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アハマ、ファルング

「きさまが私の相手か、ソフィエルよ」

「どうやらそのようね。あなたの名前は?」

「私はアハマという名だ」

「そう、覚えておくわ」

ソフィアが三又の槍『トリアイナ』をかかげる。

それに対して、アハマはあざける。

「フッ、無駄なことだ。おまえは死ぬ。私の名など覚える必要はない」

アハマがサーベルを構える。

アハマのサーベルからは雷が放電していた。

ソフィアはそのサーベルからすさまじい力を感じ取る。

だが、ソフィアは逃げない。

ソフィアは昔、誓ったのだ。

セラフィエルと共に在ると。

それはセラフィエルに愛玩されるという意味ではなく、セラフィエルと共に戦うということ。

それがセラフィエルと共に在るということなのだ。

だから、だからソフィアは迷わない。

目の前に敵が現れたのなら、ただ戦うだけだ。

「……気にくわんな」

「? 何が気にくわないの?」

「女なら怖がったらどうだ? セラフィエルが助けにいてくれるかもしれないぞ?」

アハマがバカにしたようなことを言う。

実際、バカにしているのだろう。

「私はこれでも女戦士バタリスティーノよ。あなたを恐れはしないわ」

「フッ、まあいい。では始めるとしよう。この私の攻撃……見切れるか!」

その瞬間にアハマが消えた。

アハマは全身に雷の粒子をまとわせていた。

アハマがソフィアを斬りつける。

すさまじい速度の剣閃。

だが、ソフィアはそれについて行く。

「ほう……やるな。この私の攻撃をしのいだか。だが、そう簡単には!」

アハマは今度は超高速で突きを繰り出した。

アハマの雷音らいおん突きだ。

ソフィアは三又の槍の先端でアハマのサーベルを受け止める。

「無駄よ! 私にはそんな攻撃は効かないわ!」

「どうやらそのようだな。だが、この私はまだ攻撃を隠し持っているぞ! トンドラ・パルティークロ!」

アハマのサーベルが雷の粒子を帯びた。

「さあ、真剣勝負と行こうか!」

「っ!?」

アハマが雷の斬撃で一方的に攻めてくる。

ソフィアには反撃の機会が見つからない。

アハマは雷を使うが、それだけでなくその剣技も冴えていた。

それにこのまま攻撃を受け続けていたら、手が、全身が雷の粒子でやられてしまうだろう。

「くっ!? なめないで!」

ソフィアは強烈な槍の一撃を繰り出した。

ソフィアの槍がアハマを牽制する。

「ちいっ!」

アハマが後退する。

双方、戦いは互角だった。

再び、緊張感が満ちる。

「ふははあははは!」

「何がおかしいの?」

「いや、ここまで楽しい戦いは初めてだ。おまえは相当な実力者だな。そんなおまえにこの私の全力を見せてやろう。見よ、この私の全力を! はああああああああ! インディグノ!」

すさまじい雷がソフィアに降り注ぐ。

ソフィアの体はその雷光に包まれた。

辺り一面を破壊の後が残る。

インディグノによる一撃はすさまじかった。

その時、雷の中からソフィアが出てきた。

「何!?」

アハマは驚きのあまり硬直した。

ソフィアはその隙を逃さない。

そのまま水の槍『オロチ突き』をアハマに繰り出す。

「あああああああああああ!?」

アハマは水の竜に呑み込まれた。

戦いはソフィアの勝利に終わった。



「サキエル……名前は聞いていたが、そんなに強いのか?」

「フン、おまえの名は?」

「俺はファルングだ」

「そうか。死ぬまでの短い間、覚えておこう」

サキエルがサーベルを取り出す。

一方、ファルングの武器は拳銃のようだ。

「それがおまえの武器か?」

「ああ、そうだ。ファイラ・パフィーロという」

「ファイラ? 火でも出せるのか?」

「まあ、そういうことだな」

ファルングは肩をすくめた。

「じゃあ、そろそろ始めるか」

「そうするとしよう」

二人は空中に浮かんでいた。

二人のバトルフィールドは空中だった。

「ファイラ・クーグロ!」

ファルングが拳銃をぶっ放してくる。

サキエルはそれを流星のようによける。

だが、当然だがファルングは接近を許さない。

ファルングにとっては遠距離から一方的に攻撃する方が有利だからだ。

それが分かっているからこそ、ファルングはサキエルの接近を阻む。

ファルングが出してくる攻撃はまるで火花だ。

サキエルは接近をを試みるが、ファルングはサキエルの前面にファイラ・クーグロをばらまき、接近をさせない。

「くっ!? 接近させないつもりか!」

「無駄だぜ! 俺の射撃は正確無比。そう簡単に近寄れると思うなよ?」

ファルングが二っと笑う。

サキエルもただ、接近しないのであればファルングの攻撃を回避できたであろう。

だが、接近しなければサキエルには攻撃の手段がない。

「これでもくらいな! フラーマ・シュトゥルモ!」

ファルングは炎の弾を嵐のごとく放ってくる。

激しい炎がサキエルを襲った。

サキエルはサーベルでそれらを斬り伏せる。

サキエルは対応に追われた。

サーベルで必死に迎撃に努める。

その時だった。

こともあろうに。あのファルングが接近してきたのだ。

予想外の行動に、サキエルは対応できなかった。

「悪いな。あんたには恨みはないが、こいつで終わりにさせてもらうぜ! デトルーア・ラディーオ!」

ファルングはファイラ・パフィーロから炎の閃光を放った。

「うおおおおおおおお!?」

サキエルが炎の熱線に呑まれる。

サキエルはダウンして、落下していく。

「ま、こんなところか」

ファルングがつぶやいた。

戦いは終わった、かに見えた。

だが、サキエルの手にはサーベルではなく、一本の槍が握られていた。

「リヒト・シュペーア!」

サリエルの手から光の槍が放たれた。

槍は一気に飛んでいき、ファルングの胸を貫いた。

「があああああっ!? こ、これは……」

サキエルが舞い上がる。

「それは俺の最強の技だ。悪いな。この戦いは俺の勝ちだ」

「く、くそ……」

ファルングは落下していった。

闇の宝珠は解除された。

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