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こんじきのてふてふなの

 また風俗エリアに戻って来た俺達一向はアーちゃんとテーママを加えて街道を歩いてる。その最中、道行く人々はアーちゃんを見かけるや否や膝を付き、(うやうや)しく頭を下げて道を空ける。

 ここに分身体を出して訪れるのも数年に一度あるかないからしい。なので店から人が次々と出てきて街道は凄いことになっていた。


「みんなアーちゃんにてをふっているの。にんきものなの」


(アー)「意外だった? 破壊神だから(しいた)げてるとかイメージしてたんでしょ?」


 そりゃ~名前からして破壊神様ですからね。それに俺の邪神サイドのイメージは、あの世でのジャックされた時の記憶が強いからね。少なくともテンプレな想像くらいはしてたかな。


「てあしにくさりをつけて、きょうせいろうどうをさせてるいめーじだったの。」


(テーママ)「ないない。ここは駆け込み寺のような場所だもん。どうしようもない運命から救う場所だから」


「……それってくわしくはなしてくれないの?」


(アー)「……ねぇクウちゃん。輪廻転生についてどう思う?」


「どうといわれても、うまれかわってまたやりなおせて……しょうじきあんしんしたの」


 そう、死んだら終わり。それが万人の思い浮かべる共通ルールだし、すくなくとも無の存在にならなくて済むと言うのは安心した。


(テーママ)「じゃあ、何故……転生をしなきゃいけないかは考えたことがある?」


 なんか禅問答(ぜんもんどう)みたいになってきたな……当たり前すぎる質問だけど……素直に答えてみよう。


「じゅみょうがきたらにくたいがもたないからなの」


(アー)「そうよね。じゃあ……何故寿命が尽きるような生き物に神は作ったかわかるかな……」


「ひとつはそうしなければいけなかったなの。ふたつめはそれしかできなかったの。みっつめは……」


 わざとそうして、死なせる必要があった? 


(テーママ)「正解は三番でした」


 答える前に正解だと!? ぬぬぬ、ならば!


「よんばんがあるの。しれんなの」


 二人が少し驚いている。あれ? 意外だったのかな……


(アー)「なんの?」


「かぎられたじんせいのなかでしんかするためなの」


(テーママ)「それも間違いじゃないわね……じゃあ……そうやって生まれ変わった果てに、ミロみたいな人生にはめられた魂はどうなるかな……」


 この質問に俺は固まる。アーちゃんの腕の中で抱っこされているから止まらなかったが、宙に浮いていたら、その場で停止していただろう。

 奴は罪人。いくら言い訳をしようが運命のせいにはできない。だから……


「………………ひとによってけっかはちがうの」


(アー)「前世の記憶を持っていたらそう言えるかもね……」


(テーママ)「……まっさらな赤子にそれを求めるのは(こく)よ、クウちゃん……」


 確かにそうかもしれない……けれどね……


「かのうせいをすてちゃめっ!なの。そこからまっとうなみちへとすすむからつぎのせい(生)をあゆめるの」


 そう、成功や輝く未来と言うのは細く困難な道だ。そこに至るまえにほとんどの人は運命と言うもので立ち塞がることが多いと思う。


(アー)「……でもそれはクウちゃんだからそうおもえることかもしれないのに?」


 だからだよ、俺、もしくはその他の誰でもいい。その辿り着けなかった場所に届いた者が現れれば、後に続く者はきっと増える。それは嫉妬や憧憬など様々(さまざま)な感情があるだろうが、想いは継がれて形と()す。だから、これだけは言える……


「なの。ふたりはぎせいとなったひとたちのそんざいいぎをむししてるの。クウちゃんのぜんせはそんないしずえとなるものだったの……だからわかるの。ふたごをたすけてぎせいになったことにこうかいはしてないの。それがふたりのいううんめいだったとしてもクウちゃんはサーちゃんとトーちゃんにかのうせいをたくしたの。だから、こうへいなんてものはないの。おおかれすくなかれふこうのうんめいにたたされるひとはいるの。でもふたりがいいたいことはわかったの。……どうしてもアーちゃんとミーちゃんのたいりつがまぬがれないときは、げんばゆうせんのクウちゃんがそんなさだめをめっ!してあげるの」


 ハッキリと言った。特にアーちゃんとミーちゃんの対立に介入するとも。しかも定め変えると意味深な事を俺はサラッと……少し俺を抱くアーちゃんの体温が下がった気がした。


(アー・テーママ)「「聞かせて」」


 突飛(とっぴ)もない話……俺の究極の禁じ手。試した事もないし、それをした場合の影響を考えるとできなかった。アイナママ達の泣く顔を想像したら試す気も起きなかった。

 暴走し、父とのバトルですら使わなかったあの技。まあ、俺のいた世界の住人なら誰でも思い付くのにね。ミーちゃんやアーちゃんがやらないところを見ると、やはり禁忌(きんき)なのかもしれない。


「うーーん、やっぱりおしえてあけないの」


 俺はニコニコしてアーちゃんの腕の中で意地悪をする。アーちゃんも秘密を教えてくれないだから、俺だって教えてあげない。その意図に気づいたアーちゃんはふくれている。ふふふ、可愛いな~♪


(アー)「・・・・教えなさいクウちゃん……」


 お口に人指し指をクロスさせてバッテンを作る。ナイショのポーズだ。


(テーママ)「く、可愛いくしてもめっ!なの。教えなさい。こちょこちょこちょ」


 って!? 汚っ!?


「きゃははははははは、た、た、たすけてなの!!」


 シアさん達は両腕をクロスさせてバッテンを作っている。ですよねー。適当な事を言って誤魔化すか……


「きゃはははは! く、クウちゃんがミーちゃんとアーちゃんをこえるかみさまになってミロをふっかつさせちゃうの」


 周りにいた通行人はそんな俺の発言を聞いて笑っていたり、微笑ましい笑顔を見せる中、アーちゃんとテーママ、そして、シアさん、ショコラさん、エルメダさん、イレーヌさんは笑っていなかった。二人を越える神になる。

 それは子供だから言えるセリフであった。大人が言えば間違いなく病院コースのセリフ。が、6人は俺のたまに起こす意外性を無視できないでいた。


(アー)「もしそれができたら……えぇ、クウちゃんは正真正銘の神……いや……最強の神よ……と言うか何するつもりなの。言いなさい!」


 お腹に人指し指を軽く立ててグリグリしないで! こちょばゆいからアーちゃん。あははは。


(テーママ)「ここまでパワーアップしたオリジナルでも無理なのに、クウちゃんは越えるって言うの?」


「テーママらしくないの。……おとうさんがいってたの。いきているかぎり、たどりつけないりょういきはないの。だからクウちゃんはあきらめないの。それに……」


 力か……アーちゃんもミーちゃんも個の力は確かに最強かもしれない。それ(ゆえ)(こだわ)ってしまうのかもしれない。力とは武のみにあらずって、父にそれを(さと)してた二人もやはり変わらないってことか。


(アー)「それに?」


(テーママ)「また秘密とか言ったらこちょこちょよ」


 力は使う場所、タイミング、発想で状況を逆転できる場合がある。そう、それと二人は無意識だと思うが、アーちゃんへの恨みが強すぎて、彼女を倒せば全て解決すると思っている(ふし)がある。それでは本当の解決にはならないと俺は思うし、何よりも俺が気に入らない! だから誤魔化す。


「にゃんにゃん! にゃにゃにゃにゃ! にゃおーーーんにゃの!」


(アー)「・・・・・・何語?」


 あ、ちょっと切れてない? 赤ちゃんのたわいないおふざけだよ? ほら? 周りの人は微笑ましい笑顔を向けてくれているよ?


「にゃんご(語)なの」


 ようは許してお願いうるうる、と可愛く擬態して回避しようとしたのだが……あー、テーママがいい笑顔してるし……オワタ……


(テーママ)「デデーン! クウちゃんアウト! お仕置き、お腹にブー!ブー!」


 テーママは俺の着ぐるみのお腹を少し破り隙間を作ると、シャツをずりあげて素肌になったお腹に口をつけて一気に吹く。


 ブー! ブリブリブリブリ! ってお下品な音が鳴り響き……


「きゃははははは! くしゅぐったいの!! ふははははははは」


 何故かこのあと、みんなが交代で俺のお腹をおもちゃにするのだった。……というか! 誰か助けてよ!


 ………………

 …………

 ……

 …



(?)「なんの騒ぎですかこれは?」


 【黄金の蝶】に近づくに連れて、お下品な音が大きくなればそりゃ、不審に思うわな……


(シア)「説明するのが難しいわ……それよりも済まんが色々あって遅くなった上に実は手違いがあってな……」


 この人がマムさんかな?……後ろにも20名の蝶人(パピヨン)さんが控えてる。


(アー)「シア、そこからは私が説明しよう」


 スッとマムさんの死角から一歩前に出ると控えていた蝶人(パピヨン)のお姉さん方も慌てて姿勢をピーンと伸ばしていた。


(?)「破壊神様!? こ、これは失礼いたしました!! シア様ッ!!!」


 今日はシアさんの貸しきりと言うことだったのに、アーちゃんが実は参加だったと察して、非難めいた視線を送る金髪ソバージュのお姉さんだった。おおー! 背中の羽がまさに黄金の蝶々。


(アー)「まあ、許せマムよ。私が来るのは予定外と言うかな……今日は私からお願いがあって来ているのもあるんだ。それもあって紹介したい人がいる。まず一人目はこの巨人で私の分身体のテイレイアだ。今後も見る顔だと思うのでよろしく頼む」


 じーーーー……背は170cmくらいかな? 目も金色でなんだか華やかだ。また、エルメダさんと同じく黒のゴスロリドレスが様になっている。お胸も……いかん……初対面の人の胸を凝視するなんて……あ、こっちを見て微笑んでくれる。ハロー!


(マム)「まあ!? さすれば我等一堂、御身と変わらぬ忠誠を誓わせていただきます」


 綺麗な羽根だな~。それにお姉さんのアイシャドウが蝶々だし、後ろに控えているお姉さんの中には蝶々のタトゥーを入れてある人までいる。


(テーママ)「ありがとう。でも私には無礼講でお願いね。かたっくるしいのは苦手だから」


 じーーーーー、赤、オレンジ、緑、黒、あ! お姉さんが俺に手を振っている。アーちゃんの手前、こっちに来てもふりたいのを我慢してるな……


(アー)「まー、こういった性格をしてるから迷惑かけるけど、よろしく頼む」


 よし! サイレントで出来る、俺のしっぽ芸を見よ!……ハート、まーる、そして……高難度のてふてふマーク! おお! お姉さんに受けてる受けてる。……あ、一人耐えきれなくて崩れ落ちてる。ふはははは。勝った。


(マム)「いえいえ、そんな破壊神様も素敵でございますよ……ふふふふふ、こら、坊やダメでしょ。お姉さん達は今、破壊神様とお話してるのに笑わせようとしちゃ」


 おでこをツンツンされて怒られちゃった。


(アー)「ごめんなさいマム。で、さっきから後ろの子達と遊んでいるのが、ふふふふふ、私の夫になったクウちゃん。冗談ではなく本当に私の夫で旦那でダーリンだからよろしくね……それと本気(マジ)になっちゃっダメよ!」


 俺をナデナデしてうっとりとしていたマムさんにアーちゃんは笑顔を1mmも崩さずに言う。


(マム)「いや……あ」


(アー)「ダメ」


(マム)「あの」


(アー)「ダメ」


 二の句を告げさせないアーちゃんはガチだった。変な汗を掻くマムさんはなんとも言えない顔で頭を下げるのだった。


(マム)「・・・・畏まりました。初めまして……えーと……」


「はじめましてですの。クウちゃんいっさいなの。その、こうみえてもおとなになれるあかちゃんですの。きょうはごめいわくをおかけしますのであやまっておきますの……ごめんなさいな、ごめんなさいなの、ごめんなさいなの……」


(マム)「そんなに謝らなくても大丈夫ですよ。可愛いな~♪ あ、お嬢さんに見えたけど男の子なのね……ふふ、破壊神様のご趣味ですか?」


(アー)「……まあ、そんなとこだ。悪くないでしょ?」


(マム)「ふふふ、確かに可愛すぎです。それとクウ様。ご迷惑って何をするおつもりですか? あ~~~♪ もうダメ! 破壊神様! 私にも抱っこをさせて下さい」


(アー)「クウ」


 じっとしてるよ。マムさんの腕の中へと移動した俺は丸く縮こまっていた。経験からこうしてた方が初抱きの時に相手が困らないのがわかるからね。


「はぁい。マムさんのおみせのひとをめろめろにしちゃうから、さきにあやまっておいたの」


(マム)「むむむ、撫でた時も凄かったけど!? 抱っこすると凄いもふもふね!? ……ん? いやいや、私達をメロメロに? クウ様が?」


 まあ、この容姿からは想像できないですよね……


(シア)「……マム。私がお願いしたかったのは、ここのスタッフ全員でクウ様のお相手をしてほしいかったからよ。もちろん私達も支援するわ! うぅ……正直あまり戦力になれそうにないけど……」


(ショコラ)「既に惨敗兵よね……私達……」


(イレーヌ)「破壊神様!!!!」


 ハシッ! とアーちゃんの両手を掴み尊敬の眼差しを向けるイレーヌさん。突然のことに驚くアーちゃんは戸惑い気味に一歩下がる。


(アー)「な、何? イレーヌ……その尊敬する目は……嬉しいけど何?……」


(イレーヌ)「クウ様と最後まで致した貴女様を私は!」


 プシャーと音が鳴る……それはどこぞの(ナシ)の妖精さんのSEじゃなかった。アーちゃんの横にいたテーママが……


(テーママ)「いやぁぁぁぁ!!!!! ダメ!! 今はその事を触れないで! 思い出させないで! ……あ、あ、あ、…………いやぁ~……マム……おトイレ貸して……」


 ……既に間に合わすに失禁してしまったテーママは顔を真っ赤に染めていた。


(マム)「へ? あ!、ミ、ミレーヌ。テイレイア様を急いでご案内差し上げて!」


(ミレーヌ)「畏まりました。どうぞこちらへ……」


 俺悪くないもんと堂々とする俺。それを見てマムさんは察してくれた。


(アー)「……というわけよマム……クウちゃんの洗礼を受けた者はああなるのよ……しかも私の分身体がよ?……舐めてかかると・・潰されるわよ。あと、イレーヌ、ありがとう。その、こういうことで尊敬されるのも何だか複雑だけど」


(イレーヌ)「もったいないお言葉です! 我等なんてマッサージで腰砕けなのに! 破壊神様に痺れます!」


(アー)「確かにイレーヌがそう思うのも無理なからぬことかもね……クウちゃんったらテイレイアにお仕置きと称して徹底的に攻めたもんね……」


 テーママが許しを乞うてきたけど、俺は無視して、それはもうノンストップで続けたよ……究極の抱き心地が働くから基本壊れることがないのもわかっているし、テーママなら耐えれると思った。


「おとうさんのことをかんがえたらあたりまえなの! だからさいしょからぜんりょくでいじめたの! ぷんすこなの!」


(マム)「……なるほど。最強の挑戦者なわけですね……しかし! クウ様!」


 お? マムさんがメラメラしている。勝負の前のテンションはそうじゃないとね!


「はいですの! ごごごごごなの」


(ショコラ)「またセルフSE入れているし、ふふふふふ、可愛いだけだって」


(マム)「ここにいるのは蝶人(パピヨン)にハイ・サキュバス、性スライム、色欲族に性機人……他にも並々ならぬスタッフばかりです……逃げるなら今のうちですよ!」


 むむむむむ! この流れはアレだよね……


「かけですの……うけますかなの? マムおねえさん……ごごごごごなの」


(アー)「止しなさいマム! 無謀よ!」


 あー・・・・アーちゃん、それは素で言ってしまったんだろうけど逆効果でしょ……ほら……


(マム)「・・・・よろしいでしょう。この勝負受けましょう! もし我等全員を昇天させたら……そうですね……」


 あ! 良いこと思い付いた!


「クウちゃんのおみせではたらいてほしいの。つきいちでいかがですの?」


 【にゃんにゃん】のレベルアップにもなるしから一石二鳥だ。


(マム)「ふふふ、月一と言わずに【黄金の蝶】丸ごとクウ様の物となりましょうぞ」


(エルメダ)「それは困る!!!! ダメ、マム!!」


 エルメダさんのそのリアクションはマムさんだけではなく、後ろに控えていたスタッフや覗いていた者にまで火をつける結果となってしまった。

 もうアーちゃんもエルメダさんも負けを前提に話しているので引くに引けないところまで来てしまい、より【金色の蝶】の面々は闘志を燃やすのであった。


(マム)「くっ、……これは是が日でも敗けられない勝負となりました……我等の底力を見ていただきましょう!! さぁ、いざ尋常に勝負!!!!」


 アーちゃん達は片手を額に押し当てて困った顔をしてたが、煽ったのは俺のせいじゃないからね。従業員ゲットというボーナスを目指し、俺は本気にならない遊びのテクニックと、マムさん達には悪いが、新技の実験台になってもらうことにした。


 あ、俺の負けた場合の条件って決めてなかったけど……負ける絵が浮かばなかったので保留にしたまま勝負を開始した。



 ………………

 …………

 ……

 …




(マム)「ここが決戦のリングよ、クウちゃん。空間拡張をし、全ての世界の薔薇(バラ)という薔薇(バラ)を集めたローズガーデン! この薔薇(バラ)(その)で勝負よ」


 通された洋館の一室の中は薔薇の園と呼ぶにふさわしい庭園だった。大小様々な大きさに色とりどりの薔薇が敷き詰められていた。

 そして、中央には薔薇の花びらを集めて作られた薔薇(バラ)の絨毯があった。そこにバスローブを巻いているマムさんをはじめシアさん達四人にスタッフ200名……そして……


「なんでアーちゃんとテーママもいるの」


 流石にあれだけしたのにまだしたりないのかと、俺は半目で見つめる。


(アー)「クウちゃん……別薔薇(べつばら)って知ってる?」


 真っ赤になって言うアーちゃんをちょっと可愛いと思いつつ、逆に突っ込みを入れてあげないとアーちゃんの立場がないと思い、みんなにもフォローの手を差し伸べる。


「うまくないの! みんなもアーちゃんのじょうだんにむりにわらわなくてもいいの……」


 ホッとした様子を見せる【金色の蝶】の面々はまるで、リーマンの姿を彷彿(ほうふつ)させていた。


(テーママ)「体は正直なのよクウちゃん!」


 腰に手を当てているテーママを見て俺は手加減と言うリミットを外すことに決めた。反省しとらんな……


(ショコラ)「ぶっちゃけすぎですテイレイア様……」


(イレーヌ)「失禁してまではまるって……ゴクリ……」


(シア)「とうとう私もああなるのね……」


(エルメダ)「クウちゃん♡」


(マム)「ふふふ、クウ様。もう勝負は始まっています! まずは私の愛弟子のミレーヌから相手ですわ! そして、その後は……」


 まずは蝶人(パピヨン)の40人。ハイ・サキュバス50人、性スライム20体、色欲族20人、性機人20機、あとは俺の知る種族に……変わったのは雪女や首長女、カエル娘? アヒル娘? 天使? デュラハン? 頭だけのタコさんみたい娘までいた。


 みんなを倒した? あとに控えているのが【深淵】の四人、テーママ、アーちゃん、そして……


(マム)「最後はわたくしマムが相手をさせていただきます。……わたくしは過去一度も相手に往かされたことはございません故に……負けませんですわよ!(ふふふ、敗北を少し期待しているのは何故でしょう。この呪われた体にまだ未練が? ……えっ!?)」


 説明してくれているマムさんには悪いけど私はクウ娘ちゃんになり、ミレーヌさんに軽くキスをチュと……首筋にあるマナちゃんが通らないポイントに寸分違(すんぶんたが)わず口をつけ、舌でつつく。

 そして、腰と左の脇下のマナちゃんの流れが悪いところを瞬時変えて通りを良くした。


(ミレーヌ)「ぬあっ!? ンア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛♡」


 パタンと糸の切れた人形のように私にしなだれて……あらあら、テーママと同じく失禁を……プシャーって止まらないわね……やり過ぎたかしら……みんなシーンとしてしまったし、マムさんも絶句してる……


(ミレーヌ)「あ・・・あぅ・・あ・・・あ・・・!? ンア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


 活きの良いシャケのようにビチビチと痙攣(けいれん)するミレーヌさんをお姫様抱っこしてリングの外にいるアラクネのお姉さんに渡すと、私はリング中央に戻る。あれはみんなが言う、尾を引く余韻って奴が襲っているんでしょうね……ごめんね、ミレーヌさん。


「次の方、おいでませですの」


 そこからはもう作業だった。私の着ぐるみを脱がせる暇もなくキスをした瞬間に、先程やったことを相手に行う。エルメダさんの整体マナちゃんで私は発見したのだ。第3の神経とでも言えばいいのだろうか。

 この部分はとても敏感(デリケート)で普通の人ではまず気づかないポイントである。それは超極小の性感帯なんだろう。ただ、刺激が強すぎるからマナちゃんも避けて通ってあげてるのに、私の口や手の刺激に加え、中にいるマナちゃんが『あそこにあつまれ~!』と言わんばかりにどかどか普段通らないこのポイントに無理矢理集まってくれる。

 それは一度も触れたことのない秘所に触れるも同義な行為であった。


(マム)「(嘘よ!! うちの娘達が……しかもミレーヌは私の跡を()がせようと考えいたほどの逸材よ!……ここまでとは……)」


(シア)「(しゅごいよクウ様♡)」


 黒のヴェールを取り素顔を出しているシアさんは口許に両手を覆うよう当てて、目をうるませては上気した顔をして俺を見つめている。


(イレーヌ)「(破壊神様……なんであんなのに耐えれるんですか? 貴女こそ私の憧れる目標だ。そして、クウちゃん……エッチすぎるよ君は♡♡♡)」


 熱い視線を感じるな……イレーヌさんは武力以下の強さにも惹かれる人みたいだ。……サービスしてキスの時にペロを流し込んであげよう。


(ショコラ)「(リオンのバカが突入してこないところを見ると逃げたわね……ヘタレねぇ~……エンビィ様は別として、ブラムートは本能で逃げたか……これからまたあの快感が訪れるのね……ゴクリ……)」


(エルメダ)「(私達四人はまだ妻になれますわよねクウ様~♡ 毎日クウ様に抱かれたら私♡)」


 四人が各々違う視線を私に注ぐ中、私の快進撃は(とど)まることを知らなかった。


「てい!」


(蝶人娘)「ンア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


「はむ」


(サキュバス娘)「う、嘘よこんにゃのオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


「ペロペロ」


(性スライム)「(コア)を舐めちゃア゛~~~~~~~~~♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


「つんつん」


(色欲娘)「角がア゛~!? 待って!!! 今のオ゛オ゛ァ゛ア゛ア゛♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


「しっぽどりどり!」


(性機娘)「ンヒャア!? ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


「……ってノリでやったけど、ドリドリってこれのことだったね……」


 そのあとも私は整体マナちゃんを武器にして、並みいる猛者(もさ)を進化させた。それをアーちゃんは自分の勢力の増強になるのが嬉しくて、終始ニコニコの顔で眺めていたのだった。

 それに引き換えマムさんの顔つきは変わっていた。……不敵な笑みってこういうことを言うのだろうか……焦りや怖気づいている様子が一切見られない。

 まるで自分の勝ちを確信してるかの如く落ち着いてこちらを眺めていた。……この勝負思ったより苦戦するかもしれない。俺はアーちゃんまではウォーミングアップのつもりで挑み、【黄金の蝶々】最強の蝶人(パピヨン)に挑んだ。



 ………………

 …………

 ……

 …



 アーちゃんが白目を剥いて気絶している。本日何十回目であろうか……少しおバカにならないか心配だが、今はこの人を倒すことだけ考えよう……

 

(マム)「……破壊神様……ここでごゆっくりおくつろぎ下さいませ」


 ビクンビクン痙攣しているアーちゃんを抱え、端によせると彼女は着ている服を全て脱ぎ、バッと横に投げつける。そして、体を包むようにして羽根を前に折り畳み、裸体を隠して不敵に笑う。


(マム)「あはははは……素晴らしいですわクウ様。大変不敬な御言葉になりますが、私の愛弟子になり、この【黄金の蝶】の跡取りになりませんか?」


「勝負に負けた場合の事を決めてなかったの。だから、クウちゃんが負けたら跡取りは無理かもしれないけど、愛弟子ならオッケーなの」


 目を一旦瞑っていたマムさんは羽根を再び開いて裸体を(さら)すと同時に目も見開いた。


「……その目はよくないの……」


 空虚な目……さっきまで黄金の輝きを放っていたマムさんか? あの深く沈んだ目……無としか表現しようのない死んだ目……背筋にぞくっときた。


(マム)「素を出して本気になるのはいつぐらいでしょうか?……わたくしは破壊神様に助けていただくまでは性奴隷として永遠に生かされた者でした……明くる日もただひたすらに犯され続け、寝る事も食事を取ることも許されず……誰かと会話することもなくただひたすらに犯されつづけてきた人生……(じつ)に1万年近く、そうだったらしいです……その果てに魂がバラバラとなった私を拾い、繋げて下さったのが破壊神様……クウ様……それから一度もないのですよ……感じるということが……往くということが……何も感じないのです……だから、この仕事に()けば私はいつか取り戻せると……貴方様ならどうやってわたくしを往かせて下さいますか?……」


 ここにいる人達はテーママが言っていたように駆け込み寺だと……その中でもマムさんの抱えた闇は果てしなく大きい……何故なら全身の至るところが詰まっている。

 ガチガチにマナちゃんが押し込められ、悲鳴すらあげているように私には聞こえた。そして、弱点となるポイントが見当たらなかった……(いびつ)なその体は悲壮に満ち溢れていた。


 この力を手にしたからわかることがある……こんなになるなんて、心がどんなに傷ついているか……さっきまでのようにもう一人の自分を作るのにどれだけ時間が掛かったか……


「……マムさんには……ぐ、……クウちゃんでおあいてしますなの」


 クウ娘から赤ちゃんの俺に変わる。


(マム)「・・何故泣いていらっしゃるのですか?……」


「さぁ、クウちゃんにもわからないの。あははは」


 貴女の気持ちを理解しただなんて口が裂けても言えない。アーちゃんやテーママの言っていた現実を目の前にして泣いてしまうなんて……口ではああは言ったけど、現実を前にすると俺の言葉が霞んで見えた。


(マム)「……余計な事を話しましたね……申し訳……ン……」


 俺からマムさんに近寄り、頬に俺の手を添えて口をキスで塞ぐ。そして、ありったけの愛を……この場合は遊びと言っていいかわからないが慈愛をもって接した。


(マム)「♥!?……ング、ング、ン~~~~ツッ♥(甘い♡ 口の中にハチミツ? いや、これは樹液!? あ゛♡あ゛♡あ゛♡……美味しい~)」


 樹液精製! そして、クウ蜜の中に俺のマナちゃんを入れ送る。その他にも全身のマナちゃんを送り解きほぐすぞ! 明鏡止水を発動……魔素操作にてマムさんの体内にいる数兆? いや数京? とにかく限界ギリギリまでのマナちゃんに指示を出して全体を操作し、変化させ、進化させる!


(マム)「(ンッッ◎○▽〒◇◆!? な、何ですか今のンハッッ♡)」


 ぐ、変化しない!? いや、俺の力がただ単に足りないだけ……なら!


「ぷはっ! トーちゃんのおくすりかもんなの! んぐ、んぐ、んぐ、んぐ、ぷはっ! はむ♡」


 再度、口をキスで塞ぎクウ蜜を流し込む俺。蝶人の習性なのか極上のクウ蜜はマムさんを酔わせ蕩けさす効果があるようだ。


(マム)「んっんん♡♡♡」


 俺の背中と後頭部に手を回し、離さないように夢中になっている間に決めねば! 効果が切れるまでのこの数分が勝負だ! 


 人体構造はほぼ人間と同じなのはマナちゃんを通して確認済みだ!……往くぞ!!!! 僧帽筋、上腕三頭筋、広背筋、腕橈骨筋、総指伸筋、尺側手根伸筋、伸筋支帯、大殿筋、腸脛靭帯、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋、下腿三頭筋、アキレス腱、前頭筋、眼輪筋、口輪筋、胸鎖乳突筋、三角筋、大胸筋、腹直筋、上腕二頭筋、外腹斜筋

、橈側手根屈筋、腸腰筋、縫工筋、大腿四頭筋、膝蓋靭帯、腓腹筋、前脛骨筋、長指伸筋、ヒラメ筋(下腿三頭筋)……他に各種骨に臓器に魂まで!!……全てのマナちゃんよ! 俺の声に答えてくれぇぇぇ!!!! お願いだぁあああ!!! 


*魔素操作LV3を取得しました。


*魔素感知LV3を取得しました。


*魔素形状変化LV3を取得しました。


*魔素進化LV3を取得しました。


(マム)「(こ♥、こ♥、これはからだが、う、うずンァッ♥ ま、まさかキス○★▲〒♀◆だけで!? ち、違うわン~~~~~~~ッッ細胞が芽吹いてる!? あ、目に掛かっていた(もや)が晴れる♥♥♥満たされて往く♥ 世界が!? 景色が!? 色鮮やかに写って往く♥ 全身がぁ!? ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥ 歓喜に゛う゛ち゛ふ゛る゛え゛て゛る゛ぅ゛ぅ゛♥♥♥♥♥♥)」


 マナちゃんありがとう……本当に愛してるよ……俺の・・奇跡のパートナー・・そし・・て、いつも側・・に・・いて・・くれるすて・・きな・・奥さ・・・・ん・・だよ・・ね・・・・


『・・・・・・・・・・・・・・ク・・・・・・・・・・・・・・・・・・に・・・・・・・・・・・・・・・・・託・・・・』


□□■■□□■■□□


*メシアシステム稼働確認……第4特例指定神に九条空夜を選択確認………創魂変換を実行………神魂変換完了及び指定完了。


*新システム創造………………システム構築中………………クウシステム構築完了。


*【クラス】再生神を追加及び【名前】を再生神ミラ・クウに変更。


*新ステータス【ギフト】設定。


*神創魂LV1を創造しました。


*リバイブLV1を創造しました。


*ステルスシステムLV5を創造しました。


□□■■□□■■□□


 ………………

 …………

 ……

 …



「すぅ~……すぅ~……すぅ~……」


 クウ様には悪いけど、裸の貴方様を抱かせて下さい。世界が変わりました。あれほど冷たかった私の体にあたたかな血が通っているのを感じます。

 生まれた時からずっと掛かっていた(もや)が消え去り、目に写る世界の全てが美しい……特にクウ様を見ているとわたくしは……ンッ♥ 何度目かしら? ただ抱いているだけですのに。


 愛弟子? 跡取り? おこがましいにもほどがある。私は何と言う身の程知らずだったのか……破壊神様が念を押されるわけです。

 でも、無理からぬこと……うちの娘達で、遊びだけで満足する者が私を含めて何人出るか……一人もまあ出ないンッ♥……余韻なのかしらコレ? えっと・・・・何を考えていたか忘れてしまった。


 ・・・・チュッ♥ ンッ♥……愛しい♥♥♥ だ、誰も見てないわよね……クウ様のこのちっちゃな手をアソコに……


 パシン! ~~~~~~~~ッッ!?


(アー)「何しようとしてるのマム!? あ、あ、貴女!? ずいぶんと変わったわね……」


(マム)「◎▼▼○▲▼◎◆♂°□◎!!!! いったーーーーーーい! 破壊神様……進化した私では無かったら確実に創魂が破壊されていましたよ!」


 チカチカする……(もや)が消え去ったことで痛みが前の何倍も痛い……


(アー)「ごめんなさい? じゃないわよ! 今あんた何しようとしてたの……」


 あ、ヤバイ……破壊神様、目が笑ってないし……下手な答えは死ぬな……


(マム)「……てへ★ミ」


 呆れたように私を見る破壊神様。あっぶな……もう一回どつかれてもおかしくなかったわ……


(アー)「キャラが変わってるわよマム」


(マム)「破壊神様こそ……」


 ええ、あの(おごそ)かな破壊神様は今は微塵もない。少なくとも全裸な上にヨダレやら失禁の跡で凄いお姿ですし……互いに微妙な痛い空気を感じとり、破壊神様が咳払いを1つすると、話を続けて下さった。


(アー)「……否定はしないわ……しかし、聖魔化と言うよりマム……貴女!? 今すぐステータスを確認なさい!!!!」


 破壊神様の鬼気迫る顔に押されて確認をする私はそこに表示された三文字に間抜けな声を出す。


(マム)「破壊神様?・・・・・・あ」


 …………蝶神族……でも私は破壊神のシステムに組み込まれ、使徒として登録されていたから昇華する筈がないのに……これは?


(アー)「……システム外で神に……マムよ!」


(マム)「ハッ!」


 何かクウちゃんによってとてつもないことが行われた? 破壊神様の動揺(どうよう)は見てとれた。


(アー)「(ここからは念話(テレパシー)で話す。この空間一帯も一時的に凍結する。この意味がわかるな?)」


(マム)「(…………御意にございます)」


 絶対に聞かれては不味いこと、それはもう重々承知しています……


(アー)「(貴様……我等姉妹の輪廻外の存在へと生まれ変わっている……転生とも言って良い)」


 第一の原初の神であり、破壊神様の姉にして諸悪の根源。そして、輪廻システムの構築者の創造神。


 そして、世界で二番目に生まれ、私の救世主たる(あるじ)の破壊神様。この御方が構築なさった不老システムに移り替った我等は【みらいえいごう】の創魂を守られし使徒となりお仕えしているが……私の今の状態はそのどちらにも属していない……破壊神様の言う通り、私は生まれたばかりの存在となっていた。


(マム)「(それはどういうことで? わたくしはクウ様のお力で進化しただけでは?)」


(アー)「(違う。私や奴でも無理だ……創魂を繋ぐのはなんとか出来ても今のマム!! お前は0から生まれ変わっている……創魂を肉体とするならば、新しい肉体……つまり神魂に移しているんだ……それもリソースを()かずに……)」


 破壊神様の言う通りだ。だから創造神ですら創魂を作り直す為に転生と言う手段を(もち)いてリセットしてから作り直す。

 リソースを()けばある程度の手直しはなくとも転生はできると聞いたが、それも一度のみ……だからリソースを割いた創魂の人生が終わると、大抵、神に召し上げられると聞いたが……


(マム)「(魂を以上の核っあるんですか!?)」


(アー)「わからん……でもその有り得ない事象が貴様に起こっている……クウに何をされた?」


 原因は1つしかない。クウ様だ! だけど、なんて答えればいい? されたことなんて皆と変わらないとしかいいようがない……でもそれ以上のことを言わねばならない……不敬にあたらないだろうか……


(マム)「破壊神様達と同じこととしか答えようがありません。ただ……変な例えですが……その……」


 私の葛藤を察してくれた破壊神様は責め立てる訳でも()かす訳でもなく私を(うなが)す。


(アー)「良い……思い付いたことをなんでも言え、不敬だろうが今は許す。ことは貴様が思っているより重大なのだ」


 ・・・・あるがままの気持ちを私は語る……自分でもよくわからないのに……


(マム)「…………心の傷が塞がりました。あの忌まわしい記憶があるのですが……その傷の隙間にクウ様が居てくださり……何を言ってるのでしょうね……この体も……その……ええと……」


 神妙な顔で黙って聞いてくれた破壊神様は、私の腕の中ですやすやと寝息を立てるクウ様を凝視する。


(アー)「クウのステータスは……変わらぬか……・・・・・・・・・・解せぬ……」


 少し苦笑する破壊神様……初めて見た……こんなお顔をされるのを……


(マム)「破壊神様?」


(アー)「ん? 勘がな働いているのだよ……クウのステータスが嘘だってな」


(マム)「は? いやいやいやいや! いくらなんでも御身の目を誤魔化すのは!」


 クウちゃんが特別な子なのは身を持って理解はしてる。だけど破壊神様は以前とは比べられないほどに進化し、その御力は次元の越えた方。そんな御力の目を欺くなんて有り得ないとしかいいようがなかった。


(アー)「じゃあ聞くが……マムよ、正直に答えよ……私とクウ、どちらが凄い神だと思う?」


 ピタッと私の全てが止まった気がした。その態度は瞬時に答えを言葉の代わりに出したようなものであった。すぐに自分の犯した失態を悔い、顔を伏せて視線を逸らす。

 この御方は私の主。大恩は命を捧げても足りぬ御方。クウ様も勿論、同様の恩を感じるが破壊神様には永い刻を慈愛を持って守って下さったのだ……それを私は……


(マム)「ぐ、…………」


 情けない……切羽(せっぱ)詰まった私は(うな)る声しかあげられなかった……


(アー)「構わん……マム……言ってくれ」


 肩に優しく手を置かれて私は主を見る。恩を仇で返す問いをする事となった。


(マム)「……申し訳ございません……クウ様の未知の御力に私は……」


(アー)「気にするな。私自らがそう思うのだ……今日の事は緘口令(かんこうれい)をを()く。よいな? ここであった事を漏らす者は罰する……」


 顔を崩して空間の凍結解除をした破壊神様を見てホッとした時だった。


(マム)「畏まりンッ♥!? クウ様!? おっぱ◇〒○▲▲〒◎◇●●▼」


 クウ様が寝ぼけてか、それとも赤ん坊の本能でか、私の胸をア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥


(アー)「だからぁああ! あれほど本気になるなとあれほど言ったろうがぁぁああああ!!!!!!!」


 女の私が破壊神様とクウ様を(はかり)にかける……するとクウ様の圧倒的勝利なので私は、初めて破壊神様の御命令を無視しました。

 先程までの大恩はどこへやら……ふふふ、みんなも破壊神様の声で目が覚めた様子で……ふふふ、しばらくクウ様は渡しません♥

ふつおたコーナー(MC:たまご丼)


ペンネーム「ガチャ職人」さんより頂きました


Q:主様の安否が気遣われる中、私達にできることがありません。この気持ち、どうしたら良いでしょうか。


A:何もできないなんて思っちゃダメダメ! 無事を祈り、帰って来た時に喜んでもらえることをしたらどうかな? 今できることをしちゃえ! ガチャ職人さんならいけるいける! というわけでシーユー♪


スM:ふははははは! クウ様! 私はやりましたぞ! ここに究極の御身が! ふはははは


ドク娘:うわぁ~スタッフが連日徹夜のあまりテンションがおかしくなっているの……


ドク大:またオリジナルが怒るのに懲りないの……


ドク赤:それがオリクウのうんめいなの……


ドク赤娘:よんたいぷとはごうかなの……あなただれなの?


機ク娘:Q-NTR1型です。お兄様、お姉様。アレをドリドリしますか?


ドク大:この子はスタッフの試作にはいなかった……と言うことは……別の製造ラインがあるの!? まずは奴の研究室の地下に怪しげなコンピューターがないか調べるの!……あれはちょっとドクターゲ○化してるから可能性が高いの!


ドク:きゅうしゅうされたくないからはかいするの……


 ………………

 …………

 ……

 …


コ:ピ・・ガガガ・・カンセイ・・ガチャキョウダイ・・テンソウ・・・・カンリョウ・・コウウンヲイノル・・d……シンニュウシャハッケン・・ガガ・・ブツン…………


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