朝の風景
これが日常になる?
「おはよう、ナオト」
「おはようございます、ナオト君」
「おはようさん、二人とも。今日も元気だね~、笑顔が朝日よりまぶしいよ。」
「「はう~~、朝から真顔で言わないの」」
「まぁ~取り敢えず、いこか」
「「また、スル~~~」」
前日と同じ時間、昨日の帰りに約束した通り、本日もお迎えが来ております。なので、昨日と同じくコンビニへと向かい、自分の朝食とお昼が浮く分でお二人の飲み物を購入し、飲食コーナーへ。待っている二人に飲み物を渡す。
「昨日と同じ物だけど良かった?」
「あ、ありがとう、ナオト君」
「やはり今日は、払わせてもらうわ、ナオト」
「あ、いいって、いいって。それいったら、お昼ご飯を作ってもらってる自分は、美人女子高生の手作りお弁当にいくら払えばいいか判らなくなるから。ぷらいすれす?」
「あはは、ナオト君また~」
「私達は、自分のお弁当のついでに作るだけだから、量が増えてもそんなに時間はかわらないわよ」
「それでも感謝です。他の人が自分の為にと作ってくれる物は、やっぱその分美味しく感じるしね」
「ナオト君、夜ご飯は自炊とこの前言ってましたが、どんなお料理を?」
「いや~結構長いことしてるから、ある程度の物は作れるよ。作った事ない物でも、いまはカンペが手軽に携帯でも見れるしね」
「じゃあ、最近気に入ったのはなにかある」
「あ~料理かは、判らないけど夏休みにしたBBQはおいしかったな~。肉も野菜も新鮮で」
<魔物の肉と、向こうのお野菜ですがね。>
<だね。>
「え~、ナオト君夏休みそんなことしたんだ~。楽しそ~」
「大人数で囲んだら楽しそうだね~」
「森で一人でやりました・・・」
「「え?ひとり?BBQを?」」
「・・・はい、申し訳ないです・・・」
「こ、こんど、皆でしましょうね。ナオト君」
「そ、そうだね、取り敢えず、今度ナオトが美味しかったというのを、三人で食べてみよう。それで皆にもうけそうなら、クラスの他のメンバーも誘うという事で」
「うちの庭で良ければ、何時でも行けるんで、言ってくれれば用意するよ」
「ほんとにいつでも?ナオト君」
「うん、何時でも」
「じゃあ、今晩とか言っても~?」
「おいおい、しぃ~ちゃん、それは幾らなんでも・・・」
「いや、別にいいけど」
「「え?」」
「いや、ほんと、何時でも」
「材料の買い出しや、準備は?」
「いや、一人だったんで、前のがまだまだ、いっ~ぱいあるから」
<魔物の肉が、数百キロほど。>
<そだね。>
食事を終え、そんな会話を三人で夢中になりながら楽しく話しての通学路では、
「ちょ、ちょっと、今日もあの二人と一緒?近寄れないじゃない」
「ね、ねえ、クラスと名前判ったの?」
「なんか、先生に確認に行ったら、転校生なんか来てないって言われたとか」
「え~じゃあ、誰なの、あの人」
「名前もクラスも判らないんじゃ、手紙も出せないじゃな~い」
「私も、並んで歩きたいのに~~」
などという、ひそひそ話が大量に行われ、結果的にはザワザワと言った感じに。それでも二人の人気が凄いんだ、という感じで、
「やっぱり、二人が通う通学路は賑やかなんだね」
と、密かに呟くのだった。で、学校へと到着し、所定の下駄箱で靴を履き替え、教室へと辿り着くと、
「おはよ~みんな」
「おはようございます、みなさん」
「・・・あ、おはよ、さん、です?」
「「「三人とも、おはよ~。一人変な挨拶が混じってるけど」」」
その返答を聞き、
「お~~」
という、驚嘆の声を上げると、周りの皆が怪訝そうに、話し掛けて来る。
「「「どうしたの?」」」
「いや、返事が返って来るとは思わず、ついつい感動してしまいますた?」
「あはは、ナオト君、返事だけで驚くなんて」
「いや初めてな物で。挨拶初心者?これで少しレベル上がった?」
「「「あはは、確かに、神出君おもしろ~~い」」」
「え、今の発言、どこか変?」
「うん、ナオト。全部変だった」
「ガ~~ン・・・」
「「「いまどき、ガ~~ンって、・・・いうひと・・・いたのね」」」
「え、其処まで笑える?」
「「「うん、とっても」」」
「う~ん、ま、暗い顔されるより、皆笑顔になってくれる方が良いか。皆、美人さんだしね」
「「「「「はう~~~~」」」」」
「あ~、耐性が無い子が、ついに」
「みんな~大丈夫?ほら、ナオト君笑顔でのその言葉は禁止」
「え、これ、自分のせいなん?貧血とかでなく?で、言葉に日に日に禁止事項がふえてるような?」
「皆が慣れるまでだからね。我慢、我慢」
「あい、了解」
そんな会話で本日の一日が始まるのだった。
よろしくですです。




