無人島脱出作戦開始
OFUSE始めました。
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『無人島漂流まで――3、2、1、0』
一気に周囲が暗転した。一応畑に居たんだけど、ここは何処だ? 気絶中か、起きるまで30分。マジで? 誰かに起こしてもらわないといけないんじゃないか? 誰か! 起こしてくれ! 頼みます! という祈りも虚しく、起こされたのは5分後だった。いや、十分早いか。
「最後の漂流者が妖精か。15人だし、確定っぽいかな」
「マジで? 妖精居るんじゃん。マジックバッグは決定な」
「そうそう、それくらいしか役に立たないんだからマジックバッグよろしく」
「お前ら、今回のイベント内容解っているのか? 無人島から脱出するのが目的だぞ?」
「脱出しなくてもいいじゃん。俺らは経験値を稼ぎに来ただけだし」
「そうそう。とっとと魔物を狩りに行こうぜ。1時間で5日も遊べるんだからよ」
「んじゃ! 脱出頑張ってね!」
開幕6人が消えて行った。……あいつら、本気で何がしたいんだろう。イベントの内容解ってないのか?
「さて、開幕9人になった訳なんだが、ここにいる全員は無人島を脱出するって方向で考えていいのか?」
無言で頷く8人。そうだよな。そういうイベントだもんな。寧ろあの6人が馬鹿としか思えないんだが。そもそもあの6人。武器も持ち込めないってなっていたんだけど、解っているのかね? 魔法主体でも、防具も無しに、杖とかそういうのも無しに、戦闘をするのは辛いと思うんだけど。
「解った。自己紹介をしても意味無いとは思うから、自分の出来ることをいうか。俺は戦闘職だ。……武器は持ってないと、スキルは使えない」
「俺も戦闘職だな。拳で戦うから武器なしでも何とかなる」
「私は――」
そんな訳で自己紹介で解ったことは、戦闘職が6人、料理人が1人、花農家が1人、鍛冶師が1人。因みに俺が花農家だ。解り切っていることだとは思うが。そして、戦闘職が6人だが、武器なしでは何ともならないのが5人。まあ、これが普通だろうな。
「それで? どうする? まずは食料だ。水はゲームだから何とかなるかもしれない。だが、食料は別だ。満腹度の回復は必須だぞ」
「俺から良いか? 普通に考えて、戦闘職に武器なしは厳し過ぎる。と言う事は、武器はその辺に落ちているものを使えと言う事だと思う。砂浜には武器が落ちているんじゃないか? 性能は確かに悪いんだろうが、スキルが使えないよりはマシだろう」
まずは武器の調達。それが無いと満腹度も何も、食料が手に入らない可能性がある。まずはそれを潰しておきたい。戦力外が5人居るよりも、何かしらの行動をした結果、武器が見つかりませんでしたって方がまだ納得が出来る。まあ、何かしらは落ちているんだろうけどな。
「そうだな。仕様の確認も兼ねて、無人島の海岸を探すか。特に戦闘職の5人はそうしよう。残りは、危険だが奥の探索に行くのはどうだ? そっちでも何か手掛かりになるものがあるかもしれないし」
「護衛は俺がする。3人くらいなら何とかなるとは思う」
「俺も一応は魔法を使えるから、乱戦にならなければ魔法を使える」
「決まりだな。1時間後に何もなくても帰ってくるようにしよう。……それと、あいつらはどうする? 見つけたら殺した方が早いか?」
「あいつらはもう敵でいいんじゃないか? 悪いが、問答無用で殺す方向で考えよう」
「異議なし。協調性の無い奴とは生き残れないって、常識だからな」
「全くだ。しかも武器なしでどうするつもりなんだろうな?」
「さあ? 馬鹿の考えることは解らん。それじゃあ行動開始だな」
そんな訳でとりあえず陸地を探索。サバイバルなんてやったことはないが、船を作れば脱出できるだろう事は解る。その方針で行くなら、この森の中のものを使えって事なんだろうが、多分これも使えるんだろうな。
「なあ、この蔦、ロープか何かに使えないかな?」
「蔦か。……使えるかもな。採取していくか。ナイフは無いから、引っ張ってみるか」
「俺がマジックバッグのスキルがあるから、採取できたら俺が荷物持ちをやるわ」
そういって引っ張ってみたんだが、かなり丈夫らしく、引っ張ってもびくともしなかった。……逆に考えれば、ロープとしては最適なんじゃないか? 問題は多くあるとしても、採取できれば、ロープとして機能するとは思うな。
「……無理だな。採取出来ない。今はまだ諦めるか」
「逆に考えれば、それだけ丈夫って事だな。使えそうな素材じゃないか」
「ああ、なるほど。そういう見方も出来るのか」
「食えはしないだろうし、多分だが、船に使うんだろうな」
そんな感じで探索をしていた。そうすると自生している果物があったり、謎の花があったりもした。とりあえず、マジックバッグがあるので、片っ端から採取してきたんだけど、何に使うのかも解らない状況だからな。しかも毒が無いとは言い切れない。心配のし過ぎなのかもしれないが、俺が運営なら毒のあるものを混ぜるだろう。そして、見分け方も存在するんだろうな。その辺は海岸を探索している人たちが頼りになるとは思う。因みに、蜜玉は無かった。花粉も無かったぞ。
そうこうしている間に、あっという間に1時間が過ぎていたので、慌てて海岸の方へと戻ってきたら、武器らしきものを持っている戦闘職5人の姿があった。
「お疲れ。そっちは何かあったか?」
「こっちは果物やら花やらが大量にとは言わないがあった。とりあえず採取してきたが、何に使うのかが解らない。そっちはどうだ?」
「こっちは武器の代わりになるものが落ちていた。それと、鍛冶師のハンマーとか、鑕の代わりになりそうなもの、後は薬研なんかがあったな。使い方は、なんかスキルが無くても解る仕様になっているらしい。俺らでも生産活動は出来そうだな。多分だが、こう言ったものがいくつも落ちているんだろうと思う」
「どうする? それならある程度のものを集めた方がいいんじゃないか? そうしたら使い道の解らないものも使えるようになるんじゃないか?」
「なるかもしれないな。とりあえず、物資を何処に置くのかだ。……海岸線沿いはおススメしない。私が運営なら、高潮くらいは起こすだろうしな」
「となると、高台の方が良いのか。……あの辺はどうだ? 丁度崖になっている部分がある」
「あれなら、何とかなるんじゃないか? 拠点としては十分だろう」
あからさまに拠点にして下さいって感じの場所がある。まあ、順当に考えてそこを拠点にするんだろうな。運営がこちらの想定以上に意地が悪ければ、あそこも駄目なんだろうけど、そんな事を言い始めたら何処も駄目になるからな。拠点はあそこでいいんじゃないかな。
そして、そこに物資を集めておいて、そうだな。ここは俺だけ単独行動をさせてもらった方が良いのかもしれない。
「なあ、俺が単独行動をしても良いか? 海岸線にあるものを片っ端から集めてきたいんだが。出来れば、無人島を一周する感じで集めて来ようと思うんだけど、どうだろうか」
「……効率を考えれば、その方がいいんだろうが、護衛に1人付ける。その方が良いだろうしな。それに、持てない程の重い物があったら困るだろう? 一応妖精のSTRは死んでるって聞いてるしな。荷物持ちは貴重なんだし、単独行動はしない方が良いだろう」
「じゃあ、俺が付いてくわ。よろしくな」
「すまない。よろしく頼む」
「じゃあ、海岸線を1周してくる。多分帰るのは2日目か3日目になるんじゃないか? 明らかにここから進むなって場所があったら帰ってくる。それでいいよな?」
「ああ。流石に1周なんて馬鹿な事は運営も考えないとは思うけどな。気を付けて行けよな」




