シン小梅太夫
大松痩妻
目の前の玉座から刺々しい仮面をした男が頬杖を付きながら見下ろしている…
「やあアンドリウスくん」
この声は…何度も何度も聞いて憧れた…
「ryoんあ!kiさん!」
「今の僕はねゼロだよ、アンドリウスくん。まあ…君と僕の仲だ、素顔を見せてあげよう」
スポッ
カラッカラカラッ
「右上w」
中からは本当に仮面に収まっていたのか疑いたくなるパンパンなのに肌はカサカサの細目眼鏡が現れた…眼鏡してその目は嘘だろ…髪は中で蒸れていたのだろう、ハゲ散らかしている…嘘だ…これがにぃに…
「ryokiんあ!さん!なんでこんなブチィことを」
「僕はね、他人に笑われるのが許せなかったんだ。粉留年adhd…名前はどこでも使われ殺害予告まで…近所では悪名が広がりまともに生活ができなくなった、子供部屋から1歩も出られ無くなるまで追い込まれてたんだ。だからね、作ったんだよ…富士ソフトでシステム開発をしてる時に仕込んだんだ。もう世界中の車は僕の手の中さ。飛行型広域破壊兵器…アンドリウスくん、aiは飛ぶんだよ」
ryokiさん…気づかなかった…悩んでいたのか、小銭稼ぎグラブルガイジって言ってごめんなさい…車を飛ばす気なのか、全世界でミサイルになった車が自律し飛び交う…大学の広大な土地が更地になった理由もわかった、車はどこにでもある…弾は実質無限だ…
「だからってなんでヒュッ障害んあ!者を」
「僕は生きててもつまらなかった、どうしてうまくできないんだろう…だからね他の障害者もきっとそうなんだろうと思ってね。少しでも早く楽にして上げたかったんだ…もういいかい?時間が無いんだ」
このままじゃ全世界の障害者が…ダメだryokiさんの悪名を荒らし売名で広めてきた、でも殺しは間違ってる!
「許せなんあ!いryokiさんはブチィぼくがとめヒュッます!」
「殺してやるようるせーな!」
ryokiさんが首を書きながら寄ってくる…まずい…唐突に飛ばされたから丸腰で何も持ってない…
ピラッ
ポケットになにか固いものが…?これは…売名のために我慢してやったデュエマのカード!もしかしてずいさんが…ありがとう
「ボルシャんあ!ックドラブチィゴン!」
カードを持った右手を上にあげ叫ぶと、後ろには3階建てのアパートくらいのサイズの巨大な火をまとった龍が現れた…これならryokiさんも…
「ダブルんあ!ブレイクブチィ」
ウォォォォォォ
龍は雄叫びを上げながらryokiさんに向かってryokiさん3人分のサイズは優にあろう火球を放った…
チュドーン
…殺ったか?
「アーカイカイカイえ?なんかした?ヘイヘーイ中退ボーイ!調子乗っちゃたネー」
まるで効いてない…愛着が足りなかったのか?劣等要素?いや…もっと根本的な差がある…僕に分からないルールがまだ沢山あるんだろう…
「もう…いいかな」
ryokiさんが息を深く吸って…吸いすぎじゃないか…まずい…だが今の攻撃で力を使い切ってうご
スゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
「パ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛」
ryokiさんを中心に大理石であろう床にヒビを入れながら波形の衝撃が…浮いてる…思い出すなこの世界に来た時のこと
ドッ
ホールの様なサイズの部屋なのに…端から端まで吹き飛ばされて…ああ、壁にめり込んだからだを動かせそうにない…ここまでの差が僕とryokiさんには…
コッコッコッ
足音が確実に近づいてきてる…このままじゃ…
「声真似で女を落とし続けた最も愛するこの声…それが僕の能力なんだ…そろそろ終わろうかな…ルルーシュヴィブリタニアが命じる…アンドリウス…」
…僕はここで終わるのか…障害に苦しんできた人生だった…大学も中退して…でも希望をくれたryokiさんに殺されるなら…
「ん゛あ゛っ゛っ゛っ゛」
無意識に声が出ていた…死という人として最大の強迫観念に襲われたせいであろう…体が動く…?壁が全て壊れ天井のシャンデリアもいくつか割れて
いる…まさか僕の声で…でも能力の条件…愛着なんて枠わけが…この声…発声はコンプレックスでもあった…でもチック症はリスナーを集める手段にもなった…そうか僕もまた声が…
「ryokiさん…障害のお陰で得られたものは数え切れない、僕は障害も愛しますよ」
人生で初めてチックが出ずに話すことが出来た…!この世界に来てからは薬も飲めず悪化していたのに…必要なのは個性だと認める事だったのか
「今更君に何ができるんだい?もう一度痛めつけないとわからないみたいだね」
スゥゥゥゥゥ
「んあ!」
呼吸音が聞こえた瞬間にはもう体が動き出していた、確かにチックは勝手に出ていた…相手からのプレッシャーに反応しているのだろうか、僕が理解した瞬間にはもうryokiさんは床に仰向けに倒れていた…これが僕の…
「ryokiさん!もうやめるんだ!世界中の障害者は死を望んでいない!」
「僕はね植松になって歴史の教科書に勝手に名前を使われ続けた室井なんかじゃなくルルーシュとして載るのが夢なんだ…だからねもう止まれないよ」
もうわかりあえないのか…殺すしかないのか…?ryokiさんがにちゃっている?床で倒れているんだぞ…何が出来る
「声…といってもね、みんなの声…コメントも力にすることが出来るんだ。僕にはAPEX配信も喜んでみる五億人のバ囲いがいる…君には勝てないよ」
みんなの力を糧に…だが負け惜しみだ、まさか使っていないわけがない
「まだ1万人とはいえ僕に勝てたのはすごいよ、でもね今から僕は5億人分の声を力にする」
立ち上がったryokiさんの全身が光り輝き出した…ゆっくりと浮き始めた…両手を前で交差した姿は余りに神々しい…アト汁の反射なんかじゃない…包み込むような光を放っている…
どうすれば5000倍の強さになるryokiさんに勝てると言うんだ…ここまでなのか…
「こ…こん…」
頭の奥の方から…なにか聞こえたような気がした…
「こんばんなのら〜@姫森ルーナドリウス」
姫森ルーナドリウス!?
「こんばんは〜@アンドリウス(偽物)」
君は…わざわざ偽物を騙り本物は有名な体で売名を続けてくれた偽物!
「こんばんは〜」「こんばんは〜」「こんばんは〜」「こんばんは〜」
大量のあいさつとコテハンを読み上げる棒読みちゃんの音声が聞こえる…これが僕が人生をかけて作り上げてきた…
「パーフェクトロジカルブレイクモードとでも名付けようかな…それじゃまたねアンドリウスくん」
目の前を一瞬という表現が遅く聞こえるような即とで掠めたryokiさんが…血を吐いて倒れた
「…アンドリウス君…なにを…」
「ただあなたよりも量と質のあるコメントの力を借りただけですよ…面白いコメントも打てないハリボテの囲い…僕には自演売名で作った連投でしか自己表現ができない仲間がいる!」
ryokiさんの末期のAPEX枠は100人見てアクティブ1が関の山だった…所詮5億とはいえ100分の1…大量の初見は異質な空気とつまらなさにすぐ帰る…そして僕には1人が100人分の連投をする仲間が沢山いる…アクティブも高い数字を保つ…これが売名で得た力
「もっとコメントして!死んじゃう!あれ?みんな?コメントしてよ!フリじゃないって!待って待ってコメ禁やめて!」
あんなに輝いていたryokiさんが…今は見にくいブスに成り果ててしまった…
「いや、ぼくはさパチンコ打つか過疎枠で自演売名しかできない君みたいな無価値な障害者を救いたいだけなんだ!生きていてもつまらないだろ?ね?」
この世界に来て気付いた。ただ生きてる、それだけで幸せなんだ
「ryokiさん…人生はつまらなくていい」
「アンパン!アンパンあげます!」
ドッ…
喉仏に…カードを思い切り突き刺した…これはずいさんの気持ちも込めた仇だ…もう自慢の声は二度と使えないだろう…血とアト汁が混ざりあった汁が首から垂れている…車ミサイルテロを止めなきゃ…障害者が滅んでしまう…
「ryokiさん…止め方を教えてください…あなたを殺したくない」
「発゛射は10分後に゛コミュの゛アン゛ケの結果次第で行われる…止゛め゛たいな゛ら…ヒュそこにあ゛るAPEXするためだけに買った30万のpcがある…pinを空けられたら僕の五億人コミュで声明をだして止めればいい…」
ryokiさんが苦しそうに息を吸いながら教えてくれた…命が惜しいと思えるならなぜ障害者皆殺し計画なんか…
パソコンを起動した…とても早い普段使ってるCeleronとは比べ物にならない
…Enterを押して…pinを…
大好きな自分の誕生日の1208…開かない…adhdだから0000?開かない…矢澤にことニコニコをかけて2525?…ダメだ、1分制限…もうミスは許されない…緊張でチックが止まらない…タイピングのミスも許されないのに…ryokiさんの行動の中で一つだけ理解できなかったことがある…?まさか…
開いた
「コロコロんあ!コロくんの…命日ブチィ」
やっぱり…死体の回収なんて非効率的な事…
「コロコロコロくんにね…自殺の前日相談されていたんだ…でも僕はめめことの裏pubgが楽しすぎて…つい無視してしまった…その罪悪感に耐えられなくてね…障害者が力のせいで自死を選ぶような世界なら僕がと…」
そんな理由で大量の障害者を巻き込んだのか…所詮はめめこに振り向かれるため…こんなやつ…
「君に…聞いて欲しい…障害者を利用して世界を終わらせようとしているやつらがいる…かまきり爆弾もその1人だ…だからコロコロコロ君の死体を…ハコッス暴言禁止と雲隠れして水面下で健常者同士で手を組んでいる、僕の大好きな粉界隈から犯罪者を出す訳にはいかなかった、だからね全てのヘイトを背負って心中しようと…」
それを語る時のryokiさんは…僕の愛していた頃のryokiさんだった。心からリスナーと界隈を愛している…ただ方法を間違ってしまっただけなんだろう…
「配信の準備は出来たかい?もう時間が無いよ次の王アンドリウス」
あなたが原因なのに悠長な…でも見守ってくれているのであろう…やるしかない
「みなさんあ!きいてくブチィ」
「んあ!んあ!んあ!んあ?んあ!」
まずい…5億人に見られている自覚のせいでまともに喋れない…それにしても激しい…薬が完全に抜けたのとさっきまで止まっていた反動か…もうなにか気を引くしかない…
「1発芸んあやりまブチィす!ミラーボールで踊る男トゥトゥルトゥルトゥトゥルトゥルトゥ!」
ピンポーン
アンケ障害者
1終われ100% 2終わるな0%
「「あちゃーw」」
どっか〜んw
終わり
原因不明チックは永遠に