いかだで脱出
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朝になる頃には、いかだが完成していた。……懸念していた夜襲は無く、安全に朝を向かえることが出来ていた。……まあ、問題は無い訳では無いんだけどな。まだ食料が完全に集まっている訳ではないから。今の所、2日分なら何とか食料が足りるだろうというところまでは来ているんだけど、予定では5日分は必要になるとは思う。そのくらいの余裕は持っておきたい所ではあったんだよな。
「じゃあ食料を集めてくるわ。そっちは食料を加工してくれ。念のために、海上でも食料を確保できるように、釣り竿なんかも作っておいてくれると助かる。餌は、まあ、何とかなるんじゃないのか? 多分だが」
「解った。必要になりそうなものを適当に作っておくか。必要なければそれで良いんだ。まあ、こっちはこっちで上手くやる。そっちも出来る限り食料を集めてくれ。目標は今夜には出発したい。出来るだけ早い方が良いだろうからな」
「解っているさ。夕方には戻る。それで食料が足りる筈だ。基本は果物になるとは思うがな。……思ったよりもモブが少ないんだよな。動物系の魔物も少ないし、メインは果物になるとは思う」
「だよなあ。思ったよりも奥に行かないといけないんだろうな。そんな事をしているよりは、近場で果物を集めた方が良いとは思うが。……毒のあるものもあるんだから、気を付けないとな」
そんな訳で、食べ物をメインに探索である。夜のうちにいかだが完成したんだから、後は食べ物。生き残るために必要な食べ物を入手しないといけない。マジックバッグがあるから大丈夫とは行かないんだよなあ。集めるのはいいんだけど、保管しても良いのかが解らない。俺が死んだら問題になるんだからな。だから、箱とか入れ物系は準備してもらった方が良いとは思うんだよ。多分解ってくれているとは思う。夜のうちに話はしておいたからな。枝の籠になるのか、蔦の籠になるのかは知らないが、必要なものは作ってくれるとは思っている。なんだかんだと昨日の1日で信用できるだけの関係は作れているからな。問題は無いはずだ。
「しかし、思ったよりもモブが少ないのはなんでなんだろうな。もっと襲われるかもとは思ったんだが……」
「いや、今回に関しては仕方がないんじゃないか? モブが多すぎたら、生産職だけの場所とかもあるだろうし、モブを排除できないんじゃないのか?」
「ああ、それはあるかもしれない。だとすると、戦闘職だけで何とかしようと思うと、別の方法があったんだろうな。多分だが、島を全部調べる勢いでやらないといけなかったんだろうとは思うが。何かはあったんだろう」
「だろうな。戦闘職だけでも、生産職だけでも何とかなるような難易度にはなっているはずだからな。今回の脱出方法は生産職用の脱出方法だとは思うぞ。戦闘職だけなら、島全体を探索した方が早いんだろうとは思う」
「だよなあ。まあ、そんな事を言ってもって感じではあるんだが。そうなると、本当に鉄はあるのかね? 鉄を見つけるのってかなり難しいとは聞くが」
「さあな。もしかしたら4日目の夜にギリギリで島に流れ着いてくるのかもしれない。それくらいじゃないと難易度的に難しいだろうからな。魔石は島を探索していれば、何とかなるんだろうとは思うぞ。まあ、俺たちみたいに15人がフルで使えない状況になっていなければ、って事にはなるんだろうけどな」
確かになあ。普通に考えて、最初に6人が離脱したのは痛すぎる。まあ、その分いかだは小さくても良かったんだけど、そもそも15人で脱出する難易度の筈だからな。船を作るとなると特にだろうが。それなりの難易度であると思うイベントを、無理なくクリアさせるのは難しくはない筈なんだよなあ。運営的にはこんな状況も想定内と言う事なんだろうとは思う。……目先の利益なあ。そもそもこのイベント中に経験値が稼げるとは一言も書いてなかったんだけどな。脱出したら経験値が貰えるのは解っているんだ。イベントの最後に経験値を配ったのは2回のイベントで解っているんだから。夏休みの経験値イベントは放置な。あれはそういうタイプのイベントじゃないし。
「さて、こんなもんでどうだ? そろそろ5日分、いや7日分くらいは集まったと思うんだが」
「ああ、大丈夫なんじゃないか? 海岸の方に戻ろうか」
「賛成だな。出来れば日が暮れる前に出発しておきたい」
そんな訳で、海岸線の方に戻ってきた。そこには、色んなものが置いてあったが、……全部はいかだの上に乗らないぞ? どうするんだろうか。
「おう。思ったよりも早かったな」
「まあな。……んで? これはどういう状況なんだ?」
「いや、いかだなんだが、改良できるらしくてな。パーツを色々と作ってたんだ。よく解らないが、いかだを作った後に解禁されたらしくてな。色々と面白そうな仕様もあったから、試そうと作ってたんだよ」
「……これって本来必要なものなんじゃないのか? 解禁されたって、オプションって訳でもないんだろうし」
「だな。時間ギリギリに帰って来なくて良かった。これを取り付けるにも時間が必要になってくるんじゃないのか?」
「そうだぞ。だが、いかだ単体では不安だったのも確かなんだ。こういう風に組み立てるのが正規の方法なんじゃないのか? 詳しい事は解らんが、やれることはやっておくべきだろう。だから木を伐り出したり、色々とやらせてもらった訳だ」
「いいんじゃないか? より安全に航海に出ることが出来る。それじゃあ料理は任せて、後の皆でゲージを貯めないといけないだろうな。手分けしてやるか」
色々とオプションを付けていく。まあ、確かに何もなしでは不安だったからな。多少なりとも丈夫になってくれる方が有難いのは確かなんだよ。今までの状態でもちゃんとゴールは出来たんだろうけど、不安もあったからな。そんな不安を払拭するかのようなオプションは、確かに有難い。まあ、俺の場合は帆にくっ付いていればいいんだろうけど、他の種族はなあ。マーマンはまだいいんだろうけど、今回はマーマンは居なかったし。あれば安全にクリア出来るんじゃないかな。
そんなこんなで準備をして、夕方までには何とか間に合った。最速では無いにしても、いかだが2日目に出来ていることは喜ばしい事だからな。と言う事で、早速乗り込んで出発である。
「お? 体の制御が奪われたな。と言う事はオートで辿り着くことになるのか」
「ここからも何かしらあるんじゃないかと身構えていたが、何も無さそうで安心したな」
「感想戦って事になるのかね。まあ、一時はどうなるかと思ったが、無事に脱出できたみたいで良かった。これで経験値もちゃんと入ってくれれば御の字って所だろうな」
「これで足りなければ、難易度が高すぎるだろうから問題ないとは思うけどな。流石に船を作って脱出する方が安全だとは思うが、これでも十分だろうし」
「ですよね。……ここまでのようですね。暗転してきましたし」
「だな。楽しかったぜ。また向こうでも会おうや」
「フレンド登録はどうする?」
「まあ、いいんじゃねえか? こういうのも一期一会って奴でさ。結局名前なんかも名乗ってないからな。見かけたら声をかけるでいいじゃねえかよ」
「そういう出会いも、有りなのかもしれないしな」
『その後、3日間の漂流をして、無事に大陸へと辿り着きました』
『クリアタイムは108時間(36時間)となります。クリアタイムボーナスが加算されます』
『強制ログアウトになります。お疲れさまでした。またのイベントをお待ちください』




