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じょうしきっておいしいの?

乾いた笑い声ってみんなは聞いた事がありますか?人は本当に自分の意思とは無関係に笑い声を出すと頬が引く付き無機質な声を出すんですね。


「あはははははははははははははははははははははははははははははは…………は?…ここってあの鉄車の中じゃないの!?!?!?」(リリヤ)


猫庭の楽園に入っていきなり発狂しているリリヤさんは整理するまでまだまだ時間が掛かりそうだ


「誰に言っても信じてもらえないよね………」(ユリアナ)


イリーナさんを必死に助けようとした兎人族のユリアナさん。呆然としながらも疲れているのか辛そうだ………


「こりゃ驚いたわい!!神々が創られた神具の類いのマジックアイテムか?」(アーロン)


短足にムキムキな筋肉を纏ったドワーフのアーロンさん。真っ白なお髭を蓄え、いかにもお酒が好きそうなドワーフである。


「…だとしたらそれを扱うあの子は何者なの?」(アルビナ)


犬人族のアルビナさん。ネイちゃんよりもさらに一回り大きいお姉さんだ。明るく元気そうな人だ。


「それを聞く勇気は私にはないわ…………」(ベラ)


人間のベラさん。背中に自身の身長よりやや小さい大きな弓を背負っている。あんなに大きな弓を扱えるのか!その威力を見てみたいものである。


「お風呂に入れる~♪みんな!まずはそこを喜ぼうよ♪」(ダリア)


巨人族のダリアさん。身長230位のお姉さん。ネイちゃんと同い年位かな?お風呂好きって事だけは今の会話で分かった。以上の6人が白き狼のパーティーメンバーである。


「ここなら確かにイリーナを安静に休ませてあげれるけど!!けど!!けど!!」(リズ)


彼女も整理するのに時間が掛かる口みたいだ。


「Zzzzzzzz~♪」(イリーナ)


担架に乗せて丁重に運ばれている虎人族のイリーナさん。顔色は若干良くなったとはいえ絶対安静である。なので俺は彼女のお腹の上辺りで丸まってちょこんと乗っていた。


「落ち着きなさいよ!今はこの奇跡に感謝しないと♪クウちゃん、イリーナの為にありがとう♪」(ディナラ)


先程までずっと泣いていたのだろう。その目は赤く腫れていた。俺を優しく撫でては微笑み掛ける熊人族のディナラさん。


「そうよ♪こんな可愛い奇跡がここにあるのに何を狼狽えているのやら♪ね~クウちゃん♪」(クリアーナ)


エルフのお姉さん事、クリアーナさん。残念で無いことを切に願う…………


「いや、リズの反応は当たり前でしょ…………」(カティア)


馬人族のカティアさん。初めて見る種族なのだが主に北の大陸にはたくさんいるそうだ。ちなみに下半身は馬ではなく人のそれだ。馬の名残は尻尾と少しだけ長い馬の耳であとは人のままだ。


「猫人族の赤ちゃんは世界一~♪同族の子はどうしてこんなに可愛いのかしらにゃ~♪」(マリエ)


元俺と同じの猫人族のマリエお姉さん。ディナラさんと一緒に俺を優しく撫でて楽しんでいた。こちらも以上6名が凍れる刃のメンバーだ。


「なんと言う魔術!東の大陸にはこのような奇跡の使い手がいるとは!!」(アーキムの息子)


「親父………すげえ!!これが魔術!!」(アーキムの息子A)


「ここで商売出来ないかな?」(アーキムの息子B)


そして、最後に2パーティーの雇用主でセイギフトに商売に来てたアーキム一家の三人である。三組のそれぞれの代表である三人がフロントで記帳を済ませるとメイドが部屋へと案内を始める。


「皆様をお部屋にご案内致します。こちらへどうぞ♪」(メイドD)


メイドのお姉さんに案内されアイナママ達の向かいの2部屋とその隣の1室にそれぞれ案内された。そこで俺がイリーナさんから離れられないので白き狼の部屋に集まってもらい今後の話し合いをすることになった。


「…………と言うわけで私達は後1週間の間にこの大陸から出ないといけないのよ。」(アイナ)


アイナママがこれまでの経緯(いきさつ)を簡潔に説明してくれた。


「こちらもなかまうちでまだはなしあっていませんが、いけんがいっちすればねこちゃまふぁみりーはしょうたいふめいのおねえさんとおーがたいじにいきたいとおもうの。」


反対意見が出ない事は分かっているがパーティーとは団結してこそ意味がある。確認は大事にしないと。


「普通のパーティーなら止める所ですけど、アイナ様に紅の牙のネイ殿に聖魔化したドリアードさんにクウちゃんとそちらの御方…………何者か御存知上げませんが只者でないのは分かります。……白き狼で出来ることはあまりなさそうですが助力出来る事は何でも言って下さい。」(リリヤ)


「凍れる刃も同じく助力を惜しみません。いえ、受けた恩を返させてほしい!」(リズ)


「私達は何も出来ませんがせめて無事を祈らせてほしい。」(アーキム)


「リリヤおねえさん♪リズお姉さん♪なかよくきょうりょくしておーくたいじするの♪そして、アーキムさんありがとうなの♪しょうばいのじゃまするおーくをめっ!してくるからここでまっててほしいの♪では、きょうはここでえいきをやしなってくださいなの♪クウちゃんのりょうりをみなさまにふるまいますのでおゆうはんまではおふろにはいられるのをおすすめしますなの♪あっ!けっしてばかされるとかないのであんしんしてつかってなの♪クウちゃんはねこなの♪」


一応、この世界にも狸や狐に化かされる話がある。正確にはモンスターの狸や狐なのだが、美しい美女や勇ましい男に化けては人を誘い込み、夜伽に誘われ本当の意味で食われてしまう等の例が実際にあるのだ。


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「あはははははは♪」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


メイドや執事の人達に案内されて出ていく部屋の中には俺とベットに横たわるイリーナさんと控えている数人の従業員だけとなった。イリーナさんの為に残ると言っていたのだが、俺がここにいるので任せてほしかったし、2パーティーとアキーム達面々の消耗は見るからに激しかった。なので多少強引だったかも知れないが明日の為にもお風呂に行って頂いた。


「のど・・・・・が・・か・・・いた・・・・・・」(イリーナ)


掠れた声を出し、俺を見て微笑むイリーナさんはだいぶ回復してきている。


「しつじさん。りゅっくをとってほしいの♪」


「畏まりました♪…………………クウ様どうぞ♪」(執事D)


「ありがとうなの♪」


リュックの中から清水のピッチャーとコップを取り出し甘露水を注ぐ。そこでこのままでは飲ませられない事に気がつき俺はスプーンも取り出す。そして、一口ずつイリーナさんの口に運んで上げて飲ませて上げた。


「!!!!!!!!…♪♪♪♪♪♪」(イリーナ)


「イリーナおねえさん♪おなかへってたらまぶたをとじてなの。」


喋るのも辛そうだったのでお願いしたらパチパチ♪と瞼を二度閉じた。良かった♪お寿司なら食べれるかな?

ミーちゃんに作ってあげたお寿司は丼に分けてあるし、一口サイズだから食べれるかも。


「クウちゃんのおりじなるりょうりでなまさかなをつかったりょうりだけど、とってもおいしいの♪しんじてたべてくれる?」


パチパチ♪ウインクで答えてくれた。俺はイリーナさんから一旦離れるとテーブルの上におぼんで増やした丼を10個ほど並べ中身を小皿に移す。それをイリーナさんの所へ運び準備をする。


「すとろーあったらもってきてなの♪」


「こちらに御座いますクウ様どうぞ♪」(メイドE)


部屋に備え付けられているキッチンの棚からストローを受け取り準備万端。これでいいかな?


「ではおくちにいれるの。ゆっくりかんでたべてなの♪あ~~んなの♪」


大きく開いたお口に鉄火巻きを静か置いてあげる。もぐもぐこっくん♪…………おい!!よく噛もうよ………


「イリーナおねえさん………てっかまきはのみものじゃないの…………!?もっとたべるの?」


目を輝かせ口をパクパクしながら訴える。仕方がないお姉さんだ。雛鳥を思わず連想して俺は微笑んだ。


「あ~~んなの♪」


パクっ♪ゴクン♪……………………………………………相手は怪我人だ………我慢我慢………パクっ♪ゴクン♪


「おみずをのむの♪ゆっくりとのんでなの♪」


チュルチュルチュル~♪…………だから…なんでそんなにいそぐかな………全然言うことを聞いちゃくれない………


「・・・・・・もっ・・・・と・・・・・」(イリーナ)


何がそんなに彼女を奮い立させるの?瀕死の重傷だったのに起き上がりお寿司を食べようと小皿に手を伸ばす。重傷者なのを自覚して!!!


「わかったの!むりしておきあがろうとしちゃめっ!なの。あ~んなの♪」


次はヅケだ。パクっ♪ゴクン♪中トロっと!パクっ♪ゴクン♪大トロっとパクっ♪ゴクン♪…………あ~~至福の旅に出ておられる。うん、ネイちゃんとこの人は同類だ。ヨシヨシ♪


「おいし・・・・♪もっと・・・・・・・」(イリーナ)


「はいはいなの♪おねえちゃんのほうがいまはあかちゃんなの♪よちよち♪あ~んなの♪」


タイの湯霜の握りに皮の炙り焼き!パクっ♪ゴクン♪ビエの握り!パクっ♪ゴクン♪ヒラメのエンガワの握り!パクっ♪ゴクン♪


「旨いよ~♪しかも~お水まで極上だ~♪」(イリーナ)


「!?。イリーナさんかいふくしてきたの!このちょうしでたべるの!あ~~んなの♪」


うにの握り!パクっ♪ゴクン♪マグロの皮の握り!パクっ♪ゴクン♪ウナギの握り!パクっ♪ゴクン♪アナゴの握り!パクっ♪ゴクン♪ラストは玉子の握り!パクっ♪ゴクン♪


「旨いよ~~~~~♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」(イリーナ)


「おお~~~かいふくしまくりなの♪おみずたして…………さあ~のんでなの♪」


「クウちゃんの料理にあたしはもう♪♪♪チュルチュルチュル~♪」(イリーナ)


俺を掬い上げてムギュ~♪と抱きつくイリーナさんはバッチリ回復してる。俺の寿司は特効薬みたいだな…………血色も良くなってこれだけ元気が出ればもう大丈夫だよね♪


「イリーナおねえさんいいこ~いいこ~なの♪」


この後も食欲全開のイリーナさんは天丼にうな丼にボア丼まで制覇し、お風呂から帰って来たみんなを驚ろかせていた。










餌付けしたつもりはないんです…………だが……


「あたし猫ちゃまふぁみりーの一員になる♪クウちゃんラブリ~♪もう好き好き好き大好き~~♪」(イリーナ)


俺を離してくれなくて困っています………


「ちょ!?イリーナおねえさん!ごはんのせいでおかしくなっているの!しょうきにもどってなの!!!」


「イリーナ!!!!!あんた復活したと思ったら何ふざけた事を言ってるの!!!」(リズ)


激怒なのは当然だ………あれだけ心配をかけておいてこれなんだから………


「ヤーーーーー!クウちゃんのお家の子になるの♪クウちゃん大好き~♪チュ♪」(イリーナ)


「!!!!!!!!!!!!…なっ!なっ!えっちなのはめっ!なの!!!!!」


キスされてしまった!!柔らかくて……………ハッ!?…………………………アイナママから殺気が…………


「リズさん…………これはどういう事かしら?……………うちと事を構えたいと?」(アイナ)


ホッペへのキスでイリーナさん!ギリ助かったのに気がついて!!!


「ちょ!?アイナ様滅相も無い!!!」(リズ)


凍れる刃の面々はそのパーティー名の如く顔を青ざめる………


「あたい達ですら余りクウに手を出してないのに!!!紅の牙の異名を身を持って知りたいみたいだな!!!」(ネイ)


余りってネイちゃん………最初に出会った頃の守護者のネイちゃんは何処に………


「猫ちゃまふぁみりー全員を敵に回すとはいい度胸ね!!!アストラお義父様のおかげでミーナちゃんだって結構やれるんだから!!!」(ミーナ)


右手に魔力を集中させている!?しかも余裕を保っている!


「お姉さま達だから私だって納得してるのにこの泥棒虎が!!!!ふふふ♪♪」(セーラ)


ちょ!?そのセーラちゃんを覆ってるのって魔闘気じゃないの!!!怒りで覚えたの!?


「我が主のクウ様に貴様!!!!」(リディア)


あっ!?ヤバイ!!リディアちゃんもマジだ!!


「じーーーーーーーーークウちゃん!!男ならハッキリしなさい!!あたしにあんなことしたんだから!!!!」(アイシア)


「おちついてなの!それとあんなことのいみがわからないの!!!みんなけんかはめっ!なの!!!」


「こら!!そこの虎人族のお姉さん!ちゃんと順番を守りなさい!」(エーコ)


順番って何!?エーコちゃん?


「そうよ!!あたし達の次ならお姉様達も許してくれるんだから!!!」(シエナ)


女子の間で何の密約してるの!!


「クウちゃんの事が好きなら猫ちゃま同盟のルールを守りなさい!!」(ニア)


ツッコミ入れたら負けなの?


「「そうよ!!そうよ!!」」(リア・レア)


包囲網が………


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」(ルカ)


あれ!?…気の………せい?


「皆さん落ちついて下さい!!こらぁ~イリーナ!!!あんたいい加減にしないと!!!」(ディアラ)


イリーナさんの後頭部をポカポカ殴るが俺を抱き締めているので常時回復して余り痛がらない。むしろ楽しんでないか?いや………ダメだよ、そういう扉を開けちゃ…………


「スリープを掛けているのに何で効かないの!?」(クリアーナ)


横でブツブツ呟いていたクリアーナは魔術を練っていたようだが俺に抱きついているからすぐに快復されている事に気付けていなかった。


「クウちゃんのアビリティーで快復してるのね………………」(アイナ)


こめかみに青筋を立てながら説明するアイナママ。


「この馬鹿のせいですみません!!!」(カティア)


「この通りですにゃ~!!!」(マリエ)


二人して俺とみんなの間で土下座している。不憫だ………


「イリーナおねえさんめっ!なの。なかまをあっさりうらぎるこをクウちゃんはぱーてぃーにいれないの!」


「そんなぁ~~!!!」(イリーナ)


この世の終わりみたいな顔をするイリーナさん。この手の顔に俺は弱い………


「当たり前でしょ!!クウちゃんの言う通りよ。本当にごめんね……この子ってば食べ物が絡むと見境がなくて………」(リズ)


その一言に俺達もネイちゃんを思わず見る。


「ちょ!?みんな何であたいを見る!!」(ネイ)


「そちらも苦労してそうですね………」(リズ)


空気を察して同類を見る目をネイちゃんに向けるリズさん。


「『ペロリスト』」(ミーナ)


ネイちゃんにしか聞こえないように小さく呟くとネイちゃんはその場で体育座りをして顔を埋めてしまった。


「みんなはクウちゃんのご飯を食べてないからあたしの気持ちが分からないんだ~~!!その余裕も後僅かで崩壊するから楽しみだわ♪」(イリーナ)


自信タップリに勝利宣言を上げドヤ顔をする。その顔に俺は複雑な気持ちになる。


「おいしいっていってくれるのはうれしいけど!けんかはめっ!なの。」


「クウちゃんこの際だからご飯は各自、自分で用意してもらったらどうかしら?」(アイナ)


「それはめっ!なの。クウちゃんのおもてなしにくべつはあっちゃめっ!なの♪イリーナおねえさんのにゅうだんはとりあえずきゃっかなの。」


「うぅ~~…………しくしくしく♪」(イリーナ)


「でも、なんとかうまくいくほうほうをもさくするからがまんしてほしいの。」


「どういうことなのクウちゃん?」(リズ)


俺の一言が気になったのか、つい聞いてしまったのだろう。他のみんなも同じなのか聞く耳になっている。


「そんなにむずかしいことじゃないの。ここにこられるとびらをどこかきまったばしょにおけるかなとおもったの。あとは………イリーナおねえさんもまんぞくするけいたいしょくひんのかいはつなの♪」


「面白そうなお話ですな!商売の話なら私も加わらせて下さい♪」(アーキム)


いつのまにやら夕飯前の少しの間に雑談をする空気になったみたいだ。折角だし交流も深める意味合いも含めて話し合ってみよう。


「ここ、ねこにわのらくえんにこれればこっくさんがクウちゃんとおなじれべるのりょうりをつくれるの。だから、まずはみんながよくいくばしょってどこかないかなの?」


「あるわよ♪一ヶ所。必ず冒険者なら寄る所。冒険者ギルドよ♪」(アイナ)


「あっ!?たしかにそうなの………」


「商人ギルドでも同じですぞ♪これだけの規模とレベルの施設ならそれこそどれだけの場になるか♪」(アーキム)


「移動系の魔術の魔法陣と発動式が大きすぎてギルドの中に入りきりますか?」(クリアーナ)


エルフのクリアーナさんは魔術に長けているのだろう。アイナママに問う形で聞いてくる。


「普通なら無理かもね………そう、普通ならだけど………………チラッ♪」(アイナ)


みんなはアイナママの視線を追い俺を見る。


「この今いる所を出している時点でそれらは些細な事じゃないのか?クリアーナよ!ワシは魔術の事に疎いがこれだけのクラスになればそれ位予想がつくぞ。」(アーロン)


「貴方に言われるまでもないわよ!ただ、分かっていないからそういう事が言えるのよ………」(クリアーナ)


決断した顔付きで手を上げるユリアナさん。その瞳は俺を真っ直ぐに見つめる。


「話を中断させる形になるけどごめんなさい………どうしても気になるから……ずばり単刀直入に聞くわ!クウちゃんは一体何者なの?それとそちらの御方も………」(ユリアナ)


聞きたい事の一つだったみたいだ。リリヤさんがユリアナさんの肩に手を置いて制止させようとしたみたいだがタイミングが遅かった。


「我の事も気になりますか………プレッシャーを掛けぬようにしてたつもりだが仕方がないか。まずはクウヤから自己紹介をして差し上げなさい。」


ずっと黙って事の成り行きを見守っていた父が口を開く。父の存在を無視する事を冒険者の勘が許さないのかもしれない。

さて、俺はパーティーの顔をぐるっと見回してから確認をとった。微笑み返してくれたので正直に話す。影響を考えて行動しないといけないと俺は痛感したばかりだからだ。


「あらためましてなの♪もとねこひとぞくのクウちゃんですの♪いまはしんかくかというのでねこかみになってふしぎなちからをつかえますの♪こっちのリディアちゃんはクウちゃんとけいやくしてるせいまのおねえさんで、このひとがクウちゃんをひろってそだててくれたおとうさんなの♪よろしくなの♪」


「この子の育ての親の聖龍皇アドアトラスと申します。以前の名は皆さんが知っておられる死の森の主、邪龍皇と言えば分かるでしょう。あの森にて古の勇者様達との誓いを果たす為に瘴気をこの身に宿し大地を守って来た。それをこの子の邪を払う力、イリーナさんを癒した力と言えば皆さんも納得してもらえるでしょうか?その力により元の姿に戻り今はこの子と一緒にいます。名はアトラスとお呼び下さい。」(アトラス)


この自己紹介で一旦雑談はお開きになってしまった。冒険者の間では最強のモンスターが目の前に居て名乗りあげた上に俺の生き神宣言にリディアちゃんの聖魔化モンスター、さらにアイナママや紅の牙のネイちゃんと来れば頭がパンク寸前みたいだった。

当のユリアナさんなんて右手を額に当て、左手を前に突き出し制止のポーズをとってこぎざみに震えていた。













お夕飯なのだが、俺はある事がしたかった。それはずばり回転寿司!折角用意してくれたコックさんに悪いと思ったが楽園内で調理した物はリュックと同じで保存が効くから問題ないとメイドさんに教わった。

なのでみんなのお部屋から近くの空いてる一室を改造する為に数名のメイドさんと執事さんを連れて来ていた。


「クウ様の額に触れても宜しいでしょうか?」(メイドZ)


メイドさんが恭しく聞いてくる。もちろん……


「もんだいないの♪なにかひつようなことなのね♪」


「はい♪では失礼致します♪」(メイドZ)


お姉さんは俺の額に自分の額をくっ付けると何やら読み取っているみたいだ。だが、俺はドギマギしていた。だって、一瞬キスされるかと思って色々と妄想が暴走する!そして、お姉さんは俺の額からゆっくりと顔を離す。


「完了いたしました。クウ様から読み取った情報からこの部屋を再構築いたします♪実行開始!」(メイドZ)


トランスフォームと言えばいいのだろうか?グニャリと形と色が変わるとそこには円状に広がる回転寿司のレーンとカウンターと椅子が用意されていた。その他の細々(こまごま)とした物も他の皆さんが作り出していた。


「あっというまなの♪これでおもてなしのじゅんびばんたんなの♪ありがとうなの♪」


「クウ様の喜びは我らの喜びでございます♪………その…………お耳を拝借いたします。」(メイドZ)


ん!?お姉さんが赤面しながら耳にお口をもってくる………


「『先程……その情報を頂く時に……余分な情報を………申し訳ありません。ですが…お望みとあらば………人払いをさせます♪』………貴方達は下がりなさい。」(メイドZ)


こちらに会釈した後、立ち去るメイドさんと執事さん。俺とこのメイドさんの二人っきりになる。


「おねえさんどうしたの!?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(メイドZ)


突然スカートを脱ぎ、そのなまめかしい足が露になる。ガーターベルトにストッキングが俺の瞳に写る。そして、ヘアピンを取りそれを口でくわえると結んでいた髪がほどけサラサラと流れ落ちる。お姉さんは恥じらいのせいで顔に朱が混じっている。


「なっ!?なっ!?なっ!?」


突然の事にパニックになり狼狽えるがそんな俺をスルーしてお姉さんはブラウスを脱いで下着姿になる。ガーターベルトに手を掛けた時点でやっと俺は……


「すとっぷなの!!!おねえさんごらんしんなの!!!」


「よろしいのですよクウ様♪先程…情報を頂いた時に溢れて来た…その………お刺身………わたくしを器に見立てた♪その………盛り付けを♪」(メイドZ)


いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!こ・れ・は・恥ずかしい!!!今すぐ死にたい!!何考えてるの俺!!!回転寿司で働く皆さんごめんなさい!!俺は神聖な戦場を汚してしまった!確かにお姉さんにそれを想像したけど!…それは一瞬のまほろば!そう!思春期の少年やおっさんでも無意識に想像する類いのものなの!!あ~~二分前の俺を殴りたい~~!!お姉さんは俺の意を汲んで忠実に………ダメだよ!!そんな隠してたエロ本の内容を再現しちゃうなんてある意味生き地獄なんだから!!


「まってなの!!いまのはなしなの!!ごめんなさいなの!!」


頭を抱え嫌々をする。お姉さんの純真につけ込むなんてまた紳士道(ジェントルロード)が遠のく……


「抑えられる事はないんですよクウ様♪それともわたくしじゃご不満でしょうか♪」(メイドZ)


その時だった!コンコン♪とノックをする音が響き入り口のドアから……


「クウちゃんここにいるの?何か胸騒ぎがしたんだけど大丈夫?」(アイナ)


カギが閉まっていた為に見られてはいないが………………大丈夫じゃないです!!!アイナママ!なんてタイミングで来るの!!女の勘って奴なの!?


「申し訳ありませんアイナ様。クウ様は今立てこみ中でしてわたくしが代わりにご用件をお聞きします。」(メイドZ)


俺に向かって人差し指を口の前に立てて静かと合図するお姉さん。


「あら…そうなの?特に何でもないからいいわ♪クウちゃんの事手伝ってあげてね♪失礼するわ♪」(アイナ)


遠ざかる足音。なんだ…この不倫や浮気の現場を彼女に見られる寸前みたいなシチュエーションは!俺が胸に手を当て心臓の鼓動を落ち着かせる間にお姉さんはストッキングを脱ぐ。


「『ちょ!?おねえさんまつの!!クウちゃんは…』」


コンコン♪うそ~~ん!!


「クウ!!ご飯の準備まだか?あれ?閉まってる。あたいも手伝うぞ♪」(ネイ)


何でネイちゃんまで来るの!!今度こそ終わる?


「ネイちゃん!てつだうついでにつまみぐいするからめっ!なの。もうちょっとまっててなの。」


心臓がバクバク言っている!何故こうなった……


「あははは♪ばれたか♪大人しく待ってるから早くしてくれよな♪」(ネイ)


「わかったの~♪」


第二関門セーフ!ってお姉さんを止めねば。チラリと向けると何処から用意したのか人間が横たわれるサイズの大皿とサランラップを用意している。なんか手慣れてませんか?って俺の知識のせいだ!!!思わぬ追加ダメージに豆腐メンタルはグチャグチャだ。


「『そこまでなの!!みんなにこんなとこみられたらクウちゃん!』」


「『クウ様♪わたくし共は口は固いですからご安心を♪』」(メイドZ)


だーーーー!!!お姉さんの暴走が止まんない!コンコン♪……………………サーーっと血の気が引いていくのを俺は初めて経験した。止めを刺すなら一気にして!!


「クウちゃ~~ん!なんか分からないんだけど何か変な事してる?」(ミーナ)


「お姉さま変な事って♪クウちゃんお手伝いに来ましたよ♪ここ開けて~~♪」(セーラ)


お姉さんと裏でドッキリとか仕掛けてないよね?ガチャガチャ♪と音がする度に俺の豆腐メンタルがかきまざる。


「『ここはお任せください♪』申し訳御座いません。クウ様はたてこみ中でして、後暫くしたらお返事出来ると思いますが急ぎでしたらお止めいたしましょうか?」(メイドZ)


「あっ!?ごめんなさい!邪魔しちゃ悪いからいいわ♪」(ミーナ)


「お姉さま行きましょう。クウちゃん何かあったら呼んでね♪」(セーラ)


遠ざかる足音、生きた心地がしない………今度こそお姉さんを本当に止めるぞ!そう思い近寄るとお姉さんは片手で胸を隠してもう片手でショーツに手を掛けていた!!


「『めいれいなの!!いますぐに…』」


ドンドン♪ドンドン♪………ですよね………ええ!分かってましたとも!!こんちくしょ~!!


「クウちゃ~~ん!お腹空いたよ~~♪つまみ食いさせて~~♪」(アイシア)


なんと堂々としたつまみ食い宣言!


「めっ!なの!!くうふくこそさいこうのちょうみりょうなの!!!」


「………ねえ…クウちゃん…何してるの?………」(アイシア)


追い込まないで!!誰か助けて!!!


「だれもみたことのないりょうりばをつくってるの!!!ここはだれにもみせないの!!!!!!!」


「すっごい必死ね………クウちゃん一人なの?」(アイシア)


「いえ!わたくしがお手伝いを♪クウ様渾身の仕上げですのでアイシア様どうか察して下さい!」(メイドZ)


「………むぅ~仕方がないから帰るけどクウちゃん!お姉さんと変な事しちゃダメよ!」(アイシア)


「うははははは♪アイシアちゃんへんなこといっちゃっめっ!なの。」


お願い!いつものアイシアちゃんみたいに察してここは退いて!!いや!察してもらうと困る!!


「怪しいな~…………」(アイシア)


アイシアちゃんの足音が遠のき、お姉さんを見た時は既にミロのビーナスみたいになっていた。


「ふくをいそいできるの!!!めいれいなの!!!」


「畏まりました。クウ様の命令に従います………」(メイドZ)


シュンとしょげて残念そうに服を着直すお姉さん。やっと暴走を止められたと安心したのだが、ドアの向こうから……


「クウ様………リディアです。今の命令は誰に向けて仰ったのですか?……何をしていらっしゃっるのですか……………」(リディア)


あぁ~もう終わった………今の台詞を聞かれては言い訳のしようがない、俺は四つん這いになり諦め掛けたその時!お姉さんは頭から水を被りドアを開けた。


「申し訳御座いませんリディア様!わたくしがドジをしてしまい……つい…クウ様になら見られてもいいと思いそれで♪」(メイドZ)


「何だそういう事か。クウ様はそういう事に厳しい御方だ。以降気を付けるように!」(リディア)


「畏まりましたリディア様♪~~♪」(メイドZ)


リディアちゃんに分からないようにこちらを振り向いたお姉さんは俺にウインクをしてきた。それを見て女性の持つ強かさに俺は戦慄した。


「ではわたくしは皆様を着替えるついでにお呼びして参ります。」(メイドZ)


あの分だと夜一人で寝るのが怖い!夜這いもありうるかも………


「リディアちゃん!きょうは(怖いから)クウちゃんをだいて(寝て)ほしいの!!」


「はっ?………エーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!。クウ様!?えっ!?いや!!そのっ!!!」(リディア)


「ダメなの?………………わかったの。おとうさんにおねがいするの。………よし!きあいいれなおしておゆうはんにするの!リディアちゃんもみんなをよんでくるの!クウちゃんはじゅんびにとりかかるの♪」


今は数十分の間の出来事を忘れたいから回転寿司に没頭したい。そう!何かに集中するって素晴らしいよね♪


「あぁ~我は折角のチャンスを……………」(リディア)


ぶつぶつと何かを呟いてリディアちゃんは出て行ったが俺の耳には入らなかった。


「おしぼりおっけ~なの!おはしにすぷーんにほぉーくおっけ~なの!がりにおちゃのこなにゆのみおっけ~なの!あつかんとひやのじゅんびおっけ~なの!かいてんれーんすいっちおんなの♪~~~~~こどものころ~~~♪まわる~~~♪おすしに~~~♪わくわく~~~♪してたなの~~~♪でも~クウちゃんは~~~♪ぷりんばっか~~~♪とってたの~~~♪」


動き始めたレーンにおぼんで増やしたお寿司を小皿に乗せて流す。マグロ!タイ!アジ!ブリ!ヒラメ!アナゴ!ウナギ!カニ!イカ!玉子!それとこれはオマケのペロの握り!俺は味わえないけどみんなは楽しめるだろう♪後は熱燗に冷やの準備も用意万端!みんなが来るまでつまみ食いしながら待っている。猫の俺に寿司を我慢するのって結構辛いんだよ!もぐもぐ♪あ~鉄火巻き旨し♪魚がもっとあればな~……………何だったらこの楽園に巨大プラントでも作るか?ロジャーさんにダメもとで言ってみるか……


「クウ様♪皆様をお連れしました♪」(メイドZ)


部屋の中は正に俺色。にゃんこ一色なのである。湯飲みもスプーンもホォークも壁紙も椅子も座布団もお皿もなのだ!体育館ほどの広さのある部屋の真ん中にちょこんと回転寿司があるという摩訶不思議だがゆったりとくつろいでほしい♪ちなみにお持ち帰りのパック詰めの箱まで用意してある。どや♪


「へい!らっしゃっいなの♪いきのいいねたがそろっているの♪かいてんすしというクウちゃんのこきょうのかわったごはんだけどめしあがってなの♪」


室内にぞろぞろと入るとみんなはレーンに流れているお寿司を見て様々な反応を出していた。


「流れる料理?初めて見たわ♪クウちゃんらしく遊び心があっていいわ♪」(アイナ)


「あはははは♪クウは本当に凄く面白い事をするな♪…………!?あれはペロ!!!!」(ネイ)


「何これ~♪クウちゃんの故郷の人って絶対変よ♪」(ミーナ)


「料理の舞踏会みたい♪でも、何で流れているの?」(セーラ)


「クウ様の趣味をリディアは理解するのに苦労しそうです………」リディア()


「あははははは♪クウちゃん凄いよ♪思い付いても普通やらないよ♪」(アイシア)


「あっはははは♪済まぬクウヤ♪食べる前からワクワクするな♪」(アトラス)


「わ~♪くるくる回ってるよシエナちゃん♪」(エーコ)


「くるくる~♪面白いねエーコちゃん♪」(シエナ)


「これは!?お魚だ!!!お魚高いから1年に1回しか食べられなかったのが!!!!」(リア)


「生きてて良かったよ~♪」(ニア)


「うんうん!!クウ様ありがとう~♪」(レア)


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪」(ルカ)


「なっ!?なんじゃこりゃ~!?だけど美味しい匂いが~♪」(リリヤ)


「意味不明過ぎる!!!何で流れているの!!」(ユリアナ)


「アッハハハ♪理屈はいい!みんな見習え!クウちゃんは食でも冒険してるじゃないか♪」(アーロン)


「見た目もビックリだけど、これ物凄くいい匂い♪これは美味しい料理よ♪」(アルビナ)


「可愛いな~クウちゃん♪おままごとみたいに見えるけど多分違うんだろうな~♪」(ベラ)


「ちゃんと巨人族用の椅子にスプーンやホォークにコップまで♪やだ~♪凄い気配り♪」(ダリア)


「凄い面子での食事に凄い形式の食事だな!そして、匂いが堪らん♪」(リズ)


「あたしは何度でも食うぞ♪みんなこれ以上の飯はないからな!猫ちゃまふぁみりーに入れないあたしの気持ちを理解するんだ!」(イリーナ)


「イリーナが大袈裟に言ってるだけかと思ったけどこれは………♪」(ディアナ)


「可愛くて♪強くて♪料理も出来る♪完璧じゃない!!!」(クリアーナ)


「魚料理がこんなに!!!あぁ~ここに座ればいいの?」(カティア)


「ヨダレが………いやん♪恥ずかしいけど我慢出来にゃい♪」(マリエ)


「生き神様の作られたお食事を頂けるなんて♪息子達よ!しっかり味わうんだ♪」(アーキム)


「「はい!父上♪」」(アーキムの息子A・B)


みんな一通り席に着いたのを確認してからメイドと執事を呼び、困った様子があればすぐさまに教えてさしあげるようにと伝えておく。ルカちゃんには専属で一人付きっきりのメイドさんを配置するのも抜かりはない!後は湯飲みの使い方やお酒の注文等。レーンに流す作業を手伝う人も増やし準備万端。


「すぐにたくさんたべたいとおもいますがたべかたをせつめいさせてなの♪おてもとのこざらにくろいそーすをすこしおだしくださいなの。そしたらながれているおさらをひとつとってなの♪みんなとったのね♪じゃあ、すででもいいし、ふぉーくやすぷーんやおはしをじゆうにえらんでそーすにおこのみでつけておめしあがりくださいなの♪たべおわったおさらはめのまえのにゃんこのおくちにいれてなの♪わからないことやおさけのちゅうもんなどもうしろにいるすたっふにきいてくださいなの♪それではどうぞごしょうみあれなの♪」


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!!。旨い♪&美味しい~♪」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


お皿にドンドンおぼんで増殖しては乗せていく。みんなとりつかれたかの如く食べている。最初は感想を言っていたが今は食事に夢中になりおしゃべりをしていない。あれ?珍しいな、天丼の時でも和気あいあいだったけど。よーく観察をすると喋らないんじゃなくて喋れないの間違いだった。旨すぎて喋れないレベルまで来ちゃったか…………ミーちゃんが言ってた事が的中しちゃったな………でも、みんな笑顔だしいいか♪もくもくと流しながらもみんなの動きをしっかりと観察し、取りたいお皿が取れなかった人の所へスタッフに指示を出し持っていかせ、お酒も切れないように出した。かれこれ一時間位経ち、やっと食事が終わるとポンポコになった妊婦モドキが大量に転がっていた。


「クウちゃんの料理はもう奇跡ね♪ママはこのおすしって料理にメロメロよ♪」(アイナ)


「ありがとうなのアイナママ♪」


「クウ♪お前は料理の神様なんじゃないか♪クウ越える料理人なんていないぜ♪」(ネイ)


「うえにはうえがいるの♪それと、クウちゃんはみんながおいしいっていってくれればそれでいいの♪」


「クウちゃん!これじゃ将来子供が出来たら、私の料理食べてくれなくなっちゃうじゃない!!」(ミーナ)


「しんぱいするとこそこなの!!まさか、おこられるとはりふじんなの………」


「気のせいかな?クウちゃんのおすし食べてから目がより見える気がするだけど。美味しすぎたから気のせいかも♪また、ご馳走してね♪」(セーラ)


「うなどんのときもこうかがあったからひょっとするとなの?あっ!こんどはあたらしいねたをよういするからおたのしみなの♪」


「まさか、生魚があんなに化けるとは奇跡です♪クウ様の従者である事を誇りに思います♪」(リディア)


「じょうしきにとらわれていてはまえにすすめないの!リディアちゃんはクウちゃんのたったひとりのぱーとなーなの♪クウちゃんもほこりなの♪」


「クウちゃん来年セイギフトに戻ったらお父さんに作って上げて♪」(アイシア)


「つくりますともなの♪でも、ほかのりょうりがもっとあるかもなの♪」


「またご馳走になったよクウヤ♪この一皿でもう既に我を越えてしまったかもな♪寂しくもあるが嬉しいぞ♪」(アトラス)


「おとうさんをこえてるなんてとんでもないの!おとうさんのあしもとにすらクウちゃんはとどいてないの!まだまだなの♪それにおやこうこうはまだまだなの♪」


「噛ませてくれないか?」(リリヤ)


「はっ?なの…」


「狼人族では尊敬する者の右肩を甘噛みするんだ。クウ殿の魔術にこの究極の料理!まさに神レベル!アイナ様が仰った事も今の私なら意味が分かります!ぜひ噛ませて下さい!」(リリヤ)


「クウちゃんそんなふうにいわれるとはずかしいの♪」


照れる!曇り無き真っ直ぐな瞳でそんな事を言われると。俺はモジモジと顔を赤らめクネクネしてしまった。


「きゃ~~可愛い~~♪ハグッ♪」(リリヤ)


結局こうなるのね。痛くないしいいか♪


「リリヤおねえさんいいこ~いいこ~なの♪」


「ごめんなさいね♪イリーナの件でもそうだけどたくさんありがとう♪ふふふ♪左肩に私は甘噛みをハグッ♪」(ユリアナ)


「クウちゃんおいしくないのにたべられちゃったの♪」


「これこれやめんか二人とも♪いや~~最高の夜だわい♪クウ殿の酒を飲んで貴殿の器を感じました♪ドワーフの里に来られるときはワシの名を使って下され♪歓迎致します♪あと…『もう少し飲みたいのでパーティーには内緒で下され♪』」(アーロン)


「おさけをほめてくれてありがとうなの♪おこめもきっとよろこんでいるの♪『のみすぎはからだにどくだからほどほどになの♪すたっふにわたしておくの♪♪』」


「『いつかいっしょに呑もうな♪ありがとう♪』」(アーロン)


「イリーナの気持ちが分かる♪私も猫ちゃまふぁみりーに行きたい~♪」(アルビナ)


「あるびなおねえちゃんめっ!なの。ここにこられるようなんとかしてみるからがまんしてねなの♪」


「クウちゃんお願いよ♪スリスリ♪気持ちいい♪」(アルビナ)


「すこしよってるのね♪ふふふふ♪くすぐったいの♪」


「人生で一番忘れられない日になったわ♪ご馳走様♪ナデナデ♪クウちゃんうちのパーティーにほしいなぁ~♪」(ベラ)


「おあいそさまなの♪なでなできもちがいいの♪」


「お食事で巨人族用に合わせてくれるなんて気配り初めてだったよ♪優しいね♪言葉で言い表せない位美味しかったし、私用におすしの大きさまで合わせてくれてありがとうね♪奥で頑張ってたの見てたよ♪ホントッに可愛い♪♪」(ダリア)


「ありゃりゃ♪ばれちゃってたの♪クウちゃんやっぱりまだまだなの!」


「ご馳走様♪感動の一言で尽きない!!イリーナの言葉が理解出来たわ♪君は天才だ♪」(リズ)


「だから言ったでしょ?クウちゃん抱っこさせて♪」(イリーナ)


「ダメよ!!アイナ様達が睨んでるでしょ!クウちゃんこっちにおいで♪おすし美味しかったよ♪

ううん!それ以上だったけど♪私の弟にならない?」(ディアナ)


「むすこやあかちゃんはいわれたことがおおいけどおとうとはあまりないの♪…こうなの?………ディアナおねえちゃん♪……ぐはっ!だめなの!!なんかはずか………」


「○▼◇‰°♂⇒%▽☆★▼♂□□%▼♪」(ディアナ)


「ずるいわ!ずるいわ!ディアナ!私もお姉ちゃんって呼んで♪」(クリアーナ)


「こらこら!クウちゃん取り合わないの!ディアナの怪力にも平然としてるのね………流石はクウちゃん♪」(カティア)


「ディアナおねえちゃんいいこ~いいこ~なの♪おとうさんとアイナママのおかげなの♪クリアーナおねえちゃんちょっとまっててなの。ディアナおねえちゃんがおちついたらいくの♪」


「万歳~♪我ら猫人から遂に神が!クウちゃんは私達の希望にゃ!ディアナ丁重に扱いにゃさい!」(マリエ)


「だいじょうぶなの♪マリエおねえちゃんやさしいの♪」


「おやおや♪もてもてですな♪今日はこれ程のもてなしをして頂きありがとうございます。北の大陸の事ならこの私に何でも聞いてください。貴方が北の大陸に来ることは歴史が動く事になるでしょう。末長くお付き合いさせて下さい♪」(アーキム)


「わからないことだらけなのでたすかりますなの♪アーキムさん♪ごしどうよろしくなの♪」


「うちの酔い潰れている息子達と交換したいですよ♪」(アーキム)


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「はははははは♪」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


「みなさんねむくなるまでなかのしせつをりようしてくださいなの♪だけど、あしたはおーくをめっ!するのでほどほどになの♪♪」


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「は~い♪」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


執事やメイドが各々案内し、この日の回転寿司は終了した。


ふつおたコーナー(MC:たまご丼)


ペンネーム「忠誠を誓う者」さんより頂きました


Q:わたくしの主様の欲望の一旦を知ってしまいました。ですが恥ずかしがり主様は素直になれません。わたくしはどうしたらいいでしょうか。


A:相手が引いたからって諦めちゃダメダメ!素直になれないのなら誰にもばれないようにしてあげれば喜ぶ筈!こっそりとつれ出してご奉仕しちゃえ!忠誠を誓う者さんならいけるいける!というわけでシーユー♪


ク:おかたづけ~なの♪みんなよろこんでくれたの♪


メ:これからが本当の回転寿司の始まりですわ!クウ様♪私達を握って下さい♪


ク:おあいそなの!!!!!



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