Prologue
これもまた前に書いた物だから、出来るだけ早く完結させていきます。
何なのよ、全く! 私を呼び出すなんていい度胸じゃないの! この細くて綺麗な足が、疲れちゃうじゃない…
「仲野くん!」
「あ、吉岡さん。来てくれたんだね。」
「当たり前でしょ!?…友達との約束を、破るわけないわよ!」
「………友達…」
「で、話って何なの?…大事なこと?」
「うん。まぁ屋上に呼び出すなんてベタな事して、気付いてると思うけどさ…」
「???」
「素直に言うね。僕は…
君が好きなんだ。」
「!!!!!」
「吉岡さんみたいな娘が、僕なんかに言われても迷惑だと思うけど…」
「え?…あ、いや、その…そ、そうよ! かなり迷惑なの!」
「うん、わかってた。君みたいな綺麗な娘には、相応しい人がいるはずだから…」
「…そ、そんな…つもりじゃ…」
「ただね、この気持ちを打ち明けたかっただけなんだ…だから、もう忘れてくれないかな?」
「………」
「その…先に行くね。一緒に帰るわけにはいかないからさ。」
「………」
「…吉岡さん?…もう行くよ?」
………仲野くんが…私を好きなんて………ただの友達じゃなかったの?
………仲野くん…か…
わざわざ読んでいただきありがとうございます。次からは猛と沙織の目線を交代で描いていきますので、温かかく見守ってあげてください。