Neognostizismus 　ネオグノスティツィスムス

プネウマ界――それは気息の世界。
不可視の永遠の世界。
すべてはそこから始まった。
主(しゅ）は使者を派遣し、人間を救済することにした。
そのために選ばれたのがセラフィエルという名の天使だった。
だが、セラフィエルは物質界ウロボロスに赴いたものの、消息を絶った。
そこで第二の救済が行われる。
ソフィエルはセラフィエルと合流するために、物質界に赴いた。
一方、テンマは普通の高校生活をおくっていた。
テンマにはどこかで自分が何かをしなければならないとおぼろげながら思いつつも、日常生活の惰性に流されていた。
テンマはその日高校でソフィアという名の転校生と出会う。
その日から天馬の日常は動き出す。