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スタート

男子の出番がなかったので、後書きみたいな感じで、話に入れようとしたら、一話に・・・

 「そういえばさ~何で大西達きてるの?」


 「普段こんな集まり来ないのにね~」


 「教室で、こっち、チラチラ見てるくせに話し掛ける根性無いもんね」


 「何かごめんなさい皆」


 「あ~、日高さんの所為じゃないから。ほらあんた達のせいで日高さんが謝ってんじゃん」


 「簡潔に理由をのべなさ~~い」


 「あ~、うん。さっき神出にも言ったけど、一度謝りたかったし・・・」


 「今回みたいに他の男子が女子がこんだけ来てるのに出てこない集まりもないし・・・」


 「美味しい物も食べられそうだったし・・・」


 「「「何より、神出が同じ趣味の同志だろうと思ってたから話してみたかったし」」」


 「教室だと、神出、特に城野君達にめ~つけられてたじゃん。で仲良くしに行こうものなら、こっちもいじめられるかと、今まで話も出来なかったから、今回話せたらな~と」


 「あんたら、バカじゃない?それでも勇気出していくのが男でしょう」


 「ごもっともですけど・・・そんな勇気はありませんでした」


 「ま~、こうやって仲良くなろうと幼馴染にまで頼んできてくれたんで、自分は嬉しいから、男子への今回の質問はこれで終わりという事で。後は楽しく話そう」


 「「「神出君がそう言うなら」」」


 「でも、許して、ホントにいいの?」


 「立場が逆なら、たぶん自分もできないよ。なにせいじめられてた本人だもん。そんなことできるなら、もっと早く言い返してるよ」


 「「「そうなんだ・・・」」」


 「あ、でも、最近教室でも前みたいに、独りぼっちを感じることが無くなったんで、学校が楽しくなってきたから、皆には感謝してるよ。来て帰るだけじゃないって、思えるから」


 「「「神出君」」」


 「じゃあ、もっと話し掛けてもいいの?」


 「もちろん、鈴井さん。いつでもどうぞ」


 「良かったね、ナオト君」


 「そうだね、ナオト」


 「きっかけをくれた二人に改めて感謝かな」


 「「好きでしてる事だから大丈夫」」


 「ありがと」


 「さぁ~皆、盛り上がってるとこ悪いけど、片付けして帰る準備しないと遅くなるわよ」


 「「「え~先生、せっかく盛り上がってるのに~~~」」」


 「話は明日学校でも出来るでしょ」


 「「「そうでした」」」


 「で、今日の会費とかは、幾らなの、神出君。いくら先生とクラスメイト達といってもタダでは駄目でしょ?」


 「いえ、浅野先生別にタダでも・・・」


 「いえ、こういうのは、今後も皆と付き合っていきたいのであれば、きちんとしないと。ず~と、無料で食べさせていく事になれば、不良にたかられるのと同じになるから、ちゃんと貰うのも友情の証よ」


 「「「さすが先生~~いい事言う~~」」」


 「そこ、茶化さない」


 「で、幾ら集めればいい?」


 「河野さんが、集めるの?」


 「クラス委員ですから」


 「ナオト君、お幾らにします?」


 「さっき買い物した分くらいは、貰ってもいいと思うよ、私も」


 「「「神出~~、俺たち貧乏だからお安くたのむ~~」」」


 「「「「男子は黙る」」」」


 「「「スイマセン・・・」」」


 「あ~、えと、じゃあ、一人・・・」


 「「「一人?・・・」」」


 「500円で」


 「「「「「は?」」」」」


 「500円です、けど?高い?」


 「「「「「安すぎ~~~~」」」」」


 「あれだけ美味しい物だして、準備してほんとに一人500円でいいの?」


 「ジュース代と、麺と、お菓子位だから、それで大丈夫です」


 「「「ほんとに、それでいいの?」」」


 「うん、大丈夫ですよ」


 「「「第二回、食事会の開催もお願いしま~~~す」」」


 「500円なら、毎日来たいね、志穂」


 「うん、でも剣道部あるからな~~」


 「「「え、冗談なのに真剣に考えてるよ、鈴井さん」」」


 「冗談なの?美咲~~なんで揶揄うの」


 「偶にそう言うとこ見せた方が、イメージ変わるかと。志穂お堅いイメージあるから」


 「ま~美咲達みたいに可愛くはないわね」


 「え~そうかな?鈴井さんこの前から、結構可愛いと思うけどな~~」


 「きゅ~~」


 「「あ~~志穂~~」」


 「ナオト君、禁止したでしょ」


 「鈴井さ~~ん、戻って来て~~」


 「はい、これ、神出君」


 「河野さん、これ?」


 「回収してきたよ、会費」


 「もう?」


 「一人500円だもの、すぐよ」


 「ありがとう。お手数かけました」


 「いいえ、どういたしまして。それと・・・今まで、御免なさい」


 「え、なにが?」


 「クラス委員だったのに、貴方に何もしてあげられなくて」


 「あ~~、問題ないよ。今日こうして皆と話せたし、ここスタート。前の話は皆無しで。それでお願い」


 「「「「神出君、ほんとありがとう」」」」


 「こちらこそ、明日からも宜しくね」


 「「「「もちろん、他のクラスの女子から守り抜いて見せるわ」」」」


 「???」


 「ナオトは判らなくていい事」


 「そうです、ナオト君は知らなくても大丈夫です」


 「ま~二人がそう言うなら?」


 「更に盛り上がってるみたいだけど、片付けて帰りますよ。家の近い人達同士は成るべく一緒に帰る事、いいわね。それと、遠い子は私が送ってもいいから、言ってくる事。判った?」


 「「「「は~~~い」」」」


 「相変わらず、返事だけはいいわね、我がクラスは」


 先生のその言葉を皮切りに、テキパキと片付けを進め賑やかながらも帰り支度を終わらせると、


 「「「「じゃあ、神出君、また明日~~」」」」


 「はい、また明日」


 「「「神出~~、また」」」


 「うん、また明日」


 「もう大丈夫みたいね。今後の神出君に期待しているわ。じゃあ、明日からも元気に登校すること。それじゃあ」


 「楽しかったですね、ナオト君」


 「賑やかな集まりだったな、ナオト」


 「今日は3バカがごめんない、ナオト君」


 「いや、初めてクラスの集まりを、それも自宅に招いてできて嬉しかったよ。ありがとう。それじゃあ、明日もあるし、三人を送りますかね」


 「「「は~~~い」」」


 「お土産もった?」


 「「「は~~い」」」


 「これ忘れたら、両親とも怒りそうですもの」


 「だね、しぃ~ちゃん」


 似合いそうもない、焼きそばを詰めた入れ物の入った袋を下げたメンバーを、無事家へと送り届けるのでした。

よろしくですです。

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