これからの朝
続きです・・・
「おはようございま~す、ナオト君」
「まってるよ~、ナオト」
玄関先より日課になりそうな声が聞こえてきた。準備は終わっていたので、何時もの如く、外へ出て戸締りをすると、
「美少女のお二人さん、おはよう~、今日も笑顔があふれてますね~」
「おはよう、昨日はありがとう、ナオト」
「ご馳走様でした、ナオト君」
「いえいえ、こちらこそ楽しい時間をありがとう御座いました」
などと、楽しげに朝の挨拶を交わしながらコンビニへ。もう勝手知ったという感じで、飲食コーナーへと向かう二人を見送りながら、パンコーナーへと向かう。サンドイッチが朝の定番で、今までは昼の分に焼きそばパンなど購入してたが、最近は一食分に。その代り昼を用意してくれる二人にへと飲み物を購入し、待ってもらってる場所へと向かう。食事しながらも二人と話せる時間は、前の自分からは考えられない程充実した物だった。これが世に言うリア充が感じている気分なのかと思い、二人のおかげで、助けた恩を返そうとしている間だけとはいえ、その気分を味合わせてもらったことに、凄い感謝を感じるのだった。そんな幸せな事を考え、笑顔でお店を出て三人で通学路を歩いて行くと何時もの喧騒が。やはり二人は凄い人気だと、添え物ではあるが一緒にいる自分も誇らしく、二人に微笑みかけながら歩いて行く。
「ちょ、ちょっと、今週もまだ、あの二人がいっしょなの~」
「あれ、二人と同じクラスの子なんだって」
「え、あんなカッコいい男子あのクラスにいた?」
「最近イメチェンして雰囲気凄く変わったんだって。前まではすごい地味だったって聞いたよ」
「あの容姿と、スタイルで地味?信じられな~~い」
「「だよね~~」」
「休み時間、あのクラス覗きに行ってみようかな」
「「「さんせ~~い」」」
「早めにいかないと、見れなくなるかも」
「押し寄せられそうね、早めに場所確保しないと」
などという会話は他人事で三人は教室に向け進んで行った。教室につき中に入ろうとすると、
「「「「「神出君、おはよ~~、昨日はごちそうさま~~~」」」」」
「あ、え、おはよう、と、どういたしまして、かな?」
「「「あはは、また変な挨拶、神出君」」」
「みなさん、おはようございます」
「みんな、おはよ~、ナオトからかわないでね。楽しいけど」
「「「あははは、だよね~~」」」
「はよ~神出」
「おはよさん、神出」
「神出、おは~」
「お、男子三人組、おはよ~さん?」
「「「何故に疑問形?」」」
「なんとなく?」
「「「何となくなんだ」」」
「う~~ん・・・」
「どうしたの?ナオト君」
「朝からこれだけ喋るのはじめてかも」
「「「これぐらいで~~、そんな事で感心しないで~~」」」
「ナオト、これ、これから毎日続くからね」
「ナオト君慣れてくださいね」
「え、ホントに?机で即うつ伏せは?」
「「「却下です」」」
「そなのね・・・」
「ナオト君、困りごと?」
「えと、いままでボッチだったので・・・」
「だったので?」
「会話のネタがありません」
「「「「あはははは、そんな事で悩んでたんだ~~」」」」
「はじめは、他の人の話を聞いて、合わせてるだけでいいんです」
「そ、そ、無理に何か言おうとしなくても、頷くとかだけでもいいから」
「それに、私達も神出君に聞きたい事沢山あるから、質問に答えてくれるだけでも、会話は続くと思うよ」
「ま~、そんなことで良ければ、お相手しますです?」
「「「あはは、また日本語壊れかけてるよ」」」
などと、賑やかに話ていると、前のドアが開き、
「みんな、席に戻って~、もう朝のホームルーム始めるわよ」
「先生来たの気付かなかった」
「話に夢中だったもんね~」
「ほら、そこ、早く席に」
「「「「は~~~い」」」」
「まったく、昨日が楽しかったからって、朝から気の弛んだことしてると次回の開催を許可しませんよ」
「「「「え~~~、浅野先生~、それ横暴すぎ~~~」」」」
「じゃあ、素直にホームルームを受けなさい」
「「「「は~~~い」」」」
「まったく、返事だけは良いんだから。じゃあ、当番、挨拶から」
「きり~~つ」
なんて言う、定番が開始され、いつもの授業風景に戻ると、自分も何時もの如く机への上の、夢の世界へのポジションへと移行を開始すると、何時もの如く、うとうとと、だが何故かこの日は、授業中にもかかわらず、頭へと衝撃が、慌てて頭を上げると、
「神出君~~、今まではなじめなかった君に気を遣ってましたが、今後は居眠り、バンバン注意しますからね」
「「「「あははは、初っ端から注意なんてサイコー」」」」
「すいませんです・・・」
「起きてきいてなさいね」
「了解しました・・・」
「じゃあ、続けるわよ・・・」
教室の雰囲気も先生の態度も変わって来たのに驚きつつも、今日を過ごしていくのでした。
よろしくですです。




