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らぶらぶしちゃったの

(ヴェラ)「中央大陸のクウ様に感謝の敬礼!」


(兵士の面々)「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ハッ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


隊列を組み、一糸乱れぬ動きで敬礼をする兵士の皆さんに俺は宙に浮かびながら頭を下げる。


「たんせいこめてつくりましたの。 これでぽかぽかになっておしごとがんばってくださいなの。」


俺達一行は北の大陸の砦に来ていた。そこで完成した竹炭を砦に寄付し、感謝の礼を受けていた。


竹炭の出来は面白かった。アレを炭と呼んでいいのか分からないが、出来た物は虹色に透き通った硝子のような竹炭であった。


それは非常に固く、キンキンと心地良い音が鳴り、暖をとる炭としては勿体な過ぎると言われた位だ。


それを見たライネスさんにいくつか竹炭を分けたので何を作ってくれるか楽しみである。


まあ、そんなこんなで俺達は入国許可を頂いて、進路を北の王都に向けて進んでいた。


で、俺は今何をしてるかと言うと……


(ミイ)「ネコちゃんまだ?」


「あせっちゃっめっ! なの。じっくりやらないとうまみをひきだせないの。それにあとすこしでかんせいなの。あっ! ライネスさんありがとうなの。」


(ライネス)「こっち側は任せなさい。全体にむらなくいこう。」


俺とライネスさんは刷毛を片手にあるものにタレを塗ってクルクル回してた。


(ドナ)「も~♪」


(マリア)「ミイちゃん、我慢よ我慢。……貴女もそう思うでしょ?」


(ヴェラ)「ええ、と言うか護衛も付けずによろしいのですかマリア女王陛下……その……いつもこのように来ていらっしゃるのですか?」


厨房に腰掛けて、普通に緑茶をすするマリアちゃん。暇があればマリアちゃんは猫庭に遊びにやって来る。と言うか泊まっていく。


最近自室に戻っていないし、下手をするとこっちで仕事をしてる時もある。


(マリア)「ここで護衛なんて付けたら野暮よ。それにここではただのマリアでいいわ。それと息抜きにはしょっちゅう来てるわよ。ね~、 クウ娘ちゃん。ぷぷぷ。」


さっきから女子力が更に高まり見た目まで変わってしまった俺のほっぺをツンツンしてニヤニヤしてるのだ。


「ぐっ……なんとでもいうがいいの。このすがたはあいのあかしなの。」


愛情の裏返しでこうなったのだ。いちいち騒いでいたら俺の器が小さくなってしまう。だから、これでいい。


(マリア)「あははは、 クウちゃんも言うようになったわね。」


「みんなにいじられているうちにたくましくなっちゃったの。ふんっ! ぷんすこなの!…………かんせいなの。」


こんがりと焼き上がったそれは、香ばしくいい艶を出し、食欲をそそる一品に出来上がった。


(ミイ)「やった~、 早くよそってネコちゃんにおじいちゃん。」


「ライネスさん、ミイちゃんによそってあげてなの♪」


ここは空気を読んで譲るのが礼儀である。


(ライネス)「儂でいいのか? じゃあ、はい、熱いから火傷しないように食べるんだよ。」


(ミイ)「は~い。」


ずばり、俺とライネスさんで調理してたのは焼きトウモロコシである。アグリーダックを釣る時に使った餌と言えば思い出してくれるだろうか?


あれを例の甘露水で軽く茹でてから、醤油とクウ蜜を合わせたタレを塗り、丁寧に九重彩焔と竹炭で焼いたのだ。


素材から火まで目を楽しませる料理と合いなった。ミイちゃんは大きな粒にフォークを刺して口に運ぶと声にならない叫びをあげている。


(ミイ)「~~~~~~~~~~♪」


美味しかった? 等聞かなくても、顔を見れば一目瞭然である。みんなによそってから俺も一口……あはははは、 自然で優しい甘さをタレがぐんぐんと引き立てる。


口の中で心地良いシャキシャキ具合に香ばしい香り、最高のオヤツである。


そして、粒が大きいから俺は一粒でもお腹一杯になれる。


(ライネス)「……これはサラダやパンに練りこんでもいけるな……」


「こーんすーぷもいけるの。」


(ライネス)「ほう、クウちゃん詳しく教えてくれ。」


「まずはとうもろこしをつぶしましてですの。それを……」


俺とライネスさんの料理談義を遠巻きで見守るみんなは黙って聞いている。


ミイちゃんもお祖父ちゃんの生き生きとした顔に顔がほころびるのであった。












マリアちゃん達が帰った後、俺とライネスさんはそのまま厨房に残っていた。


そう、例のあれがいい具合になって来たのだ。


(ライネス)「にゃん鉱のおかげで肝の毒素はあと少しだね。クウちゃん頼む。」


「まかせてなの。 おいしくな~れなの。」


俺の両手をアグリーダックの肝に押し当てて毒抜きを行う。30分ほどで除去に成功した肝を見て互いに笑う。


(ライネス)「ふふふふ ……クウちゃん……」


「みなまでいわなくてもわかってるの……ふふふ。」


(ライネス・クウ)「「勝負!・しょうぶなの!」」


これはここ最近始めたことなのだ。厨房の賄い料理を作るうちにどっちの料理が美味しい? と楽しむようになり、遊び(だけど真剣)の一貫になりつつ合った。


今回のテーマは肝を使った料理。今までの審査員は厨房のスタッフさんだったが、本格的な食材ともなると真剣(ガチ)勝負なので、今夜はみんなに審査してもらおう。


(ライネス)「クウちゃん、儂にあのトウモロコシを見せたのは失敗だったね……今回の一品……儂は自信があるぞ。」


目がギラリと怪しく光り、ゴゴゴゴと擬音が聞こえて来そうだ。


「むむむ、 おじいちゃんが大きくみえるの…… まけないの!」


こうして、俺はもうひとつ厨房を作り、ライネスさんと別れて調理に掛かった。互いにどんな料理をが出てくるか楽しみにしながら至高の一品を作り続けるのであった。


ライネスさんの事だ、きっと洋食仕立てで来るに違いない。なら俺は和食でいこう。構想は決まっている。


俺が作るフォアグラ料理……それは……



______フォアグラの茶碗蒸し!


まずはフォアグラがメイン食材だが、それを支えるサブ食材を取りに行く。


ライネスさんには悪いが、この勝負が始まる以前に俺は竹のと言う強力なアイテムを見つけている。そう、俺は竹の魅力に取り憑かれていた。


寧ろ、竹の方がメインになってしまうか心配な位に今回は使うつもりだ。


まず、700階の食料エリアに向かい、適当な竹を湯飲みサイズに輪切りする。


これを器として使う為に九重彩焔にくべて炭化させる。竹炭作りで知ったのだ……あれはガラスのように美しく固く、様々な物に使えると。


ならば器に使わない手はない。料理は器から。目で楽しませるのにこれこそ相応しい素材である。


次に俺はスプーンを作り出す為に竹から丁寧に削り出。出来るだけ軽く、手触りが良いように削りヤスリを掛けてツルツルにする。


細工スキルは本当に助かる。しかし、時間があればみんなの手に合わせて作りたいが、今からみんなの所にまわっている時間が無い為、残念だが適当なサイズで統一する。


ふふふ、俺の工夫はまだまだ続く、いくつか (たけのこ)を掘り起こし、厨房へ持ち帰る。


厨房に入った俺は(たけのこ)を下拵えをする前に出汁を作る。


骨。それは煮込むことによって旨味を引き出すものである。そこで使うのはヒュドラの骨とアグリーダックの骨から出汁を取る龍骨スープと家鴨骨スープのダブルスープをブレンドして挑む。


骨はこの世界の人はあまり使わない……そう、砕いて畑の肥料等に使ってしまうのだ。


そう考えると、サウザンドスネークの骨を取っておいてもらえば良かったと後悔してるし、ヌルヌル(ウナギ)の骨も俺はタレだけにしか使っていなかった。


ある時夢で、御告げを聞いた気がした……それは……『骨せんべい、ウナギパイ、肝焼き、肝吸いが無いよ~』と……恐らくクウネルをご覧になっていた神様が夢枕にたってくれたのかもしれない。


なんにせよ同じ失敗はしないようにいきたい。そこで今回は余す所なく使う為に、粉々に砕いた骨が完全に溶けて無くなるまで煮込む。


更に清水のピッチャーの中に竹炭を入れて進化した甘露水で煮込む。


もちろん、煮る時にも鍋の中に竹炭を入れて灰汁や臭みをとことん取る。


出汁の仕込みはオッケーだ。その間に (たけのこ) をまずは湯がく。その (たけのこ) を具材として入れても良いのだが、一手間加えたメンマを作る。


まずは (たけのこ) を短冊切りにする。そして、フライパンにゴマ油を入れてよ~~く炒める。


それを別の容器に入れて寝かせて置く。出汁が取れたらこのメンマを漬け込み完成だ。


後はそれぞれの材料を入れて蒸せば俺の名付けて、【龍鴨竹のフォアグラ茶碗蒸し】の完成だ!


全力でいくよ。ふふふ、ライネスさん勝負!










レストランホールにみんなが集まっている。今日もバイキング形式で様々な料理が所狭しと並んでいるが、誰も席を立ち、取りに行こうとしない。


何故ならば、それは俺とライネスさんの料理が出て来るまで待っているからだ。


両者の料理がおぼんで増やされトレーで運ばれて行く。


最初の一台が入った時点でホール内の熱気が一気に高まる。


(マリア)「お父さんとクウちゃん、どっちが勝つと思う? 貴方。」


(セバス)「……お義父様には悪いが分の悪い勝負じゃないかと思う……だけど、分かっているんだろ? お義父様のあの自信に満ち溢れた顔……勝利を確信してるように思えてならない。」


(マリア)「そうなのよね……お父さんは虚勢を張る人じゃないから……この勝負、一波乱起きそうね。ふふふ。」


特別ゲストにマリアちゃん一家に参加してもらっている。ライネスさんが一番食べて欲しい人だからと言うこともあるが……


しかし、おぼんで互いの料理を増やした時からライネスさんはずっとこの表情なのだ……


ライネスの料理は素晴らしかった。だけど、俺の料理も決して負けていないと思う……なのになんだ、この 威圧(プレッシャー)? 違う……王者が放つ風格とでも言えばいいのだろうか……俺は負ける要素が思いつかないが、ライネスさんの顔を見る度に嫌な先行きを感じた。


初の猫庭の楽園での公式料理勝負と言うことで、司会進行役をロジャーさんが買って出てくれた。


(ロジャー)「ただいまより、アグリーダックの肝を使ったフォアグラ料理対決を行います。司会進行役のロジャーです。今宵はよろしくお願い致します。……んっんん、皆様……フォアグラとはただの肝では御座いません。あらゆる肝の中でも特に食通を唸らせる高級食材だと私は思います。では? それを最高のシェフが調理をしたら……」


ゴクリ♪……唾を飲み込む音が聞こえる。上手く話を止めてからロジャーさんは続ける。


(ロジャー)「……それは至宝の一品で御座います。皆様のテーブルにはそれぞれに1枚の黄金色に輝く小判が置いてあります。それを素晴らしいと思った料理人の方に渡して下さい。その判断基準は皆様の自由です。それではごゆるりとお楽しみ下さいませ。」


パチパチパチパチパチパチパチパチと鳴り止まぬ中、とうとう運ばれる2つの料理。


緊張する。……ゾクゾクって来た。まさか、料理勝負で武者震いをするとは思っても見なかった。


ライネスさんとの勝負は面白い!


アイナママはテーブルに並べられた2つの料理をまずは目で楽しむ。


片方は愛する人が作った、虹色に輝く美しい器に彩られたほんのりと温かい料理。


もう片方は教え子が作った料理。それは優しい印象を受ける水色に彩られた器にほんのりと冷たい料理。


あの少年も今や年老いた老人となり、衰えると思いきや、愛する人の影響であの頃と同じ目の輝きをするようになった。


心情的にどちらの料理もこの時点で私は勝ちを両者に送りたいのだが、そういうわけにもいかない。


どちらから食べるか迷ったが、クウちゃんの料理から食べる事にした。


手に持つスプーンは何かの植物から作られたのか、軽くて滑らかで手に優しい。


こんな物まで作り出すのだから、クウちゃんの凝り性には参る。リディアじゃないが、彼は何処まで突き進むんだろうかと思う時がある。


器に被さっている蓋を取ると、湯気と共に食欲をそそる香りが鼻を刺激する。


もう、それだけで唾が溢れて出て来る。一口よそるとプルプルと揺れ、ゼリー状の物をゆっくりと口に運ぶ。


…………………………旨すぎる。堪らない……クウちゃんの本気の料理は止まる事を知らない。あぁ~明日は1日中、またぼ~っとしちゃうだろうなと思いつつ、歓喜にうち震える体は自然と次の一口を口に運ぶ。


嬉しい意味でおかしくなりそうだ。テーブルにはクウちゃんの料理の説明書きが置いてあった。


これは食べている時に説明を受けても耳に入らないからと用意された物だ。


それによると、卵にヒュドラとアグリーダックの骨を溶けるまで使った出汁を使ったと書いてある。


だけど、とても信じられない。獣臭くないのだ。それは器の植物を炭化させた物と一緒に煮込み、臭みと灰汁を取っていると書いてある。


驚きだ! ……クウちゃんの異世界の知識なのか? それともクウちゃん自身が見つけた発見なのか、炭を料理に入れる等聞いたことがない。


更に水にも、この炭を使うことでよりまろやかにしてるとか……ミーナの言葉じゃないけど、子供が出来たらママの料理を食べてくれるかしら……クスン……少しだけ悲しくなった。


そして、食べ進めるうちにメインのフォアグラが顔を出す。スプーンで掬える一口サイズにカットされたフォアグラは全面焼き色が付いていて香ばしくも口の中で極上の旨味を広げてくれる。


………………………………………………はっ!? 。いけない、本当に意識が飛んでいた。


美味しすぎて意識が飛ぶってどういうこと? そんな危険?な物がまだ器の中に控えている。


危険だ……その前に他のを挟んで立て直そう。この短冊切りした野菜を入れてからもう一度行こう。


コリッ♪ 小気味良い食感が口の中で踊る。これはいいアクセントだ。この料理には噛みごたえが無い中、この野菜の存在は嬉しい。


何の野菜だろうと思い、クウちゃんの料理の説明書きにまた目を通す。そこには衝撃の事実が記載してあった。


また、竹と言う植物……この竹と言うのは器からスプーンへと加工も出来、水の旨味や素材の灰汁抜きや臭み取りまでこなし、更にはこんな心地よい噛みごたえある食材へと化けるとは……


こうして私は交互に1つの器からバランスを考えて口に運び、至高の時を過ごした。……ライネスの料理をこれから食べるが……彼には悪いが、この料理に勝てる要素があるとはとても思えない。


それほどクウちゃんの料理は飛び抜けている。彼のとことんこだわる一面が、これ以上ないほどに料理に溢れ出ている。


でも、こうして愛情を込めて作ってくれた料理だ。ちゃんとライネスの料理も味わおう。


こちらの料理はほんのりと冷たい。クウちゃんの料理とは正反対の料理である。


彼の用意してくれた木のスプーンは、クウちゃんのスプーンよりも若干大きい……いや、これは……手に馴染むスプーンを取り、料理に突き立てる。


表面を軽く焦がしパリッ♪ という音が鳴り、フワフワのクリームがスプーンに収まる。


説明書きにはこう記してある。クリームブリュレだと。


一見するとお菓子のように見えるがその味は……………………!!


美味しい~~~~~。こちらも堪らない。滑らかな舌触りが口の中で蕩け……言葉通り消えてしまった!?


まるで粉雪を口の中に入れたかのようだ。そして、何よりクウちゃんの料理とは全く違う。


優しい……クウちゃんの料理を食べた後だから違いがハッキリと分かる。彼の料理はどの部分を食べても味が変わらず、口溶けから味に至るまで優しい。


あの強烈なパンチの利いた出汁の味に慣れてしまった後だから、より美味しく感じる。


この秘密は……説明書きにはトウモロシと言う植物とフォアグラを裏ごし……ドナちゃんのミルク!? ……あのクウちゃんの飼っている牛ね……に塩コショウで味付けをしたと記載されている。


スプーンを突き立てる(たび)にカリカリの食感とフワフワの食感が楽しめて一体感が凄い。


何よりもフォアグラをいつまでも食べている充実感がある。


あのクウちゃんに劣って等いない……正面から立ちはだかっているじゃないか。


貴方の中で何かが変わったのね。料理から伝わって来る想いを感じずにはいられなかった。


スプーンが厚さの薄い器に当たり欠けて中に混ざってしまう。どけようとしてスプーンを掬うと、後ろで控えていたメイドさんに声を掛けられる。


(メイドIS)「アイナ様、そちらは見た目はただの食器に見えますが、氷属性を極微量混ぜた、ペロで御座います。ご一緒に召し上がりますと、より一層美味しく頂けますかと。」


にっこりと微笑み、掌を上にして食事を促す仕草をするメイドさん。


(アイナ)「!?…………ありがとう。」


(メイドIS)「失礼致しました。」


軽くお辞儀をして下がるメイドにアイナママは、驚きのあまり短い礼を絞り出すのが精一杯だった。


苺アラモードの時にクウちゃんが見せたあの料理を参考にライネスは取り入れたのね……


再度、姿勢を正し、スプーンを手に取り一緒に口の中に運ぶ………………はっ!? ……冷たさが変わらない。


気がついてしまった……ライネスの料理はクウちゃんの料理を食べた後なのに、ほんのりと冷たさが損なわれていない!


クウちゃんの料理の欠片を慌てて掬って口の中に入れる……器のおかげでまだ温かいが……分かる……若干だが、温度が下がって塩気が増してしまっていることを……


個人に合わせたスプーンに……みんなの料理のサイズが違う……食べる量考えている……何処を食べても変わらぬ一体感……クウちゃんの料理はフォアグラ以外が全面に出ている……それによる両者のバランスの違い……冷めないように味を保つ工夫に一歩劣るクウちゃんの器……そして、表面を焦がしたほんのりとした苦み……この一味がクウちゃんの料理には無かった……ライネスの料理はそれらの工夫でクウちゃんの料理に追い付いた……味そのもので言えばクウちゃんの方が僅かに上かも知れない……でも、ライネスはハンデからそれにほぼ近い味を構築した……勝敗の判断基準はそれぞれの裁量で決まる……ごめんなさいクウちゃん……私は貴方が一生懸命に作ったからこそ嘘はつけない……ごめんなさい……私はライネスに小判を渡した。











完敗だ…………みんなの感想を聞いて呆然とした……個人の指のサイズに合わせたスプーン……ライネスさんはここで働いた数日のうちにそれらを計り、どれくらいの量を好むかまで一人一人研究をして頭に入れていた。


あの料理には見えない工夫が幾重にも重ねられていた。何処を食べても変わらぬ一体感とバランスの良さ……いつまでも冷たい味を保つ為の工夫……苦みという俺の料理にはない味覚を入れ、全体の味を更に高めた……聞けば聞くほど俺の敗因に納得する……


「おみごとですの。さいしょにおしろでいただいたごはんをおもいだしましたの。すごくべんきょうになりましたなの。」


(ライネス)「ありがとう。だけど、儂の勝ちは経験の差による勝ちだよ。クウちゃんの茶碗蒸しは改良の余地がたくさんある段階なのに儂は並ぶのがやっとじゃ……だから、またやろうじゃないか。……………………こんな事を言うのは残酷だと思う……だが、お願いじゃ……クウちゃんの気持ちが分からない儂じゃないが……それでも儂は……クウちゃんとまた勝負がしたい!」


・・・・・・・・・・・・


「ん? これくらいでクウちゃんはへこたれないの。つぎはかならずかってみせるの。かちにげはゆるさないからきをゆるめちゃめっ!なの。」


(ライネス)「ああ、もちろんだとも。」


「みなさま、はくしゅをおねがいしますなの。」


鳴り止まぬ拍手…………ザクザク心に突き刺さる……


(ロジャー)「それでは皆様、これにて閉会致します。引き続きお食事をお楽しみ下さい。」


「さて、おかたづけをてつだうの……」


(スタッフIS)「クウ様、こちらは我等にお任せ下さいませ。今日はお疲れでございましょう。どうぞお休みになられて下さい。」


・・・・・・・・・・・・・・・ッ


「う~~~ん、それじゃあ~~わるいけどおことばにあまえちゃうの。ししょくでもたくさんたべたから、すこしよこになってねてくるの。あっ! れいのせんようへやでまどろんでいるからなにかあったらよんでなの。」


(ロジャー)「畏まりました。(クウ様……どんな理由があろうとも、お片付けを休まれる事は決して御座いませんでしたのに……)」


俺はそのままレストランホールを一人で出る。静寂が包む廊下に、みんなの明るい声が響いていた。


レギュラーメンバーは食事を再開しない。みんな席を立ち上がろうとするが、そこに父が近寄る。


(アトラス)「皆さんちょっとよろしいですか?」


(アイナ)「……すみませんが今は……クウちゃんの所へ……」


(ネイ)「食事する気がしないんです……」


(ミーナ)「いつものクウちゃんだったけどそうじゃない……」


(セーラ)「一人にしておけません……」


(リディア)「みんな、アトラス様の話を聞こう……我も皆と同じ気持ちだ……」


(アイシア)「男の子だもんね……でもさ、こういう時こそ女の出番でしょ。」


(クリス)「お兄ちゃんごめんなさい……ライネスのご飯の方が……えぐえぐ……」


それぞれが俺の空元気に気がついていて、いても立ってもいられなかった。


(アトラス)「我が行くのもいいんだが、ここは敢えてアイナさん、貴女にお願いをしたい。」


(アイナ)「お義父様……」


思慮深い父が敢えてアイナママだけにお願いをする。その意図を聞くためにみんなは一旦座る。


(アトラス)「皆の前で失礼な事を言うが、我の目から見てもアイナさんほどクウヤの事を思っている人物はいないと思う。もし、我に何かあった場合、貴女にクウヤを任せ、託したいと思う程にだ。」


(ネイ)「失礼でもなんでもないですぜ、アトラスさん。」


(ミーナ)「そうですよ! クウちゃんの為なら手加減を知らない位ですし……」


(セーラ)「私もアイナ様と最初の頃は張り合っていたなんて考えると恥ずかしいですわ。」


(リディア)「皆が認めるアイナだ。アトラス様と同じ気持ちです。」


(アイシア)「流石にアイナ様と同じレベルに行くまでは、まだまだ時間が必要ですよ。」


(クリス)「私は初めからアイナを応援してるよ。」


嫌な顔どころか、当然です!と言った顔をしてみんなはアイナママを見つめる。アトラスはほっとする……ここまで恵まれた娘達と息子が出会えたことを。


(アイナ)「みんな……ありがとう。」


(アトラス)「我等はここにいますので、よろしくお願いします。」


(アイナ)「分かりました。みんな行って来るね。」


俺はその頃、専用部屋のコタツの中で声を押し殺して泣いていた。


ただただ、ひたすらに悔しくて涙が止まらなかった。


惨めな思いが……鳴り止まぬ拍手が……心を打ちつける。














「……えぐっ……えぐっ……えぐっ……げほっ……げほっ……」


(アイナ)「見~~つけた。」


コタツに頭から顔を入れ、うずくまっている俺の前にアイナママの顔がある。


にっこりと優しい笑顔を向けてくれる。……耐えきれなくてアイナママに抱きつく。


「うぅ~……えぐっ……」


(アイナママ)「いいこ~いいこ~♪ 残念だったね。でも、クウちゃん。ライネスはあの歳まで貯めに貯めた思いで料理を作っているのよ。それに立ち向かうにはクウちゃんも頑張らないと。」


優しくアイナママは俺の頭から背中までを撫でてくれる。その度に俺の心は穏やかになっていく。


「アイナママ……ぐすっ……」


(アイナ)「それに何でいつも一人なの? ママ達を除け者にして頑張るからダメなのよ。私はクウちゃんを愛しているわ。何処までも貴女のアイナよ……だからもっと頼って、この体も心も全て貴方のものよ。何度でも言うわ、愛している。クウちゃんは私の事をどう思っているの? あの続きを聞かせて……」


初めて会った時からドキドキさせられてばっかだった。可愛い人形やペットのように可愛いがられ、女性の愛を感じることの無かった俺の日常は、この人のおかげでどれだけ潤ったか。


いつもいつもいつも俺を愛してくれている。そんな彼女をどう思っているかなんて決まっている。


「愛しているよアイナママ。ずっとずっと一緒にいたいって、そう思うくらい俺も愛しているよ。」


(アイナ)「……グスッ……やっと言ってくれたね……待ってたんだよ、ずっと……」


コタツの中から俺を出して抱きしめるアイナママ。その涙で濡れた顔を互いに見つめる。


「ごめん……俺が臆病だったから……その……あっ! クウヤに戻っちゃったごめん!」


(アイナ)「どっちも私の愛してる貴方よ。ねっ?」


アイナの顔がもう分からない……涙が溢れすぎてもう……


「もう、君を離さないよ。」


互いにキスをして抱き合う俺達はそのまま倒れるように横になる。


俺とアイナは唇を離した後に互いに頷く、決心をした俺は無意識に呟く


「『ニャンコ♪ 子ニャンコ♪ 孫ニャンコ♪ ニャンコ♪ 子ニャンコ♪ 孫ニャンコ♪ ニャンコ♪ 子ニャンコ♪ 孫ニャンコ♪ ニャンコ♪ 子ニャンコ♪ 孫ニャンコ♪ ニャンコ♪ 子ニャンコ♪ 孫ニャンコ♪』」


*滑舌LV5を取得しました。


しっぽを連続甘噛み10回、~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッ!!!!!!!!!!


「にゃみんぐ発動! そして、大人に変身!アイナママ、愛してる。」


(アイナ)「うん、私も愛しているわ。」


結界が張られて外部からの干渉を極力抑えた中で、俺とアイナは結ばれた。












どうしよう……ことが終わりめでたしめでたしといかない現状であった。


俺はアイナママのことを気遣って、優しく壊れ物を扱うかのように抑えて愛してあげた。俺のスキルをフル活用し、ドナちゃんの授乳のテクニックも活かし最後までした。


その結果アイナママは白目を向いて気絶してしまった。綺麗に体を拭くが、神経が過敏に反応してしまうのか、飛び跳ねてしまう。


もう、俺の恥なんてどうでもいい、アイナママの健康を優先してみんなに助けを求めた。


この朗報を聞いた父はもう大はしゃぎ……お願いだから止めて!! みんなはこれ以上無いって位に真っ赤な顔をしてアイナママを介抱している。


沈黙が辛い、お願いみんなイジってよ!こんな時だけ放置するなんてずるい!


(ネイ)「(ねねねねね姐さん……無事、念願を果たしましたね……でも、あの姐さんがこんなに……あたい達は無事で済むんだろうか……)」


白目をしたアイナママは時おり二ヘラと笑う。それがネイちゃんの中にあるアイナママ像が音を立てて崩壊していく。


(ミーナ)「(師匠!!!!死んじゃうよ死んじゃう! 師匠でこうなるんなら私やセーラなんて頭のネジが吹っ飛ぶか、廃人になるわ……)」


ふへへへと笑うアイナママは廃人にしか見えないミーナちゃんである。インパクトが強すぎて悲観なイメージしか沸かないのであった。


(セーラ)「(クウちゃんが大人に……いや、中身はもともと大人だけど、アレってここまでなるものなの!?)」


もちろんなるわけがない。だけど、本気でそう考えてしまう12歳の少女であった。


(リディア)「(我は子を成すときに死ぬかもしれん……だが、これも運命だ……)」


リディアちゃんにそういった経験はなかった。そういった行為をすることに抵抗はないし、それも自然の営みと考えるドリアードとして受け入れられるが、アイナママの姿はそんな思想をへし折らんばかりの印象を彼女に与えていた。


(アイシア)「(この壁や床の引っ掻いた後ってアイナ様がやった跡よね……クウちゃんどんだけ激しくしたの!?)」


クウちゃんの洗礼……それは自分がオイルマッサージをお願いした時に味わった快感。恥ずかしくてとてもじゃないがクウちゃんに文句を言えなかった。


それが本格的に愛したアイナママはまさにアイシアちゃんがこんな事になるんではないだろうかと想像した最悪の予想が現実となって目に焼き付いていた。


壁や床の跡は拷問でも受けたんではと思わずにいられない……そう、あれは一歩間違えればそう成りうるものとアイシアちゃんは知っていた。


(クリス)「(流石お兄ちゃん……キメラの私ですらお兄ちゃんの愛を授かる事を躊躇わせるとは……アイナはやっぱり凄くお兄ちゃんを愛している。出なければ耐えられる筈がない。)」


お風呂はでの糸を巻き取った時にお尻を鷲掴みされた時の感覚を覚えている。この部屋の惨状を見ればアイナママに押し寄せたものがいかほどであるが想像するのは難しくなかった。


(マリア)「(先生……ゴクリ……ここまでなりますか……あの苦行を乗り越えて来た先生が……クウちゃんとの一夜のおうせか……あの人に内緒でしてみたいような……あぁ~ママったら娘の男に興味を持つなんて……)」


エルフはその長寿のせいか、あまり性欲がない。アレも凄く淡白で相手をしてもつまらない種族としても実は有名な話である。


それがこの拷問でもされたかと言わんばかりの惨状。あの料理対決からまだ二時間も経ってもいないのにだ。


ここだけの話、セバスさんの事を心より愛してるマリアちゃんは夜の事に関しては、高齢のセバスさんは淡白過ぎて、ハッキリ言うと溜まっていた。


眼下には幸せ一杯に快感を甘受した先生が寝ている。自分はそんなモヤモヤしたのも解消出来ないのに……かなりイラッと来ていて、俺をかなり本気でお相手したいが為にあれこれ考えていた。


(ウェラ)「(陛下の命が危ない! アイナ様のこの姿で想像を絶するテクニシャンと分かったが……ゴクリ……だめよ!……いくら、数年男の人に愛されて無かったとは言えクウちゃんはマズイは……)」


可愛い、優しい、もふもふしてる、見た目とは違い理由は分からないけど大人、しかも極上のテクニシャン、あのオールラウンダーのアイナ様が身も心も許し、淡白で有名なエルフがここまで短時間に乱れるなんて……しかもクウちゃんは確実にチェリーだった筈。


女としての自分がむくむくと立ち上がっていく。ダメダメダメダメダメダメと何度も煩悩を振り払おうとするが余計に疼く体に悶々としていった。


(スタッフA)「アイナ様の脈拍も心拍数も落ち着かれいます。ただ、……アイナ様の為に正直に言わさせて頂きます。快感が尋常では無かった為に、脳に強い負荷が掛かり、あまりよろしくない状態です。なので、今日はこのまま絶対安静です。特にクウ様が触れになられますと体が完全に求めてしまいますので、お近づきにならぬようお願い致します。」


「わかりましたなの。でも、クウちゃんはここにいるの。ふれないようにおへやのはじにいどうするの。」


とりあえず無事に回復するようだ。このメイドさんって模手内先輩とアスモデウスの訓練をしている人だよな……なら……ちょいちょいと招き猫みたいに呼ぶと、隅で内緒話をする。


「『このさいだから、ぶっちゃっけきくの。おんなのひとってあれのあとはこんなふうになるの?』」


(スタッフA)「『ならないとは言えませんが、これは複数の方に強姦された位のレベルです。クウ様、正直にお答え下さいね……何%位の勢いでしましたか? だいたいでいいのでお答え下さい。』」


本当に苦しそうだったから途中止めようとしたが、アイナママに何度も止めないでとお願いされた。念願の子供を産む為になら何でもすると言ったあの言葉に偽りはなかった。


だから快感で狂いそうなアイナママを優しく極力押さえて俺もしたつもりだ。それから計算すると……


「『…………20%くらいなの、そのすごいはんのうだったから、クウちゃんほんとにやさしくしてあげたの! 』」


(スタッフA)「『他の皆様の事を考えますとクウ様はアレの訓練をなさるべきかと……正直言いますよ。ミーナさんやセーラさん辺りチーンで御座いますよ?』」


チーン……ポクポクポク♪……ダーーーーー!!!


「『ちーんって!!! そんなことになったらクウちゃん立ち直れないの……』」


(スタッフA)「『私から皆様を説得しますのでご安心を。(20%……私達は猫庭の楽園なら死と言うものはないから奉仕しますよ! 20%かぁ~ゴクリ。)』」


お姉さんは隙有らば俺をいただく気マンマンである。


「『おねえさんはクウちゃんのアレのおなやみけん、そうだんがかりに にんめい(任命)』するの。なまえもだからあたえるの……いまからフーコちゃんとなのるの。」


ロジャーさんでも良かったのだが、女性でそういった事を話せる人がほしかった。


(フーコ)「『畏まりました。性のお悩みはこのフーコにお任せを。』」


その後はみんなでずっとアイナママを看病しつつ、たわい無い会話をしつつもぎこちなかった。


だけど、段々落ち着いて来た辺りからみんなの目の色が変わって来た。


(マリア)「ね~ね~クウちゃん。どうだったのよ? 初めて紳士なった感想は。」


端にオコタを持って来て、頭だけ出してる俺のほっぺをマリアちゃんはぷにぷにして聞いてくる


「マリアちゃんおげひんなの! ふつう、そういうことはきかないものなの!」


みんなもまんざらでもない感じで聞きたがっているような……


(マリア)「だって、普通はこんなにならないわよ? 禁薬でも先生に飲ませたなら別だけど……ねぇ~ネイさん。」


(ネイ)「あたいに聞かれても、そのそういうのは良く分からなくて……」


(マリア)「あら!? クウちゃんは解禁しちゃったのよ! 男なんてね、一度しちゃえばもう直ぐに求めて来るんだから。それにクウちゃんなんて逆に女の方からお相手を求めて来るわよ。貴方達も本当は体が疼いているんじゃないの?」


(ミーナ)「達もって陛下! 何を仰っているのかお分かりですか!?」


(マリア)「何言ってるの? 女なんだから当たり前でしょ? ミイが壊れないか味見したい位なんだから……ゴクリ……」


アレ!? 冗談だよね?………………あかん!! 本気(マジ)だ! マリアちゃんのバックにサウザンドスネークの幻視が見える!


「ちょ!!! マリアちゃんまつの!? そのめはこわいの! それにセバスさんにめっ! されちゃうの。」


(マリア)「あの人がその程度で怒るもんですか。まだまだおこちゃまね。」


セバスさ~~~ん助けて~~~~! マリアちゃんが女の顔に成ってる!!


「おこちゃまでいいですの……はわわわ……」


(マリア)「流石に今は襲わないわよ。」


(セーラ)「今は……なんですね。」


いずれは襲うかい!


(マリア)「女なら一度はここまで愛されてみたいと思うのが普通よ……先生のこのだらしない顔を見て見なさいよ……これが世界に数人しかいないオールラウンダーの顔に見える?」


白目から通常に戻ったアイナママは寝ていても緩んだ表情でうへへだのふひっだの……ポンコツエルフになっていた。


(リディア)「めちゃくちゃ幸せな顔をして寝ているな……なんだ? 急に腹が立って来たような……」


(マリア)「それよそれ! リディアさん貴女は既に気づきはじめているわ。一人だけ美味しい物を食べてる人がいたら……はい、クリスちゃん!どう思う?」


(クリス)「えっと……自分も食べたい?」


(マリア)「正解……それが平等ってものよ。それを一人でどれだけ気持ち良かったか……アホ面してる先生を見てきたらイライラしてこない?」


(ネイ・ミーナ・セーラ・リディア・アイシア・クリス)「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」


完全にマリアちゃんの台本通りに動いている。


「みんなまどわされちゃめっ! なの。マリアちゃんはなしくずしてきにクウちゃんをねらってみんなをみかたにつけてるの。」


(マリア)「でも、事実よ。と言うわけでクウちゃん。遊びでいいわ! ほら、騎士団に接待した見たいに女性にもサービスしてよ。」


「それならしつじさんがいるの!」


(マリア)「先生ほどの快感をくれるの?」


(フーコ)「失礼ながら絶対に無理です。いずればれるので言います。クウ様がアイナ様に対して行ったのは20%です。出来ることなら複数一編にお相手される事を私はお薦めします。」


それは遠回しにマリアちゃんとする事を前提で言ってるように思えた。フーコちゃんはその時の為に俺の被害があまり出ないよう、複数案を混ぜて会話の途中に入ったのだった。


それに複数ならマリアちゃん一人に対する時間は少なくなるからね。


「あぅ~~~もうはずかしくておこたににげるの……」


穴が合ったら入りたいの代わりにオコタに潜った。


(マリア)「はぁ~~~~~!? 20%!? クウちゃんはもうエロ神ね! みんなの為にも人妻の私がクウちゃんを試してあげる! ほれ! 大人になりなさい!」


「クウちゃんはおこたのかみさまになったの! だから、しらないの。」


(ネイ)「それマジなのか?」


(フーコ)「わたくし達がクウ様の事で嘘を言うと思いますか?」


(ミーナ)「無いわね……クウちゃん。そのね……とりあえずおめでとう? 師匠との間に子供が出来るといいね。」


じーん。ミーナちゃんは嬉しい事を言ってくれる。小悪魔とか言ってごめんよ。


「ありがとうなの。ちょっとはずかしいけどクウちゃんは ぱぱ になっちゃったかもしれないの。」


(ネイ)「おめでとうクウ。その……順当に行けば次はあたいかリディアかクリスだよな。ミーナとセーラとアイシアはまだ早いだろうし……その押さえられなくなったらいいからな。」


考えてくれているんだな……みんなの都合もあるし、そこはちゃんとしないとね。


「その、なんといったらいいかわからないけど、みんなもつごうがあるから、そこはちゃんとはなしあいましょうなの。」


(セーラ)「そうですわね。将来の事を見据えてしないといけませんわ。あと、ネイお姉さま。私もアイシアちゃんもミーナお姉さまも成人ですから問題ありませんわ。」


(ミーナ)「そうよ。お母さんやりながらだって修行しちゃうんだから。主にアトラスさんがその辺り支援してくれるし。」


(アイシア)「年齢は関係無いよ。むしろどんとこーい。この中じゃ、クウちゃんの洗礼を受けた事のあるのは私とアイナ様だけだね。」


「アイシアちゃんとクウちゃんしてないの!」


(クリス)「お兄ちゃんが分かってないだけで多分似たようなことがあったのね。お兄ちゃん明日しよ!それでさ、アイナとの間に出来た子と私とお兄ちゃんの子をいいなづけにしよう。」


(マリア)「クウちゃん大変ね、これからは夜もぐっすり寝られそうにないわね。」


(ウェラ)「じーーーーーーーーゴクリ。」


あ~~~~! もう頭がグチャグチャだ。


「おこたばりあーーーーぼんのうをはらってな~!」


しかし、オコタバリアーの防衛力は0で、ズリズリと引きずり出され、結局いつものやり取りになった。

ふつおたコーナー(MC:たまご丼)


ペンネーム「優秀な部下を下さい」さんより頂きました


Q:私の婚約者が、ある女と初体験をしちゃいました。それ自体は別に問題はないのですが、何故かモヤモヤが止まりません。私はどうしたら良いだろうか?


A:素直に成らずにモヤモヤしちゃダメダメ!本音で言えば嫉妬してて気づいていないだけ!だから我慢せずにアタックしちゃえ!優秀な部下を下さいさんならいけるいける!というわけでシーユー♪


ミ:私のクウが……こんなんじゃ仕事に手がつかない! カリウスそこを退け! 下界に行って私もクウに愛してもらう!


カ:こんなこともあろうかと、娘からこれを買いましたよ……バサッ……パラパラパラ……


ミ:こりわ!? クウをカリウスが!!!お前これどうした!?!? えっ!? おまっ!? あっ!! 娘の薄いけど厚い本か!!! ……………………んっんん。カリウス、今日はもう上がれ、たまには休め、なっ?


カ:創造神様……こゆっくりと……しくしくしく……


ミ:うひょ~~~~~!



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