星詠みの賢者の予言
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海からの侵略者は、最終的には何とか被害ゼロで終わったらしい。リザルトも発表されて、また俺が1位を掻っ攫っていった。仕方がないね。今回はマーマンのプレイヤー以外は参戦が難しかったし、何よりも別のクエストで来訪者に動員がかかっているんだから仕方がない。そっちの方も佳境に入っているらしく、結構上位種との対戦が多くなってきたらしい。まあ、住民に入ってくる噂なので、合っているのかどうかは解らないんだけどな。参加できないんだからどうしようもない訳で。でもまあ、住民も嘘をつく訳ではないだろうと言う事で信じている訳なんだよ。もう少ししたら終わるんじゃないかなって感じらしい。そちらにも支援物資は流しているんだけど、今回のプレイヤーたちは、物資を大量消費しないで対応しているらしく、物資自体は余っているんだよな。もっと消費してくれても供給は間に合うとは思うけど、必要ないのであれば、それで良いとは思うんだよ。
それと、暗殺者を追えのワールドクエストも終わった。シティアドに参加したプレイヤーがログアウトの地点を探り当てて、それで住民が張り込んで待った結果、ログインと同時に捕獲されたらしい。こっちの貢献度は0であるので、順位も欄外になっていた。まあ、何もしていないからな。それも当然だと思う訳で。というか、よくもまあそんな場所を探り当てたなって感じなんだけどな。凄まじい執念だとは思う。シティアドに賭け過ぎだろうとは思うが、そういうプレイヤーが居てもおかしくないのが、こう言ったワールドシミュレーターゲームの醍醐味である。
後は毒を使った犯人を確保せよのワールドクエストは失敗に終わった。結果的に上手くやられたって感じだろうな。ワールドクエストにされてから、毒殺が1度も行われなかったのが勝因と言える。そういうレッドプレイヤーとの駆け引きは、楽しい人にとっては楽しいんだろうからな。悔しい人もいるだろう。でも、一応は失敗したとしても、貢献度で経験値は入るらしい。まあ、半分になるとは聞いているけどな。そういう感じで調整を行っているそうだ。まあ、失敗しても経験値が入るのは良い事だよな。やり損って事が無いって事だし。
そんな感じで、次は住民的には傲慢な商人を排除せよと物資泥棒を捕まえろを優先的に熟して、そこから新発見?古代遺跡の謎の方にシフトしていくんじゃないかなって感じである。シティアド勢は、密林の開拓者に向かっていったらしい。なお、戦闘系の人たちは、不審な目撃者で頑張っていると。今の所、ワールドクエストはそんな感じだな。新しく発生したワールドクエストは無し。比較的平和を保っている状態だな。まあ、一部の人たちは忙しいんだろうが。
「こうやって生産しているのが一番いいよ。楽でさ。なんでドンパチしないといけないんだって感じなんだよな。まあ、そもそも妖精の国って比較的平和だよな?」
「まあね。そもそも妖精の国の領域って、一番強いらしいからね。部外者が入ってこれない様になっているくらいには強力なんだよ」
「あ、そうなんだ。……まあ、そうじゃないと、ゴブリンにも蹂躙されそうだからな。妖精は小さいからなあ。基本的には魔法で戦うのが基本だろうし。領域で守って、魔法で一気に片付けるって感じになるんだろうな。……フレンドリーファイアが怖すぎて、碌に戦える気もしないんだけど」
「それは僕も同じかな。味方を撃ちそうだよね。だから戦闘には参加しないし、そっち方面のスキルには手を出していないからね。襲われたら負けるしかないからさ。全力で逃げることはするけど、逃げられるとも限らないしね。飛ぶのだって限界があるんだからさ」
「そうだよな。まあ、逃げながら助けを求めるくらいしか出来ないか。でも、何とかなる可能性に賭けて、戦うのも有りと言えば有りなんだけど、そっち方面のスキルもステータスも伸ばしてないからな。雑魚相手なら良いけど、ちょっとでも強い敵にはどうしようもないというか」
まあ、非戦闘員には難しい事ではある。そもそも味方を巻き込まない様にどうやって攻撃するというのか。動きの予測なんて出来ないし。世の妖精諸君はどうしているんだろうな? 特に兵士になっている妖精たちはどうやって戦っているんだろうか。前衛の後ろから攻撃するにしても、前衛の動きを読まないといけない訳で。それってつまり、ある程度は前衛の知識も必要になってくるんだよな。それをどうやってしているのか。ちょっとよく解らない。
『ワールドクエスト発生。星詠みの賢者の予言』
「ん? 星詠みの賢者の予言? 星詠みの賢者って誰の事だ?」
「ああー、まあ、有名人だよ? 色々とね。特定の誰かって訳ではないんだけどね。何人も居るし」
「そうなのか? まあ、良いけど」
詳細は? えっと、ミノタウロスの国の星詠みの賢者が予言を発表。数日後に大嵐がやってくる。大地は荒れ、畑が吹き飛ばされる。備えをしかとせよ。……大嵐か。面倒な事にならないと良いけど。
「大嵐が来るらしいぞ? ミノタウロスの国の星詠みの賢者らしいが……」
「あー、じゃあ当たるかもね。嵐の予言は結構当たるんだよ。何処の賢者でもそうなんだけど、嵐に関しては結構当たるんだよねえ」
「というか、昼しかない妖精の国がどうかしているのか? 星なんて見えないが……」
「まあね。ちょっと妖精の国って特殊なんだよね。他の国は昼も夜もあるよ。妖精の国には無いけど。そういう場所なんだってさ。だから妖精には星詠みの賢者は居ないんだよね。後は、場所によっては夜しかない場所もあるんだよ。あんまり気にしない方が良いとは思うけどね」
「ふーん。そんなものなのか。で? 嵐って何をすれば良いんだ? 畑が飛ばされるのか?」
「飛ばされちゃうね。というか、家から出ない方がいいよ。家の中でも死ぬときは死ぬけど、まだマシというか。外にいたら確実に死んでしまうからね。まあ、来訪者は死なないから良いんだろうけど。でも、特に妖精は厳しいよ。体が大きい種族は嵐が来ても関係ないって感じで活動できるしね」
……台風みたいな感じかね? と言う事は、何処かの国が嵐に巻き込まれると。それの復興クエストが始まる前触れって感じなのかな。多分だけど。
そうなってくると、備えろって言われてもなあ。こっちに嵐が来るかどうかは解らないんだよな? そもそも予言で何処に嵐が来るのかって言ってくれてないんだもの。どうしろと? 妖精の国である可能性もある訳で。でも、違う国の可能性もある訳だ。なんて曖昧な予言なんだ。もうちょっとしっかりと予言をしてくれとは思うんだよなあ。当たらないよりはマシなのかもしれないけど、もうちょっとどうにかなるんじゃないかとは思う訳で。
「で? 備えるって何をすれば良いんだ?」
「自宅で祈れば良いんだよ。まあ、ここじゃない何処かの為の予言かもしれないけどね。来るよりは来ない方が良いけど、来ると思っていた方がいいんじゃないかな。絶対に来ないとは言い切れないしね。嵐が去ったら、復興しないといけないし。それにはポーションも必要になってくるからさ。準備だけしておけば良いんだよ」
なるほど。解らない。まあ、結局は何処に嵐が来るのかも解らない状態だと言う事である。しかも何時かも解らない。数日後ってどのタイミングなんだろうか。そもそも現実世界とは8倍の時間差がある訳なんだけど、1日って何時間だ? 昼しかないからよく解っていないんだよな。24時間で良いんだろうか。




