距離が短くなった日
数日後、聖クレント学園屋上にて
「絶好の天体観測日和ですね!クマガイ先生。」
「あぁ、そうだな。・・・にしてみれば今までの観測より一番良いんじゃないか?」
「何しろ今日は、千年に一度訪れる“七宝流星群”の日ですからね。」
「心の中で願いを思うと、願いが叶う奴か?」
「“七宝流星群”が来る日の夜は必ず、星が綺麗に見えると言われています。」
「よくそんなことまで調べてきたな~。legend。」
「滅多にお目にかかれませんしね。」
「だから今週の活動日を決める時、絶対今日が良いと言っていたのか。」
「先生だって、お願いごとありますよね?」
「まぁ・・・、あるっちゃああるけど。」
「じゃあ、先生のお願いごとも叶うと良いですね!」(ニコッ)
(笑うlegendも良いな~・・・。///)
それから約1時間後。
「急に寒くなって来ましたね。」
「あぁ、そうだな。寒くないか?」
「少し寒いです。・・・ヘックチュ!」
「legend、こっち来い。ほら。」
(クマガイ先生と距離近っ!///でも、暖かくて良いかも。)
「・・・あっ、先生!“七宝流星群”が来ましたよ!」
「綺麗だな~。」
「そうですね~。・・・って言ってる場合じゃないです!早くお願いごとを!!」
「あっ!そうだった!」
(どうか、クマガイ先生と両思いに成れますように!!)
(どうか、legendに俺の思いが届きますように!!)
「終わっちゃいましたね。」
「そうだな。・・・帰るか、legend。家まで送ってやる。」
「有り難う御座います!」
((まさか・・・クマガイ先生(legend)、あたし(俺)のこと好きだったりして。))
と、同じことを思う2人でした。