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校門前の喧騒?

まとめ?でも続きそう・・・な?

 朝、いつもの様に二人のお迎えから始まりコンビニへ。食事を済ませると通学路へと進んで行くのだが、今日は何時にもまして騒がしい。


 「何かいつもより、騒がしくないかな?視線も何故か強いような?お二人さんなんかした?」


 「いつもと変わりはないと思うわよ、ナオト。それと何故何かしたか、私達に聞くのかしら?」


 「そうですよ、ナオト君。私達は何もしていませんよ」


 「う~ん、注目の的のお二人さんが何もしてないとなると、なんでこんなに騒がしんだろう?」


 喧騒の中を、心当たりがないという美少女二人と会話をしながら進んで行く。今日はいつもより皆の囁きが多いので一つ一つが聞き取れない。


 「昨日、2-A行ったけど、廊下の窓からだとよく見えなかったわ」


 「窓際まで行けたの?私なんかたどり着けもしなかったわ」


 「あ~~ん、お昼ご飯食べ終わってからじゃ、全然無理~~」


 「行っても女子に囲まれれてて、見れないし話し掛けれなかったわよ」


 「クラスの子に呼んでもらおうとしても、駄目の一点張りだもの」


 「でも2-Aにあんな美形記憶にないんだけどな~」


 「学校の中でも、TVも雑誌でも見た事ないよね。でもあれだけのイケメンなら何処かで目に付いててもいいと思うんだけどな~」


 「だよね~」


 チラチラと向けられる視線を彼女達の人気は凄いと更に実感しつつ、校門前に近付くと何かの集団が居る様だ。皆顔を逸らしながらも伝えあっている。


 「ちょっと、なにあれ~。一年から三年までの不良たちが正門前に勢ぞろいしてるそうよ」


 「怖いわね~、誰を待ってるのかしら?」


 「取り敢えず、私達じゃないのは確実なんで関わらない様にしようね」


 「目線合わせただけで、何か言われそうだもんね」


 「それにしても、あの不良たちに誰が目~つけられたんだろうね?私なら怖くて学校来れないよ」


 「「「私も~~」」」


 そんな会話があちこちに広がる中、首を傾げながら近寄っていくと、自分たちの接近に伴い動き出す。両横に居る二人も身構えだすと、周り場からの視線と呟きが一斉に放たれる。


 「ちょ、ちょっと、不良たち動き出したわよ」


 「なに、なに、うち学校の二大美女に用事だったの?」


 「え~、棗さんと柊さんに~。どんな用事にしても、無謀でしょ~」


 「それとも、中心のイケメンに用事とか?」


 「やっかみと、嫉妬で呼び出しとか?」


 「かわいそ~。先生呼ぼうか?」


 「え~、私達まで恨まれたら大変じゃん」


 「でも~大丈夫かな、彼?」


 「彼に用事と決まった訳でもないじゃん」


 「そうだね。そうじゃない事を祈ろう」


 自分たちが不良たちの真ん前に来た時、綺麗に並び直した不良たちに、周りの皆が注目し辺り一帯が静まり返ると、


 「ちょっと、あんた達。ナオトに何か用?」


 「朝から迷惑です、通してくだい。行きましょう、ナオト君」


 不良たち中に居る顔見知りの城野達を睨みながら二人がそう言うと、全員が一斉にお辞儀をし、


 「おはようございます、ナオトさん」


 「「「「おはようございます。兄貴~」」」」


 「あ、教室までカバン持ちましょうか、ナオトさん」


 そんな集団の挨拶にそこに居る生徒全員が度肝を抜かれていると、やはり二人が、


 「はあ?あんた達何言ってるの?ナオトに対して兄貴ってなに?」


 「ナオト君を変な呼び方しないでもらえます、恥ずかしいですから」


 その答えは、単純で、二人に対し城野達が、


 「いや、昨日俺たちの兄貴分の矢田さん助けてもらったじゃないか。その兄貴がナオトさんを兄弟分と皆の前でキチンと言ったんだ。だったら舎弟の俺たちはナオトさんにも舎弟扱いだから、挨拶するのは当然だろ」


 「「「「これからヨロシクお願いします兄貴~。なんでも言いつけて下さい」」」」


 で、先生たちが来そうな中、当の本人が不良達に、


 「あ~昨日、剛にも言ったけど、皆に迷惑を掛けないのが最優先だから、挨拶は聞いたから、取り敢えず解散してね。それと、おはよう、さん?」


 「判りました、おい皆、ひとまず解散だ」


 「「「「お~~、じゃあ兄貴失礼します」」」」


 ほとんどが散り散りに校舎へと向かう中、残っている城野達に、


 「ほら、他の人達も解散したんだから、あんた達も行きなさいよ」


 「そうです。ナオト君が迷惑してます」


 「いや、俺たちはクラスメイトだから、教室まで一緒について行くぞ」


 「「「お供します」」」


 「う~~ん、ついて来るのは良いけど、大人しくね。皆に迷惑かけない様に」


 「いいの?ナオト君?」


 「邪魔じゃない?ナオト」


 「彼達自身が昨日の恩返しみたいな感じで来てるみたいだから、無下には出来ないみたいな感じ、かな?」


 「「優しすぎです」」


 「で、遅刻になると大変なんで、早く教室行こう」


 「そうね、行こう、ナオト」


 「行きましょう、ナオト君」


 「ありがとう御座います。行きましょう、ナオトさん」


 いつもより賑やかな集団で教室へと向かうのでした。

よろしくですです。

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