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花の売り先

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 収穫をして、種を植えたら放置か。何もする事がないんだよね。暇なのは問題だよな。とりあえず何かしないといけないと思うんだけど、まあ、まずは散歩だよね。何があるのかを見て回った方がいいとは思う。そこそこ広い場所なんだから、市場とかもあるとは思うし。今回の花の売り先も解らないままだと困るしね。住宅地はあっちだったから、こっちに行ってみるか。何かあるかもしれないし。


「そんな訳で飛んできたけど、移動に時間がかかって仕方がない。飛ぶ速度次第でスタミナがどんどんと減っていくからな。減らない程度に飛ぶと、それなりの早さにしかならないし。どうでもいいと言えばどうでもいいんだけど、もうちょっとスタミナが欲しいかなって思うよね。今後の課題だな。直ぐには増やせないし、そもそもレベルが上がってスキルツリーのポイントが幾つ貰えるのかも解らないからな。100くらいは貰えるとは思うんだけど」


 移動に時間がかかる。妖精の大きさは大体5㎝くらいなんだ。マジで飛ぶのに時間が必要なんだよな。花も大きいし、マジックバッグを圧迫すると思うんだよね。早期に販売先を見つけておかないといけないとは思う。出来るだけ早くに見つけたいな。そうして、どんどんとレベルを上げて、経験値を大量に稼がないといけないし。


「この辺が市場っぽいよね。独特な場所ではあるんだけど。基本的に地面には植物が植わっていて、その植物の葉っぱの上に建物があるって感じなんだよな。よくこれで生活できるよねって感じではあるんだけど、流石にゲームだからな。そう言う事をしても大丈夫な設計になっているんだろうとは思う。ゲームだから何でもありとは思わないけど、妖精だしなあ」


 建物は基本的に地面には無い。分厚い葉っぱの上に建物が建っているんだ。基礎とかどうしているのかって感じではある。そんなのはファンタジーには関係ないって事なのかね? ロマンあふれる建築物になっている訳なんだけど、そこは問題にしてはいけないんだろうな。とりあえず、花を売りに来たんだから、売る先を見つけないといけない訳なんだけど……。住民に聞いてみるか。


「すみません。来訪者なんですけど、花を売りたいんです。何処に売ればいいとかありますか?」


「花? 花なら2択だよ。そこの花屋に売りに行くか、自分でフラワーリングを通ってエルフの町に売りに行くか。どっちかだよね。花屋に売る場合は、安いけど確実に買ってもらえるって利点はあるかな。エルフの所に売りに行くと、時間がかかるし、売れるかどうかは解らないね。その分高く買ってもらえるけど。自分の時間と相談して、どっちが良いのかを選んだ方がいいんじゃないかな?」


「すみません。フラワーリングってなんですか?」


「フラワーリングってのは、人間やドワーフ、エルフの町とこの妖精の国を繋ぐ門みたいなものだよね。何か所かあるから、覚えておけばいいんじゃないかな。まあ、僕らは殆ど使わないけどね。妖精の国から出ることは殆どないし。僕は店売りが殆どだよ」


「なるほど。解りました。ありがとうございます」


「いいよいいよ。この位の事は気にしないで」


 なるほどなあ。ここは妖精の国だと。まあ、そうだろうな。それでフラワーリングで各地に繋がっているんだと。しかもエルフって言われたから、エルフがポーション系統を作るって事になるんだろうな。そういうスキルを持っているのはエルフだって事になる。各生産職が種族で別れている感じなんだろうか。それで妖精は花の育成が主になるんだと言う事になるんだよね?


 とりあえず、俺も店売り確定かな。品質が高いポーションなんかを作って貰えるような花を育てている訳ではないし。それに値段も解らないからな。まずは店売りでどの程度の値段になるのかを把握しないといけないとは思う。面倒だからずっと店売りになるような気もしないでもないんだけどさ。露店をひらいて売るよりも、時間がかからない店売りの方がいいよな。時間は無制限にあるとはいっても、1時間で花を採取しないといけないんだから、それで切り上げて戻らないといけない訳だし。その辺の時間の感覚が解らないんだよな。出来れば1時間で戻りたいし。時間を無駄につかうのは勿体ないからな。


 そんな訳で、店売りをしてきたんだけど、1つ100キャルで売れた。キャルってのが通貨の単位らしい。まあ、通貨なんて見えなかった訳なんだけどな。よく解らない内に売れて終わった。所持金は2000キャルになった。今後はもっと増やしていかないとな。畑も増やしていきたいし。経験値が入るんだから、どんどんと畑は大きくしていった方がいいとは思うんだよね。5×5だと大分少ないからな。どんどんと畑を大きくしてしまわないといけないとは思う。そうする事で、色々と出来る様になるとは思うのだよ。花も変化するんだよね? それを作るためには花を量産しないといけないと思うし、しっかりと花を育てていかないといけないだろうね。……でも、花を育てるのは1種類でいい事が解ったのはいい事だよな。同じ値段で売れるんだから、同じ花を育てた方が楽でいいから。25の花を育てられるわけなんだけど、種の取得も考えると、15収穫して10種にする方がいいよね。そのサイクルで育てていけばいいとは思う。種も余ってくるだろうけど、それはそれでいいんじゃないかな。多くなってきたら家に置いておけばいいんだろうし。


 そんな訳で、色々と見て回った。武器屋もあるし、防具屋もある。まあ、金属は無理だって事が解ったけどさ。金属を装備するにはSTRが必要になってくるんだけど、要求される数値が軒並み10以上なんだよね。人間やエルフでも、非力なキャラに仕上がったら、もしかしたら持てないなんてこともあるんじゃないだろうか。そうしたらリセマラになるんだろうけど、俺には余り関係ないしな。金属の装備が必要になることなんて無いだろうし。普通に花を育てて、普通にレベルを上げて、普通に生活が出来れば良いからな。何も焦ることなんてないんだし、暫くはこのままでいいんじゃないかなって思うよな。


 まあ、見て回ったのはいいんだけど、そこまで有用なものって無いんだよね。簡単な市場でしか無いんだよな。必要最低限って感じなんだよ。初期の国だからなのかもしれないけど、もっと先に大きな国があるのかもしれない。因みに、この国の名前はティル・エンデ・ノーグラス。何を意味しているのかは解らない。そもそも意味のある単語なのかも解らない。まあ、気にしても仕方がないとは思うけどな。国の名前なんて気にしても無駄だ。どうせフレーバーなんだろうし。命名が厨二臭いって思うくらいでさ。気にしたら負けなんだろうとは思う。


 さて、そろそろ花も育つ頃かな? とりあえず畑に戻ってみるか。順調に成長してくれると有難いよね。基本的に放置でいいんだから、楽でいい。これが何日も世話をしないといけないとかだと、非常に面倒だなって思う訳なんだけど、そんな事も無いってのがいいよね。生産職として、頑張っていかないといけないよな。花職人って感じになるんだろうか? それはちょっとダサいというか、何というか。他に名前があるのかもしれないけど、やっていることはそう言う事だしね。順当に考えれば、花はポーションなんかの素材になるんだし、必需品だと思う訳で。それをどんどんと売っていけば、お金になる。お金が手に入れば、畑が増える。そうしてどんどんと畑が大きくなっていく訳だ。まずは畑を大きくすることろから始めよう。

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