105日目その1
本日、書くための時間が別のタスクで埋まってたので1時間遅れです。
暑いのに暑さに比例して忙しくなるのは何故なんでしょうね?
前世の、例えばジャガイモであればだいたい3ヶ月強前後つまり100日ほどで食用可能な大きさまで成長する。
しかし今はだいたい2ヶ月弱、50日程度しか経っていない。
あの芋がそういう種なのか、はたまたこの土地柄なのか。
いずれにせよその時が来た。
芋は結局俺達の根に絡み栄養や生命力を吸うなんてことはしなかった。俺達の根に届きはしたが、触れようかというタイミングで別の方向へ芋の根が反れたため、もしかしたら俺達の根は他の植物からすれば何か有るのかもしれない。
そんな芋を彼等は丁寧に、しかししんどそうに地面から抜こうとしていた。難航しいるのは本体から見ればわかるし、実際に根経由でドリアード体まで出して大変そうな声色を聴いたから確実だ。
相変わらず会話の内容はわからない。しかし声色は読めるようになってきた。それによれば、恐らくこの地の土は相当堅いらしい。何度も、時々少し苛立たしげに地面を叩いてはそこを掘って柔らかくするという不毛な音を拾った。
恐らく土が堅いから開墾は難しいんだろう。植物が育つのは彼等の成長に対する力強さが有るからこそなんだろうが、そんな植物やモグラやアリのような地面を掘って地中で生活しているような、特化した種でもない限り、もしかしたらこの地で生きるのは難しいのかもしれない。
苦戦しながら、彼等はようやく芋を引き抜く。顔を見れば、かなり驚いた様子なため、もしかしたら思ってたよりも実が大きいか多かったのかもしれない。
まだだ、まだ見逃せ……。
抜いて、喜びに浸っているのを確認出来たからこそ、より一層集中して攻撃するタイミングを計る。
彼等が収穫の動きを見せた段階から光魔法による充電は始めていた。今は本体の魔力回復力に飽かせてドリアード体を維持するための分を残してそれ以外の魔法力の一切を光魔法の充電に回している。
狙うは全ての芋の収穫を終え、収穫物を1ヵ所に集めたタイミング。そこを狙う。
芋は一掃出来るし、彼等2人は逃げられるかもしれないが大打撃は確実に与えられる。
俺は生き残るんだ。ここは俺の土地だ。部外者は出て行け。
唾を飛ばす勢いで芋を含めた彼等に叫びたい欲を抑えとにかく期を伺う。
その時は一瞬だ。一瞬で何もかもが決まる。
彼等が収穫する様子を本体と地中の両方から動向を窺う。
そうしてようやくその時がやって来る。上手く収穫出来たのか地中から見ても芋は残っていない。そして彼等が最後の房を収穫置き場に置こうとしたところで、溜めに溜めた光魔法を発射した。
居なくなってくれ。




