仕事でゲームで仕事
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無人島漂流記が終わって、いつも通りに城へと転移させられた。それで確認してみると、レベルが5も上がっていた。やっぱりイベントの経験値は美味しいな。これだからイベントは止められない。それで増えたスキルポイントを異形操作につぎ込んで、今日からまた食べて働いての繰り返しになるとは思うんだよな。何というか、このゲーム世界にも慣れてきたよな。妖精であることがメリットになっているんだからいい。まあ、色んな種族でプレイしてみるのもいいかもしれないけど、それは妖精を極めてからで十分かな。そう思う。まあ、色々と出来ることが増えるのはいい事なんだけど、それでもね。さて、それじゃあ食べに行きますか。経験値を稼がないといけないからな。
それでいつも通りに経験値を稼ぎつつ、販売をしていたんだけど、外から連絡が来た。……まだ1年も経っていないはずなんだが。それに、次からは1年じゃないかもしれないって言ってたんだがな。もしかして、1年よりも前倒しになるって意味だったのか? それはそれでどうなんだとは思う訳なんだけど、呼び出されたのであれば、ログアウトするしかない。そういう契約だしな。ササッと問題を片付けてきて、レベル上げをしないといけない。
「ログアウトしました。どうしましたか?」
「ああ、ちょっとね。色々とあってさ。所で、ゲームは快適かな?」
「快適ですよ? つい先日イベントが終わったばかりですし、今は経験値を稼いでいる所ですね」
「そうなんだね。それでなんだけど、ちょっと実験に付き合って欲しくてさ」
「実験ですか?」
「そう。実験だよ。まあ、何のことは無いんだけどね。お仕事をしてもらおうかと思って」
「仕事ですか? 正直、仕事は出来ないと思うんですが……」
「いやいや、ちゃんと君でも出来る仕事だよ。元居た会社では、プログラマーをやっていたんだよね? どんな言語を使っていたんだい?」
「言語ですか? CとC++とC#、Java、JavaScript、PHP、Rubyですけど……」
「7言語も使えたのかい? それはいいね。まあ、ちょっとしたプログラムを組んでもらいたいんだよ。納期は気にしなくても良いから、その7つの言語で作れるプログラムを作って貰う事になるかな」
「あの、流石に手が動かないと無理なんですけど……」
「大丈夫大丈夫。今のゲームの中で作って貰う事になるから。定期的にこっちから仕事を投げるから、それを作って貰いたいんだよ。それで、ゲーム会社の方にも連絡を取って、仮想ノートPCを送り込んでもらうから、そのゲームの中で仕事をして欲しいんだ。出来ない事は無いでしょ?」
「ゲームの中で、ですか? ……まあ、出来ますけど。でも、難しいものは作れない可能性がありますよ? 俺が出来たのって、パソコンのゲームが精一杯と言いますか。基本的には業務用のプログラムを組んでいただけですし」
「それで良いんだよ。動作確認なんかはこっちでも出来るから、その為の仕様書とかは送るし、資料なんかもちゃんとデータ化して送り込むからね。後はインターネットにもアクセスできるようにしてもらうから。だから、ゲームの中で仕事をしてみて欲しいんだよ。ちょっと長くなるかもしれないけど、大丈夫かな? 無理そうなら断ってくれてもいいんだけど」
「いえ、まあ、出来ない事でもないので、やりますけど」
「そうかい? 助かるよ。じゃあちょっと先方に伝えてくるから、ちょっと待っててね。まだログインしないでそのままで居てくれるかな?」
「解りました」
そういって医者が何処かに行った。ゲーム内で仕事をするのか。2年くらいのブランクがあるけど、まあ、何とかなるだろう。仕事の内容が難し過ぎたら、ちょっと困るんだけど、まあ、仕事だしね。ゲームの中で仕事をすることになるとは思わなかったけど。でも、なんの実験なんだろうか。特に何かをって事にはならないとは思うんだけどな……。
そんな感じで3時間くらい放置された。……喉も乾かないし、お腹も減らないから不思議なものだな。体には無数の計測器を繋がれている。中には腕に刺さっているものもある。痛みは感じないんだけど、何というか、SFの中の世界だよなあって感じがするんだよ。不思議な感覚だよな。まるで生き物じゃないかのようだからな。まあ、碌に見えないんだけどな。見たらぐろいかもしれないから、これでいいんだけど。
「お待たせ。先方からもOKが出たよ。それでなんだけど、プログラム言語を1つ覚えて欲しいんだよね。仕事の合間で良いから、覚えてくれないかな?」
「新しい言語を覚えるんですか? 何という言語です?」
「Kingsっていう言語なんだ。今の最先端の言語だよ。AIやワールドシミュレーターに使われている言語になるんだ」
「……知らない言語ですね。それを覚えるんですか?」
「そう。まあ、時間もたっぷりあるし、問題ないんじゃないかな。基本的には他の言語よりも簡略化されているって話だしね。処理もAIが手伝ってくれるから、今までの言語よりは覚えやすいんじゃないかなって思うんだけど、こっちも専門家じゃ無いからね。気長に覚えて貰えればいいんだよ」
「まあ、難しい言語ではないってのは、どの業界でも言いますからね。期待しないでおきますけど。ぶっちゃけ、言語習得って2年から3年はかかりますよ? 集中的にやれば1年で覚えられるとは思いますけど」
「いやいや、焦らないからね。徐々にでいいんだよ。それじゃあゲーム内に業務データを送るから、それを着手してくれるかな」
「解りました。ゲーム内で仕事をすればいいんですね。出来るだけやってみますけど、無理な場合はどうしたらいいですか?」
「無理なものは無理って言ってくれれば良いかな。強制でも無いからね。出来ないものについては、業務依頼先が分解して送ってくれると思うし」
「ん? 病院からの依頼って訳でもないんですか?」
「病院からの、ではないよ。まあ、ちゃんとした会社の仕事だから問題無いから。その分のお給料はちゃんと振り込まれるからね。その辺は無理なく仕事をやってくれれば良いから」
「解りました。出来る限りやってみます」
まあ、仕事って言うんだから仕方がないよな。そもそも仕事でゲームをやることだったわけだし。それが普通の仕事になっただけなんだから、何ら問題は無いよね。まあ、世界はゲームの中なんだけど。それでも仕事は、普通の仕事は久しぶりだな。ちょっと忘れているかもしれないし、まずは簡単な仕事であればいいんだけど。とはいっても、簡単な仕事については、俺じゃなくても出来るんだし、ある程度の難易度の仕事が降ってくるとは思うけどな。出来る事と出来ないことがあるから、その辺は注意しないといけない訳なんだけど。
しかし、新しい言語を使うとなると、結構厳しい仕事になるかもしれない。まずは習得のための仕事が必要になってくるからな。その辺、向こうの会社が何を思ってそれを投げてくるのかにもよるんだよなあ。訳の分からないプログラムを作る程、卓越した技術を持っている訳でもない。新しい言語なんだから、特にだよな。素人レベルで出来るものなのかって所もあるんだよ。業務用のプログラムくらいなら何とかなるとは思うけど、AIとかワールドシミュレーターってもの凄い技術が必要になると思うんだけど、大丈夫だろうか。俺で出来る範囲だったらいいけど。まあ、無理でも何とか形にはするんだけどさ。余程の難解なものについては戻しても良いってのが救いか。昔は有無を言わさずやれって方針だったしなあ。拒否権があるだけまだマシである。




