懺悔
ストーリー性を考えて、34話はふつおたコーナーをお休みさせて頂きます。
なにはともあれ無事に怪我する事もなく。俺とルウちゃんは王都の門を潜っていた。なのにルウちゃんはと言うと・・・・
「う~ん・・・う~ん・・・う~ん・・・」
「もどってくるのルウちゃん!ペシペシ♪」
「だって!サウザンドスネークを討伐したんだよ!絶対に大騒ぎになるよ。」
「へびのいっぴきぐらいでおおさわぎしてたらぼうけんしゃはつとまらないの。」
「サウザンドスネークを相手にそんなこと言ったら九割の冒険者は廃業よ。」
「たしかにおおきかったなの。あと、けいけんちがいっぱいだったの♪」
「あたしもクウちゃんのおかげでレベルが40を超えちゃったよ。絶対に仲間から文句言われる・・・・」
「れべるがあがったのになんでなの?」
「うちらのエルロワの猫はまだ駆け出しのパーティーなの。平均レベルは25位なんだけど、まさか、あたしのレベルが一気に16も上がるとは・・・」
「おお~ルウちゃんすごいの!なら、よろこぶべきなの♪それだけなかまのいのちをすくえるちからがついたんだからがまんなの♪」
「そうなんだけどね♪でも、サウザンドスネークは一国が保有する全ての騎士が出兵しても倒せるか分からないから、ギルドに緊急召集任務を発令して、うちらも強制参加になるほどの強敵だったんだから。ランクはAだけどSよりと言うか、ほぼSクラスに近いの。サウザンドスネークの鱗が黒銀の鱗と言われていてね。その鱗の高すぎる耐久値で物理攻撃はほぼ通らないし弾しちゃうし、全属性魔法も鱗を破壊するのはほぼ不可能なほど耐性レベルが高いの。しかも、鱗が状態異常も快復させるから麻痺や毒や石化等の状態異常も少しは効いてもあの巨体では効果が出る前に快復しちゃうはずなんだけど、クウちゃんはそんなの関係なしに麻痺させたよね。あの超巨大な顔だけにゃんこに・・・あれをたまたま見かけた人が絶対ギルドに報告して噂になるだろうな・・・・クウちゃんは自然に消えるって言ってたけど。あと、その腰に下げてる武器のニードルは切れ味が良すぎて危ない・・・・・」
「これにかんしてはクウちゃんもきをつけているの。」
「だよね。黒銀をいとも容易く貫いて血を吸ってたもんね。あっ!そうそう、取り分なんだけど。魔石もクウちゃんの取り分でいいから。あたしはほとんどなにもしてないし。それに他もそうだけどあたしはたまうさをブルマが食べる分だけ貰えればいいから♪」
「ぬぬ!それはなんだかいやなの・・・う~んとじゃあ。クウちゃんはませきはもらうから、あとははんぶんこしようなの♪」
「ええっ!?それでも多すぎだよ!!サウザンドスネークの素材だけでもいくらになるかわからないんだよ?多分だけど黒銀の鱗だけでも価値は白金貨まで余裕でいくよ!あぁ~たまうさ狩りに来たのになんでこんな大事に・・・・・・」
「おちつくの。ルウちゃんナデナデなの~♪」
「・・・・クウちゃんって本当に何者なの?あの超巨大にゃんこや凄いマジックアイテムに武器のニードルも絶対Fランク冒険者が持っている物じゃないよ・・・・・秘密にするから教えて!」
「むぅ~。そういわれてもクウちゃんはクウちゃんとしかいえないの。クウちゃんはおとうさんにひろわれてそだてられたし、このそうびやまほうのつかいかたもおとうさんからおしえられうけついだものなの♪それいがいはだからわからないの♪」
「・・・多分さ、クウちゃんの本当のご両親も拾ってくれたお父さんも凄い人なんだよ。隠れ里に住んでる大賢者様とか元勇者様とかかな?」
ごめんねルウちゃん。龍皇が正解なんだよ♪あと、父の事を凄い人と言ってくれてありがとう♪
「おとうさんにかんしてはなっとくなの♪クウちゃんはおとうさんよりすごいひとをおもいつかないの♪」
「世界って広いな~♪冒険者をやっていると不思議な話を聞いたり経験をする事が多いけど、クウちゃんと冒険したらもっと不思議な経験をする事が出来そうね♪これからもずっとお友達・・いや!何だったらあたしをお嫁さんにもらってくれてもいいんだよ♪」
「アイナママにおそわれてもよければクウちゃんはとめないの。でも、あまりおすすめしないの♪」
「うっ・・・でかい壁だな。ヒナがアイアンクローで殺られるところをこの間みたばかりだしな・・・クウちゃんの事になるとアイナ様って見境なくなるし・・・・」
「ふふふ♪クウちゃんのぼでぃがーどはあついの♪」
「ふふふ♪でもアイナ様にしーしーに連れて行かれるのあたしは見てたよ♪」
「なっ!?あのときみていたの!?クウちゃんがあんなにたすけをさけんだのに!これだからおとなはぷんすこなの!!」
「あははは♪アイナ様のボディガードは案外便りにならなそうだね♪」
「わらえないのクウちゃんには・・・・」
災害級のモンスターを背中のリュックに入れ、俺とルウちゃんは冒険者ギルドへと入るのであった。
「ただいまなの~~♪」
「ミーコさん、ちょっといいですか?急ぎ報告したい事があります。出来ればアイナ様に直接報告したいのですがよろしいでしょうか?」
「おかえり~クウちゃん♪・・・ルウ?一体どうしたの?・・・顔がマジね。急ぎならここで聞くからいいわよ。」
「緊急じゃないんですがちょっとした騒ぎにはなります。あっ!ヘマしたとかじゃないんで。そのですね・・主な原因は・・・・・チラッ♪」
「チラッ♪・・・・・なるほどね♪」
「なんでふたりともこっちをみるの?こどもをそんなくもったまなこでみるのはめっ!なの。」
ギルド内の職員さんも冒険者達も俺らのやり取りを見て何かやったな?って目が訴えていた。
「ミーコさん、お察しの通りですが出来れば誰にも聞かれない場所で・・・」
「分かったわ。アイナ様に確認を取ってくるからここで待ってて頂戴。」
それからすぐにギルマスルームへ確認に向かったミーコさんはすぐ戻って来て、ギルマスルームの前まですぐに通された。ノックをしてから中に入るとドアの前で俺を待ちわびていたのかすぐにハグをされて捕獲された。
「クウちゃんお帰り~♪ルウもご苦労様。それで急ぎな話って何?時間が惜しいから単刀直入に言って頂戴。」
「ただいまなの♪」
「・・・・・・・・・・・・・では遠慮なく。サウザンドスネークをクウちゃんが一人であっさり討伐しました。クウちゃんのリュックの中に亡骸を入れてあるので他のモンスターと一緒に素材の解体をお願いします。」
「おっきいへびさんだったの♪ごごごのにょろにょろ~だったの♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「クウちゃん・・・よ~~~くアイナ様の顔を見ようね。これが普通の反応よ。あたしの言った通りでしょ?」
「アイナママ、めがしらおさえてぷるぷるふるえているの。あたまいたいの?クウちゃんがあたまをなでなでしてあげるの♪いいこ~いいこ~なの~♪」
「心中お察しします・・・」
「二人とも怪我はないの?」
「無傷です。」
「このとおりぴんぴんなの♪」
「なら結構。詳しい話を最初からしてくれるかしら。それからどうするか判断するわ。」
事の経緯をルウちゃんが説明してくれ、説明の後半の部分でアイナママが唸ってたのが妙に面白かった。
「こらっ!クウちゃん!」
説明を聞き終わったアイナママは俺のホッペを優しく横に伸ばす。
「ぽっぺがみょ~んなの♪」
「危険と思ったら逃げなきゃダメじゃない!!!ママが話を聞いて今どんな思いでいるか分かる?」
「ごめんなさいなの・・・・でもおっきいだけでいけるとおもったの・・」
心配かけてごめんなさい・・・アイナママの顔を直視出来ない。本気で心配してくれている・・・・・
「もう、しょうがないんだから。ルウ、あなたの判断は正しかったわ。だから、今回の経験は貴女の冒険者としての質が高まったはずよ。外に出たら何が起こるか分からないからこそ、常に冷静な対処をしてね。」
「はい!アイナ様。」
「クウちゃんは反省!パーティーリーダーの指示はちゃんと聞く事!」
「ごめんなさいなの・・・・・・」
「とにかく、解体を済ませて王家と各ギルドに無事討伐をした事の通達を出さないと。素材の分配の話も二人は済ませているから冒険者ギルドへ売りに卸した分は商人ギルドの口座に振り込むわ。だから、今のうちに取っておきたい素材は忘れずに選んでおいてね。・・・・・・それで出来ればなんだけど、半分・・・・いえ、四分の一でもいいから冒険者ギルドか商人ギルドに卸して貰えるとありがたいわ。これだけの物となると購入希望者が殺到して押さえるのが大変だから。」
「仲間と相談してから正式なお返事を返しますが、あたしは仲間の装備分に使う素材の分を残せれば十分です。クウちゃんのお陰で分けてもらったわけですし。クウちゃんには大きな借りができちゃったね♪」
「ルウちゃんがいなければクウちゃんはそもそもへびさんをめっ!してないからおたがいさまなの♪だからかりかしはなしなの♪それでへびさんのそざいはアイナママをしんぱいさせちゃったからおわびにぜんぶあげるの♪おかねもすこしあればいいの。あっ!でも、かぞくのみんなにほしいのがあるかきくの。ネイちゃんやミーナちゃんやセーラちゃんにリディアちゃんもほしいものがあるかもしれないの。もちろん、アイナママもなの♪」
「家族!!!・・・・・・・・・・ふふふ♪ずるいなぁ~~♪まだ、ちゃんと叱ろうと思ってたのに♪」
「あらら~♪クウちゃんっていきなりなのね♪」
「ん?どうしたの?なにかまずかったの?ひょっとしてへびさんだけじゃおわびにならないの!?ほかになにかあるかなの・・・・りゅっくさんのなかを・・・・」
「ちがうわ♪そうよね♪家族なんだしみんなに聞かないとね♪」
「あれ!?かんちがいなの?ほっとしたなの♪みんなとそうだんなの♪」
「ふふふ。いいな~~~ちょっと羨ましい♪」
細かい話をその後アイナママから聞いて部屋を出た。討伐金がまさか白金貨二枚も出るとは思いもしなかったけど、半分の一枚をルウちゃんは受け取れないと頑なに、ホントに頑なに拒んだが嘘泣きをしてチラッ♪とみたら。クウちゃん汚いわ!と言いながらもなんとか受け取ってくれた。一歳児の力を全開である。
「坊主、ここにサウザンドスネークと他のモンスターも置いてくれや!今夜は徹夜でやるぞ!!坊主からみんなにうまい差し入れを入れてくれた!さらにみんなによ!一人につき中銀貨一枚の特別手当ても出してくれたんだ!これだけの素材に最高のいた競りつく競りの手当てだ!それだけ期待されてんだ!解体のプロとして今夜は気合いを入れておまえらとりかかるぞ!!」
ギルドの横に建つ建物は解体場だった。そこではところ狭しとモンスターが並べられており、次々と解体されては素材へと分けられていた。その一角の場所にサウザンドスネーク1匹、一角ウサギ1匹、魔陸かに1匹、たまうさ98匹の計101匹をリュックから取りだし皆を驚かせた。もう、サウザンドスネーク一匹でギルドの倍以上ある建物の半分の場所を占領している。収まりきれないしっぽの先が建物の外にはみだしてしまっているくらいだ。
「すげえ♪・・・・・・全く傷がついてねえ。しかもこりゃ一滴も血が出てこねぇ・・・・まさかサウザンドスネークを活き締めに?。いやいや・・・でもこれはそうとしか・・・・坊主、一体何をした?」
「活き締めって・・・・・あっ!?クウちゃんまさか!あれを・・・」
「なの♪ばんぱいあにーどるでちをぜんぶすいとったの。しんせんぴちぴちなの♪」
「そのお陰でオマケのあたしは何もしなくて平気でした。ええ、それは見事に貫いてたわ。」
「はははは♪こりゃ~最高の処理をしてあるから凄い肉になるぞ!血は素材として使えるから惜しかったが、その分は他が痛まないからこりゃ申し分ない。俺の仕事の中で過去最高の品質の素材が取れるなこりゃ♪良かったな坊主にオマケで付いて行ったねえちゃんよ♪か~~一晩でこれだけの大金を稼ぐとは、冒険者があとをたたないわけだ♪あはははは♪」
「オヤジさんやめてよ!なるべく考えないようにしてるんだから!これ以上お金が入って来たらあたし!あたし!」
「まあまあなの♪すりすりなの♪」
「何でクウちゃんはそんなに落ち着いてられるのかな・・・大金なんだよ!?凄いんだよ!?」
「いっさいじにそんなこといわれてもこまるの。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「はははははは♪」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「じゃあ、こっちはよろしく頼んだわ。クウちゃん、ルウもアワアワしてないで戻るわよ。」
「はぁいなの♪みなさんおねがいしますなの。」
「はっ!?・・・はい!よろしくお願いします!」
「おう!任せろや!腕がなるぜ♪」
解体場を出てギルドに戻ると噂を駆けつけた野次馬達が凄かった。
「ルウ!!おまっ!?クウちゃんと抜け駆けはズルイだろ!」
「きゃ~~~~~♪よくやったルウ!さっき噂を聞いたけどほんとなんだね。エルロワの猫もこれでさらに戦力アップよ♪」
「やられたぜ!さすがに昨日飲みすぎてギルドに来るのが遅かったせいで先越されたか!」
「祝杯に一杯奢れやルウ♪すげえ大金になるんだろ?」
「クウちゃん♪今度はうちのローズファントムとパーティー組もう♪うちは全員お姉さんだからむさくわないわよ♪」
「いや!クウちゃん!俺ら漆黒の風と一緒にダンションを攻略しようじゃないか!」
「おいおい!クウちゃんは俺らハウンドドックと行こうぜ♪ネイとは長年パーティーも組んでたし、経験抱負で連携もバッチリだ!」
「何言ってるのよ!エルロワの猫においで~♪同じ同族同士、今度はうちらも一緒にゃ~♪」
「ありがとうございますなの♪みなさんのおさそいうれしいの♪でも、クウちゃんはまだまだかけだしのしんじんでみなさんとくらべてけいけんがないの。さっきアイナママにしかられてクウちゃんはまだ、みなさんとぱーてぃーをくむのはじゅうねんはやいとおもうの。だから、あしをひっぱらないくらいけいけんをつまなくてはめっ!なの!だからそれでもさそってくれるならうれしいの♪」
「あぁ~眩しい!!邪念のせいで直視できない・・・・」
「うっ・・・・自分がいかに腹黒いか実感しちゃう・・・・そういう事なら仕方がないけど、やっぱりルウが羨ましい。」
「ハイハイ!そこまでよ。それ以上しつこくやって泣かせたらママが代わりにめっ!してあげる♪」
「うわぁ~~みんな逃げ足がはやいこと・・・・・・・・・・」
「アイナママありがとうなの♪」
「外に出たらまっすぐに帰ろ。あっそうだ!クウちゃんさ、この後、良ければうちに来ない?ブルマにたまうさあげるからおいでよ。紹介したいしね。」
「おけがしてるならクウちゃんがなおしてあげるの♪いこうなの♪」
「よし。決まりだね。アイナ様、お夕飯前には御自宅に帰しますので♪」
「ちょっと待ちなさい!・・・ママも行くわ!」
その瞬間、アイナママの後ろで控えていた、いつもの職員さんがアイナママの肩を鷲掴みにした。
「ちょ!?何を仰っているんですかアイナ様!!お仕事!お仕事!駄目ですよ!サウザンドスネークの処理も済んでないのに何処に行かれるつもりですか!」
「だって!!!クウちゃんがここままじゃルウに!」
「あたしはアイナ様を相手にクウちゃんをどうにかする勇気はないですよ!!マジで・・・・・」
「みんな最初はそう言うのよ!そう言いつつもクウちゃんの魅力に取り込まれ、確実に増えてくライバルに私は!」
「アイナママ~~かえってくるの~~・・・・」
「とにかく駄目です!我ら職員一堂も無事には済みませんが体を張ってでも行かせませんよ!」
「もう、ほっといていくの・・・」
「えっ!?あたし、アイナ様に恨まれるの嫌なんだけど・・・・」
「ギルマスルームへ押し込め!職員一堂突撃!!!!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「わーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「クウちゃ~~~~~~バタン♪・・・ドンドン♪・・・しくしくしくしく♪・カリッ♪・・カリッ♪・カリッ♪・・・・しくしくしくしく♪」
ドアの向こうから悲しげにすすりなく声とドアを爪でドアをかきむしる音が聞こえてきた。だが俺は・・・
「さっ♪ブルマちゃんのおみまいなの♪」
「・・・・・・クウちゃんって大物よね。」
何事も無かったの如くルウちゃんの家に向かうのであった。
「バウッ♪ハッハッハッ♪ペロペロペロ♪」
「きゃう♪くすぐったいの♪はわわわ!いいこ~いいこ~なの♪」
「めちゃくちゃ気に入られてるね♪珍しいよ。この子って人見知りが激しいからパーティーの仲間でも一年以上なつくのに時間がかかったのに♪」
ブルマちゃんがいたのは宿屋が用意している馬小屋の方だった。この異世界ではテイムしたモンスターはこうして馬小屋の方で過ごすのが常識らしい。他にも違うモンスター達がいて馬小屋で休んでいた。
「クゥ~ン♪クゥ~ン♪」
「なでなでなの~♪クウちゃんのあびりてぃでかいふくしてきてきもちいいのかななの♪よしよしなの♪」
「ブルマの傷が塞がっていく!?・・・なんでもありねクウちゃん。だから、移動で足が疲れなかったし体力の疲労もなかったのね。」
「みんなにはないしょでおねがいなの。べつにかくしてるわけじゃないけど、さわぎになるのはいやなの。」
「ハッハッハッ♪クゥ~ン♪」
「もちろん、言いふらしたりしないから安心して♪でも、ますますクウちゃんとパーティーを組みたくなったわ♪」
「ありがとうなの。でも、そろでけいけんもつみたいの。らんくもFだからなの。」
「バウッ♪ペロペロペロ♪」
「はげましてくれるの?ありがとうなの♪ブルマちゃんはやさしいの♪」
「バウッ♪」
「それだけど、近いうちにクウちゃんランクアップするわよ。」
「えっ!?いっこもいらいこなしてないの。」
「そうなのよね・・・・今回のたまうさも狩り場の報告で依頼任務じゃないし、貴族の件はクウちゃんが依頼を出したので受けた側じゃないし・・・」
「そうなの。だから、クウちゃんまだじっせきぜろなの。」
「それでサウザンドスネークを討伐しちゃうんだから審査はどうなるんだろ?でも、結果重視のギルドだから一気にCランクまであげちゃうかもね。」
「それはそれでこまるの。したづみはできるうちにしないとぜったいあとでこうかいするの。たから、クウちゃんはこつこついくの!」
「クウちゃんてホントに一歳?話してるとなんかあたしより歳上に思えて錯覚する時がある。」
「このみためでそうじゃなかったらみんなはもっと、としうえなの。ね~ブルマちゃん♪」
「バウッ♪」
「実は魔術で姿を変えてるとか!」
「そんなべんりなものがあったらとっくにみんなしってるし、つかっているの。」
「たしかにそうよね・・・・・う~~ん。でも、あたしの勘は外れることあまりないんだけどな。」
「ふふふ♪クウちゃんのひみつはあのよにいかないとわからないの♪」
「なに、その物騒な発言は。俺に近づくとやけどするぜみたいな?」
「やけどしちゃうの♪」
「バウッ♪ペロペロペロ♪」
「大丈夫みたいよ♪あはははは♪」
「ブルマちゃんになめられちゃったの♪」
カラ~ン♪カラ~ン♪カラ~ン♪カラ~ン♪カラ~ン♪カラ~ン♪
「アオーーーーーーーーーーーーン♪」
うちの近所にもいたな~こういう時報に雄叫びあげる犬が、異世界でも同じなんだな。
「ブルマちゃんいいこ~いいこ~なの♪そろそろクウちゃんおうちにかえるの♪きょうはいきぬきできてよかったの♪」
「あたしもクウちゃんとお友達になれてよかったわ。それに凄いお金に素材まで、借りはなしって言ったけど、やっぱりどうやって返そうか困っちゃう。」
「じゃあ♪ブルマちゃんにあわせてくれればいいの♪すりすりなの♪じゃあ、またななななななな!?」
「バウッ♪クゥ~ン♪・・・・・・」
「こら!?ブルマ!クウちゃんを離しなさい!」
「また、あそびにくるの♪ブルマちゃんはあまえんぼうさんなの♪よしよし♪なでなでなの♪」
ゆっくりと俺のあんよから口を離すブルマちゃん。分かってくれたようだ。
「ハッハッハッ♪バウッ♪」
「ごめんね。ほんとにおまえわ。あたし達のパーティーはここの宿屋の癒しの猫耳邸を拠点にしているからいつでも遊びに来てね♪」
「はぁいなの♪またね~なの~♪」
俺は手を振りながらアイナママのうちへと舞い上がった。
「アオーーーーーーーーーーーーン♪」
「ブルマ♪ホントに英雄になる子・・・いや、すでに英雄になった子とうちらは会ってたかもしれないね♪」
「バウッ♪」
遠ざかる俺を眺め意思を重ねる主従であった。
「ただいまなの~~♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「クウちゃんかいちばんなの。みんながもどってくるまえにおせんたくものをとりこむの!」
カゴをぶらさげてベランダに移動し洗濯物を取り込む瞬間になってから気がついた。・・・・・・・・・・・みんな女物ばかりじゃん!!こっちの異世界の女性の下着って際どいのが実は多いのだ。前世の物で近い物を例であげればマイクロビキニやTバック。もっと際どいになるとヒモにしか見えない物や透けすぎて危ないものまで、ネイちゃんにさりげなく聞いたら戦闘中や移動を止められない時の為に装備を外さなくても用を足せるようにしてある為、それが普通であり、そのまま用を足しても問題ないようにする為、そういった下着が多いそうだ。旅の間でも面積が少なければ洗う水も節約できるし早く乾かせる。しかも重量も減らせるから多く持てる。だから、俺にとっては過激な下着でもこの異世界では機能や環境を配慮したノーマルな下着なのだ。俺の知っている前世の世界でも似たような話があったのを思い出した。中世の貴族のドレススカートが不自然にこんもり膨らみ広げられてたのは、立ったままでも用を足せるように腰から下のドレスがクジラのヒゲ等で無理矢理に広げられていたと聞いたことが確かあった。そして。コルセットで固定している為に腰を曲げれずにふけなくて、その匂いを誤魔化すために香水が発明されたとか凄い黒歴史である。なのでこれらの下着もそれに近い物なのかなと考えた。命がかかっている時に恥ずかしいとかそんなことよりも機能美に優れた物を身に付け少しでも身を守るのは当然の事だ。
「これはアイナママのブラジャー。はわわ!こっちはネイちゃんのブラジャー。はぅ!ミーナちゃんのパンツ。あぅ~」
「わっ!あげるわよ♪クウちゃん♪ミーナちゃんのおぱんちゅで良ければ♪」
「ひゃう!?むぅ~~~おどかしちゃめっ!なの。あと、クウちゃんはしんしなの!」
「ふふふ♪真っ赤になって下着を取り込んでるクウちゃん可愛すぎ♪恥ずかしがらなくてもいいのよ♪ミーナちゃんのなら遠慮しなくていいのよ♪あいたっ!?」
「お姉さま!悪のりしすぎです!下品なのはいけません!」
「つい♪クウちゃんの反応が可愛すぎて♪あらら♪怒んないでクウちゃん手伝うから♪」
「ぷんすこなの!クウちゃんせっかくみんなのしたぎをとりこもうとおてつだいしたのにぷんぷんなの!」
「ふふふ♪ごめんったら♪機嫌をなおして♪出ないとこのカゴの中にクウちゃんいれちゃうよ♪」
「なんてこというの!?セーラちゃんたすけて~なの!」
「二人ともおふざけは終了♪雲の様子が怪しいから雨が降ってくる前に急いでとりこみますよ。」
「濡れるのは勘弁ね。じゃあ、さっさとやりますか。クウちゃんここはいいから部屋の窓を全部閉めてきて!ミーナちゃんのお願い♪」
「なんかいろいろなっとくできないけどりょうかいなの。」
日が完全にくれる頃になって雨が降りはじめ、洗濯物を無事取り込むのに間に合った。
お夕飯が食べ終わり一息つくこの時間が俺は好きだ♪今日も互いにあった出来事を話していた。
「危険すぎだクウ!!やっぱあたいがついてない時はダメだ!今の依頼が終わったらすぐにでもクウのそばに。それにしてもサウザンドスネークが初めて狩った獲物ってクウ・・・・」
「サウザンドスネークを狩ったですって!!」
洗い物を終えて戻って来たミーナちゃんも大きな声で驚く。
「災害級のあのモンスターをクウちゃんが!?
」
「あの大蛇を倒されたんですか!?なんて無茶を!!!」
「それがみんな、無傷よクウちゃん。しかも、一方的な圧勝というか勝負にもなってないわ。話を聞いた限りじゃ。」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「ルウちゃんとクウちゃんむしされたからにゃんこちゃんでぱくっとしてしびしびにしてえいっ!てしてかったの♪」
「ごめんクウ・・・・今の説明じゃ全くわからねえ・・・」
「よく分からないけどサウザンドスネークも不幸ね・・・」
「にゃんこって何?・・・・・・・」
「クウ様のレベルが31に上がってステータスがとんでもないことに・・・・・・・・」
「えへへなの♪へびさんのおかげなの♪」
「クウちゃん♪ステータス確認するけどいいわよね?」
「みんなをしんらいしてるから、リディアちゃんおっけ~なの。」
「リディア、クウちゃんの魔力値とMPの上限値を教えて・・・・・・」
「・・・・・・魔力値は13001で私のスキルの恩恵で2600加算されて15601だ。MPは総量を言うぞ。2280001だ。」
「もう、猫人すらやめてるぞクウ!どこの大魔王目指しているんだクウ!」
「そんなこといわれてもクウちゃんにはどうしようもないの。」
「クウちゃんが大魔王にならないようにミーナちゃんがしっかり教育しないと♪」
「まおうにならないしミーナちゃんのほうがクウちゃんにとってはまおうなの!ぷんすこ!」
「私の魔力値・・クウちゃんの一%もいかない・・・あれ!?・・・私・泣かないよ・・・・」
「わ~~~!!!セーラちゃんなかないでなの!!クウちゃんがいじょうなの!」
「そうだぞ!クウ様は本当に特別なんだから比べる事に」
「ちょっと待った!・・・引っ掛かるわね、その本当にって言い方。・・・・・・・・・・・・・クウちゃんいいかしら。」
「待て!?アイナ!・・・・すみません!!クウ様、私は!」
しまった!?と言う顔をしてしまったリディアちゃん。それを見た四人は神妙な顔になる。
「リディアちゃん♪だいじょうぶなの。おちついてすわってなの♪アイナママつづけてなの。」
失言した事を顔に出してしまった以上、アイナママ達を誤魔化すのは俺も心苦しい・・・ずっと心の内に隠して来た想いを出すいい機会なのかもしれない。俺にとって家族とはたった一人の龍である父だけであったが、父の存在と等しくこの五人をもう家族と思っているのだから。正直、これから告白する事でみんなが俺を軽蔑し離れるかと思うと怖い。・・・・・だが、これも今までみんなを騙してきた俺の罰だと思う。そう、今まで本当の自分を隠し、みんなを騙して来たんだから・・・・・・
「サウザンドスネークの話をした時にママ達の事を家族と言ってくれたわよね。正直、凄く嬉しかったわ。まだ、短い付き合いだけど、私もみんなの事を家族同然だと思っているし、この環境をいつまでも壊したくないと思っているわ。」
「あたいも同じだ。」
「ミーナちゃんも同じ。」
「もちろん私も。」
「おまえ達・・・・そうだな。人を家族と言えるのはお前達位だな。このままずっと我も・・・」
「・・・・・・・・」
「だから、クウちゃんが何者でも関係ないわ。たけど、クウちゃんの力はあまりにも大きすぎる。その大きな力がクウちゃん自身をも傷つけかねないほどに。だから、出来ればクウちゃんの意思で話してくれるとママ達は嬉しいの。」
みんなは俺をまっすぐ、綺麗な瞳で見てる。・・・・・・・・・・・・・・あぁ~~俺さ、本当に一人で大陸をぐるっと回ってすぐに父のところへ帰ろうとそう思ってたのに、気がつけば俺には勿体ない位のとてつもなく美人で優しくて暖かい人達に囲まれ過ごして・・・・・幸せすぎて今死んでも疑わないぞ。だが、・・・・・・・なんだ・・・この震えは?・・・怖い?怯えているのか?・・・でも、告白すると決めた以上、覚悟をしたが・・・普通に言えるか自信がない・・・やはり俺の心の根の部分は・・・転生してもあの頃の俺のままなんだな・・・・・・
「クウちゃん・・・ごめんね♪やっぱりこの話やめ」
アイナママの言葉を遮るようにして俺は告白する。
「みんなきいてなの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・むかしむかし、こことはちがうせかいにひとりのこどくなおとこがいました。」
ああ、雨が・・・・・・
「クウ・・なんの話だ?・・・それにおまえなんかいつもと様子が」
「ネイちゃんだまって!」
「それって・・・あの時の・・・・・・」
「クウ様・・・・・・・・・・・・」
「そのおとこはあるせかいをすくうふたごのゆうしゃのたまごをいのちとひきかえにたすけだしました。そのけっか、ふたごはのちにせかいをすくいおとこはそのまえにてんにめされました・・・・・・・」
外の雨粒がやけに耳に響く。俺は今、どんな顔をしてるんだ・・・・
「クウちゃん・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「おとこはかみのじひによりふたたびせかいへせいをうけることになりました・・・・たけど・・・」
雨のせいか、室内が寒く感じる、なのに汗が吹き出る・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「じゃしんたちのてによりそのたましいをいじられ、あるいせかいのちゅうしんにいるりゅうへのくもつとしてのろいをかけられすてられました・・・・・・」
気持ち悪い・・・・・吐き気がする・・・・寒気が止まらない・・・・体は震えてないのに・・・・・・・・・・・
「酷い!!!もういいわ!!クウちゃんそれ以上言わなくていいから!!!」
「姐さん黙って聞くべきだ・・・」
「二人とも黙って!」
「あの話は本当に・・・」
「クウ様はそれで・・・」
「だけど、りゅうはせかいにおちるやみをいってにひきうけるほこりあるだいちのしゅごしゃだったのです」
頭が痛い・・・・・・うるさい!・・・まだ!俺はみんなに・・・・・・・・・・・・
「なんですって!?」
「まさかそれって!?」
「うそっ!?」
「そんな真実が!?」
「やはりあの加護は!?」
「ほこりたかきりゅうはじゃしんたちからのくもつとしてせかいへすてられたあわれなこをひろい、そのおおいなるじひとあいじょうをもって12ねんのつきひをかけそだててくれました・・・・・・・・・」
みんなの顔を見るのが怖い、今の俺に起きてる異常なんてこの告白に比べたら些細なものだ・・・・・・・それに加護の力でもこの異常は治せまい・・・・
「12年前の邪龍皇の雷轟!?あれって・・・もういいわ!クウちやん!」
「クウ、もういい!もうやめろ!」
「クウちゃん!見てられないわ!もういいから!」
「クウちゃんやめて!!いいの!いいから!」
「クウ様!!すみません!わたしのせいで!!!」
「のろいはいちねんにひとつきしかせいちょうできぬからだにくもつのためにあてがわれたるいをみないのうりょく。そして、たびでであったしょうじょのきぼうをねがい、ひとのみからかみのみへとこうたんせしおとこはごにんのひめにいつわりのすがたをみせつづけ・・・だましつづけることにこころを・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめんなさい・・・」
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い嫌わないで嫌わないで嫌わないで嫌わないで嫌わないで嫌わないで嫌わないで嫌わないで嫌わないで嫌わないで嫌わないで嫌わないで嫌わないで嫌わないでごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
*シークレット事項 特別転生者による禁止事項を確認しました。警告!下界の者にシステムの構成を漏洩させる行為は創造神への反逆行為にあたります。これ以上警告を無視した場合はさらに深刻な神罰を聖典第十八条七項により下し実行します。
「げえぇぇ!げほっ!げほっ!ぐぅ!!ごべんなだい!」
うるさい!今はシークレット事項なんて知った事か!いつかくる日がついにきた。後悔だけが胸をしめる。つらい・・・・ただそれだけが!それしか思えない!俺に罪があると言うならそれこそ転生者であることを隠してきた俺に優しくしてくれたこの人達を騙し続けて来た事だ!
*繰り返し警告します。警告を無視した場合は聖典第十八条七項により神罰を実行します
「もういいの!!!ごめんなさい!辛かったのね!それ以上喋らないで!大丈夫よ!離れないわ!」
「あたいもだ!神はなんて酷いことを!!!!酷すぎるだろ!!!こんなのって!」
「クウちゃん!!!苦しかったよね!もう大丈夫だから!!ミーナちゃんずっと一緒よ!!」
「あなたがた神々はいつも理不尽な運命を押し付ける!なぜ!クウちゃんを見捨てた!!!!!!人の運命をもてあそぶな!!!クウちゃんも私も!!」
「クウ様!!!自害しろと言われればリディアはこの命を捧げます。従者失格です!申し訳ありません!!!」
「ぼれはでんべいじゃで!?げえぇぇっ!ぐう!ぼんどは!ぼんどは!?ぅう!あぁぁあ!!!!!!!!!!!!」
*シークレット事項 特別転生者によるシステムの漏洩行為を確認しました。警告を無視した罪により聖典第十八条七項により神罰を実行します。
ごごろがぁぁ!いだぃぃぃ!だげどごれがぼれのじょぐざいになればぁぁ!!ごごろがぁぐだげどぅぅ!!!!!
「ハッ!?いけない!!ごめんなさい!!クウちゃん!!!!ハッ!!!!!!!」
「グッ!?・・・・・・・・・・・・・・」
*第二級神サーヤ及び第二級神トーヤによる神罰停止の緊急命令を確認・・・聖典第十八条七項を停止中・・・停止を確認しました。
アイナママの当て身をくらい俺は堕ちた。
「師匠なにするの!!」
「アイナ様なぜ!!」
「アイナ貴様!!」
「三人ともいいんだ!!あのままじゃクウが壊れた!!!だから、姐さんを攻めるな!!クウの奴、心が壊れかけていた。あのままじゃ下手すると廃人になってたかも知れない・・・・・それにただの告白でこんなになるわけがない・・・・・・・・・口封しの為にクウを壊すか・・・・・・・・・・・ふざけんなよ!!!!なにが神様だぁ!!!があぁぁぁ!ぶっころしてやるからおりてこい!!!!」
「私は馬鹿だ・・・・ママと言われる資格がない・・・・・・ごめんねクウちゃんごめんね。こんなに辛い運命を背負って生きて来たんだね・・・・・・可哀想よ・・・世界を救った代償が龍への供物ですって・・・・あんまりだわ・・・」
「師匠・・・」
「アイナ樣・・・」
「すまないみんな!我の失言のせいで・・・」
「あんたのせいじゃない、リディア。」
「クウちゃんが邪龍皇と血の繋がらない親子関係であると予想はしていたわ。でも、浅はかだった・・・信じられないほど、過酷な運命を抱えていたなんて・・・誰にも言えるわけないよね・・・・ごめんなさい・・・・・・・」
「しっかりしろ、姐さん。クウの過去がどうあれ、クウはクウだ。」
「そうね、ネイちゃん。師匠!しっかりしてください。私の知ってる師匠はこういう時こそキリッとしてくれないと。」
「私は神々が許せません。元のクウちゃんがいくつだったか知りませんが、中身は思考を持ったまま赤ん坊の状態で邪龍皇の前に落とされた時、どれほどの絶望だったか・・・・なぜ救わない!手をさしのべない!私には分かる!クウちゃんの気持ちが・・・・・」
「おいでセーラ♪今は胸をかしてあげる。あんただから分かるんだよね。理不尽で過酷な運命の辛さが・・・」
「クウちゃんは前世でも立派な人でした。最初に出会った時に自分は異世界の勇者を救った癒しの勇者って言ってたから、冗談を言ってると思ってたのに本当だったのね。しかも、私の治療で神になったって・・・・」
「もう全てを話すがクウ様の本当のお名前はクジョウ クウヤ様だ。種族は猫神族で人ではなく神だ。アビリティにこの世の理を越えた力を発する神力なるものがある。初めてお会いした時は恐怖で震えあがった。」
「全て真実なのよね。今まで苦しかったよね・・・・ごめんなさいクウちゃん・・・・・・」
ここに怒り狂う二人の神が矛を掲げ宣言する!
「全ては我々の罪が原因であの方に全ての皺寄せが行ったのにも関わらず!下らぬ権力欲に!下らぬ派閥意識と保身の俗物に成り果てた神々共がぁぁぁ!!我らはそんな事の為に神になったわけではない!」
「そうよ!!!今もあのような過酷な環境の中でも歪まずに多くの者を救い!我ら兄妹の命をもその身を投げうってまで捧げてくれたあの方は!この世でも最後まで我ら神々の同胞の為に供物として大人しく落とされたと言うのに・・・・許せないわ・・・・我ら兄妹の当て付けと言う下らぬ理由で空夜さんの救援を引き延ばし!さらに殺し!壊し!陥れる事が看過できるかぁぁぁ!!!ならば貴様ら全員を殺し!我らが貴様らを裁き!全てを正し導き直す!!!!!」
血涙を流し怒りに染まる双子はさらに宣言する。
「聞いているか!!!創造神と下劣に身を落とした神々よ!!!その首洗って待ってるが良い!!!我らは例え貴様等によって滅びたとしても後悔はせぬ!!!それがあの人へのせめてもの詫びと恩返しだ!!!!でなければこの身は神ともよべんわぁぁ!!!」
「覚悟しなさい!!!!我らの想いの深さを!!この矛でその身に思い知らせてあげるわ!!!!」
二人の言葉に同意した他の神々も集まり初め・・・・・そしてついに神々への反抗が始まった。




