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皆へのプレゼント

久し振りに向こうへ

 土曜日の放課後、二人を家まで送り届ける。


 「ナオト、明日用事あるって言ってたわね」


 「どこかにお出掛けですか?ナオト君」


 「あ~、遠縁の海外にいる人に、日本の調味料やら色々買い出しして送らなくちゃいけないんで。ま~ついでに来週末必要な物も見ておくよ。買い出しは来週末三人で行こうか」


 「判りました。来週末が楽しみです、ナオト君」


 「じゃあ、ナオト、月曜日の朝、また迎えに行くから」


 「ありがとう二人とも。じゃあ、また来週ね」


 家の中に入って行く二人を見届けて、急いで家へと帰る。街に繰り出し持って行く物の買い付けを。そう向こうの世界に久し振りに行くのだ。


 <月に2~3回は帰るって約束してたんで、あんまり遅くなると何言われるか判らないもんね。>


 <ええ、皆さん首を長くして待ってらっしゃると思いますよ。>


 <ゲイリーさんなんか、マヨネーズを連呼しながら待ってそうだね。>


 <サラシャさんも待っておられるかと。>


 <うん、家の管理まで任せてるからな~、何かお土産でも買っていくかな?>


 <いいと思います。喜ばれると思いますよ。>


 <ケイさんも、そう言ってくれるなら、そうしよう。>


 家に辿り着くと、着替えを手早く済ませ、早速街へ。大型量販店なら食材から衣料、プレゼントまで何でもありだから、そこへと向かう。相変わらず、こちらの世界にある個人経営の店の従業員からの視線には慣れないのだ。それに下手に勧められたり、逆に無視されたりと碌なイメージが無いのも、それに拍車をかけるのだ。


 店へと到着すると、先ず一階の食料品売り場へと向かう。マヨネーズは基より今回は、便利なコンソメ錠剤や必殺の焼き肉のたれなども持っていく予定だ。それを見せて確認させたときのゲイリーさんや、ルイさんの顔が浮かぶと、今している行動が楽しくなってくる。まだまだ醤油などもあるが、それは受け入れられるか判らないので次回の楽しみに取って置く事に。

 必要な物を通り掛かった店員さんに、勇気を出して箱で幾つも注文すると、まとめてレジの方で預かってくれるとの事だったので、色んなものを見ながら注文していった。最終的にカート何台分もの荷物を支払いを済ませ、一旦屋外の駐車場の人気のない場所へ。支払い明細は出して財布へと入れて、品物は収納へと、ジャンジャン放り込んだ。

 次に金物が有るコーナーに行き、刃物系を見る。柳葉や出刃などの、鍛造品のよさげな物から購入する。自宅の鍛冶場に通っているであろうガンテツさんに見せる為だ。ま~残ったら台所もあるし自分で使えばいいからね。っと、そんな感じで買い込んだ。

 狩場の紹介や案内でお世話になった、ダイクさんや、ミゲルさん達のパーティーにはこちらのお酒を何本か見繕って持っていく事に。

 そして最後に、サラシャさんには、


 <う~ん、何がいいんだろう?無難にアクセサリー?>


 <それでいいと思いますが、種類が色々ありますが?>


 <指輪なんかよく聞くけど、サイズなんて全然判らないしね。無難にネックレスかブレスレット辺りかな?>


 <それでいいと思います。>


 <じゃあ、お店で色々見て決めようか。>


 <そうですね。>


 と、脳内会話で賛同を得て、五階にあるジュエリーショップへ。中に入りケースを眺めていると、


 「お客様何かお探・・・し・・・で・・・すか」


 その声にケースに向けていた顔を店員さんに向けると、唖然とした顔のまま、口をパクパクさせていた。なので、自分の顔に何かついているのかな、と触ってみるが何も無いみたいなので、


 「え~と、自分どこか変ですか?何かついてます?」


 と、訊ねてみるも、答えは返ってこず、


 「・・・」


 と、何か言ってはいる様なんだが聞き取れないので、もう一度声を掛けてみた。


 「あの~すいません。どうかしましたか?自分が何かしましたか?」


 「あ、も、申し訳ありません。な、何かお探しでしたか?」


 「お世話になってる女性に、ネックレスかブレスレットを送ろうかと」


 「う、羨ましい・・・」


 「は?なにか?」


 「い、いえ、どんな方の送られるのかと。イメージできれば選ぶのをお手伝いできるかと思いまして」


 「あ~海外の人なので、160cmちょいで金髪、蒼い目の一般的に見て綺麗系の人かな?」


 「でしたら、髪に合わせて細い金細工のチェーンを基にペンダントトップを目の色に合わせた蒼い石の物を選べばお似合いになると思いますよ」


 「お~流石ですね。こんなに親身にアドバイスしてもらったの初めてです。今度から必要な物が出来たら、こちらに伺いますね」


 「本当にですか?」


 「はい、約束します」


 「ありがとう御座います。それでは少しですが、お値段サービスさせて頂きますね」


 「え、わ、悪いです。普通に請求してください」


 「いえ、今後も来ていただけるのなら、安い物です。さっきから、チラチラ見ながら女性のお客さんも来店されてるみたいなので」


 「自分みたいな男性でも入りやすいイメージが効いたのかな?」


 「え?ま、ま~そういう事で、おまけしておきますね」


 「ありがとう御座います。また来ますね」


 「はい、よろしくお願いします」


 プレゼント用にケースにいれて、包装にリボンまでかけてもらい、お店を出ると、向こうに行く為、足早に家へと帰るのだった。


 

よろしくですです。

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