったい何なんだ?)」
この幸せな時間を放棄するのは名残惜しいが、抱き枕?の正体も気になる。
ゆっくりと目を開けると、そこにはクレアが寝ていた。
「・・・・・・・・」
しばらく状況がわからず固まっていた。
「何でクレアが俺の横で寝てんだ!?」
おそらく夜中に寝ぼけて入り込んだのだろう。
クレアはいまだに気持ちよさそうに寝息を立てている。
するとクレアが寝返りをうった。サイズが合っていないため、寝返りをうったときに服が少しはだけてしまった。
なんというかとても艶かしい光景だった・・・
紳士ならば目をそらすべきなのだが、幸運なこ・・・もとい残念なことに寝起きの俺は紳士ではない。
誰に対してかわからない言い訳をし
「(もう少し見ててもいいよな・・・)」
クレアから目が離せなかった。
そうしているとクレアが目を覚ました。
そして自分の今の状況を理解し
「あんた、あたしが寝てる間に何してんのよ!!」
「何もしてねぇよ!!」
「お前が勝手に俺の布団に入ってたんだろ!!」
「うるさぁい!そうだとしても何であたしの服があんなにはだけてるのよ!!」
「それにあんた見たでしょ!!」
真っ赤になりながら怒っている。
寝起きだらかなのか、怒っているからなのかはわからないが羽が出ている。
そして羽と一緒に怒りのオーラも・・・
「それは・・・」
実際に見てたので口ごもってしまう。
「いっぺん死んでこい!!!」
言い訳をする間もなく全力でぶたれた・・・
どうでもいいが、クレアは羽が出ているときのほうが力が強いようだ。
顔に痛みを感じつつ、朝食を食べ終え準備をする。
「今日も学校だから家で留守番しててくれ。飯は冷蔵庫に入ってるから温めて食べてくれ。」
「あたしも学校に連れて行きなさいよ!」
「無茶言うなよ。お前服無いんだから・・・」
「帰りにお土産でも買ってきてやるから、今日は我慢してくれ」
「む~。わかったわよ」
何とか納得してくれたようだ。
「それじゃぁ行ってくるよ」
「行ってらっしゃい」
カミトは誰かに「行ってらっしゃい」といってもらえる喜びを感じながら学園へ向かった。
テスト近いのに勉強してない・・・




