ロマンスの神様?
・・・・・
そうして駅に残された2人・・・
真紀「いっちゃったねー・・・」
俺「何、まっきーも一緒に行くんじゃなかったの?」
真紀「そこまで秀さんと仲良くないしねー・・つるんでる秀さんの友達怖いし‥」
・・・・まあ、「コネ」(その先輩の彼女たちって言う有力な先輩たちとの友好関係)とか「ちゃんと付き合ってる」ってのがないと先輩との付き合い怖いのよね。
無理やりたまり場に連れてかれて「ヤられちゃったり・・」とかって話はそれなりに多かった時代なのよ。
それで人生狂った女の子も多いんじゃないかな・・・・
なお、女性なら女性の戦いがあってやはり女性の世界でも先輩は絶対だ。
女性の場合、彼氏の力具合もまた加味される・・・が「格好いい先輩」と付き合ったりしてると妬みとか色々ありましてね?その辺もどろどろとしてる訳です。
真紀ちゃんも不良っぽい格好って言えば不良っぽいんだけど、この時代はそれが「流行」だったから「若女」の先輩とも仲良くしつつ、自分もそれなりのグループに入っとくと言う「至って普通の行動」をしてたんだろう。
まだ女子高だけに異性関係を絡めた「ドロドロ」感は少ないんだけど、学校内では「あーどっかに男いねーかなー?」とかまあ女子高らしい話を良く聞いたり他愛のない話をしてた。
真紀「で、なっちゃんは何してたの?今日。」
俺「うーん、昨日バイト遅くって学校サボっちゃった(笑)で、暇になったから女子高旋回しに来た(笑」
真紀「悪いなー(笑)・・・ってどこでバイトしてるの?」
俺「陽光市のセブンイレブン。田舎だからバイトも限られるからさー、仕方なく。」
俺「まあ今日も7時からバイトなんだけどねー、今度遊び来たら何か奢るよー。フランクフルトとか(笑」
真紀「変なフランクフルトじゃないでしょうねー(苦笑)、じゃあそのうち行くよー。」
・・・若い頃でも「そのうち」は正直いつになるかは分からない物だ・・・・
若女生ズ「あれ、まきまき!それ彼氏ー?」
真紀「彼氏じゃないよー、友達。」
多分まっきーの友達たちだろう、
・・列車の時間が近づいたのか通学のピークが来たのか友達以外の若女生達がぞろぞろ来た・・・
流した成果かこっちを「チラ見」してる子もいる・・・
あまり駅にいるとパトカー巡回が来る可能性(たまり場って言えばたまり場だからね、今日は秀ちゃんしか来なかったけど、)があるのでそろろそバックレる事にする。
俺「まっきーはこれからどうするの?俺はまあ、バイトの準備だけど、」
真紀「あ、駅から近いから歩いて帰るつもりだったの。裕子とは元々駅まで一緒の予定だった。」
真紀の家は駅から大体1キロちょっとの所にある。何で知ってるかって?小学校からの知り合いだからね。その辺は分かる。
俺「んじゃ乗せてくよ。彼氏いるなら不味いだろけど、」
真紀「彼氏?いないよー!いる訳ないじゃん」
・・・・彼氏っぽいのはいたりしてねー・・・
てな訳で俺は真紀の頭に半キャップ(赤メタ)を被せて真紀を後ろに乗せる。
17の俺なら2ケツ(2人乗り)は怖かっただろうけど50代の記憶がある俺だけに2ケツ(2人乗り)は慣れたものである。
バイクの後ろに可愛い女の子・・・・
風の気持ち良さと女の子特有の良い匂い、
ぎゅっと腰に回された2つの手。
まさしく「青春」じゃないっすか(笑
でもそれだけじゃない。バイク乗りはそれだけじゃないんですよ!奥さん。
基本的にバイクは前6後ろ4って感じでブレーキを掛けると言う。
後ろブレーキを思いきり掛けるとリヤタイヤが滑るしクラッチ切って無きゃエンジン止まってロックっぽくなる。
フロントを思いっきり掛けると・・・フロントフォークが思いきりボトム(沈み込む)して前かがみになる。
そうするとですね、リヤシートに乗った女性のおっぱいが俺の背中に「むぎゅっ!」とくっつく訳です。
それをバレない様にするんですよ(笑
てな訳で送っていった。
真紀「バイク気持ちいいねー、ありがと、またね。」
・・・・俺も「気持ち良かった」し、こっちが「ありがとう」と言いたい気分なんだが・・・・
俺「うん、もし来れたらコンビニ遊び来てね。ひょっとしたら後で連絡するかも?ってか電話していい?」
真紀「別にいいよー」
てな訳で別れた。
ロマンスが起きないの?って思うでしょ?起きません。
こういうきっかけがあればまっきーが俺へ「友達が男紹介して欲しがってるんだけど誰かいる?」ってののとっかかりになるし、俺からしても逆の事が出来る。
最後の「まきまき!それ彼氏?」って言うまっきーの友人から「あの人紹介して!」って、お声が掛かるかも知れない。
「友達の友達は皆友達だ・・・」なんてなんかどこかで聞いたセリフがあるけど、あれある意味本当な気がする。
交友関係って友達の友達の家に遊びに行ったらその友達がいてその友達とも仲良くなるってので広くなるからね、
その中でどれだけ大事な相手と深化出来るか・・・・それだからね。
だから、俺がもっとステップアップしたらまっきーと晴れて「お付き合い」出来るかもしれないしね。
今の現実じゃまっきーは付き合ってはくれない、多分。
「ロマンスの神様!この人でしょうか?」神「いいえ違います(笑」
今はこんな感じ。
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秀ちゃんの車の中。
秀「なーんかなっちゃん前と違ったなー・・・前はもっと敬語ばっかで堅かったのに・・」
裕子「あ、あの子初めて見たけど?」
秀「あー、柔の弟だよ、」
裕子「え、柔さんの弟?似てないねー・・て言うと勇さんの弟でもあるのか・・」
秀「まあ、取っ付きやすくなるのは良い事だべ、それだけ成長したって奴か?」
裕子「これからどこ行くのー?」
秀「あー、町ぶらぶら流してから家もどるべー。」
裕子「わかったー。」
秀ちゃんはきっと自分の家で裕子ちゃんとイチャコラするのでしょうね・・・
スマホも携帯もなくゲーセンも少ない田舎。CDなど無くカセットテープとレコードしかオーディオソフトが無い時代。レンタルビデオ屋もまだない様な時代。デートと言えば車でドライブ、たまり場でまったり、家でイチャコラ・・・・
娯楽が無い時代でした・・・・




