HELLOWORLD
私、大石希は現実に飽き飽きしていた。
なぜかっていうとアニメや漫画の影響をもろにくらったせいである。見たものを上げるとするならば、スライムが主人公のアニメや麦わらぼうしが似合う主人公が出てくるものなどext...
そんなものを幼いころからみてきた私は現実世界が嫌になるのは時間の問題だった。中学3年になるころには友達は一人もいなかった。
そんな私も来年には社会人、正直働きたくない...あーあかっこいいイケメンが私をどっかだーれも知らないところへ運んでくれないかな...そんなことを家で考えていると
ピンポーン
ほぼ鳴るなることのないインターホンが鳴る
「はーい」
ダボダボのパジャマを着たまま玄関をガチャっと開けると
「こんにちは、お届け物です」
シロネコヤマトのスタッフさんがこじんまりした段ボールを持ってきた。
「ん?...まぁいっか、ありがとうございます」
印鑑を押して段ボールを受け取る。
私はとりあえずどこから送られてきたのを見てみる。そこには*:@\/.]と書いてあり解読不可能だった。
「とりま、あけてみましょか!オープン・ザ・セサミ!」
カッターを取り出し、ガムテープを開けた。
そして蓋をあけると、光が希の視界を埋め尽くした。そして、目が光に慣れ、最初に目に入った光景は...
「なっ...なんですかこれぇ?!」
現代日本とは全くかけ離れた風景、ケモミミっ子やエルフ耳がいる世界だった。