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まだまだ、先が~見えないです。

 結構疲れていたのか、昨日はぐっすりだった。目ざめと共に支度をし、一階へと降りていく。何故か待っていてくれるサラシャさんと一緒に朝食を済ませると、今日も一日頑張るぞ~と気合を入れる。


 「昨日、エドガーさん査定終わらせて待ってたわよ」


 「あ、すいませんでした。なんかしたい事が沢山あって」


 「まぁいいわ、今から行くでしょ?」


 「はい、そうします」


 「じゃあ、一緒に行きましょう」


 二人そろって宿を出るとそのまま冒険者ギルドへと向かう。側面の人除けを買って出る様に並ぶサラシャさんに申し訳なく思いつつも、直接謝るためまず解体場へと。


 「エドガーさん、昨日は来れず申し訳ありませんでした。したい事が多すぎて時間が足りなくて」


 「冒険者だものな、若いうちはそんなもんだ。それより査定済んでるぞ。その用紙を持って嬢ちゃんのとこに行きな、代金を受け取りにな」


 「はい、ありがとうございます。また、持ってきたらよろしくお願いします」


 「こちとら~それが仕事だからな。いつでも持って来い」


 「じゃあ、失礼します」


 朝早いせいかギルドの中へと入ると、結構な数の冒険者が目に入って来た。


 <わ~、ラノベ通りの光景だ>


 <今日の稼ぎを得るための、自分に合った依頼を探すためでしょう。早い者勝ちでしょうから>


 <うん、自分も武器を受け取ったらやってみる事にするよ>


 なぜか建物内にも関わらず目立たぬ様隠密を発動させ、サラシャさんの受付の列が空くのを待ちつつ隅の方で待機していると、いきなり声を掛けられる。


 「あ~、お前見ない顔だな~、何隠れてコソコソしてやがるんだ~」


 「そこ~、ナオト君を威嚇しない。ナオト君こいつらほっといていいから、こっちいらっしゃい」


 「あ、なんだサラシャさんの知り合いか。ならこの街のもんか」


 注目を浴びつつ受付に行くと、


 「エドガーさんに明細はもらえた?」


 「はい、この通り」


 「じゃあ、代金を用意するわね、それと、そこ~周りの奴ら、後で紹介するから、迂闊に近寄らない様に」


 「「「へ~~い」」」


 間を置かずすぐに代金を持ったサラシャさんが受付のこちら側に来ると、


 「はい、ナオト君これが今回の査定の分の報酬です。で、こっちの最初に声を掛けてきたのが、斥候役のミゲルさん、で、そっちとそっちが同パーティでゴツイ見掛けの盾役のカイさんと、攻撃しかできない近接役のエイルさん、ま~この街では一応トップの冒険者ね」


 「「「その割には紹介が雑過ぎるぜ、サラシャさん」」」


 「で、皆が注目してるこっちがナオト君。この前此処で冒険者登録したばかりの新人だけど、うちの宿のお客さんでもあるから、ウザがらみしたら大変だよ。両親とここのマスターが」


 「「「了解しました~~」」」


 「釘差しといたから、絡まれる事は無いと思うけど、なんかあったらすぐに私に言ってねナオト君」


 「「「扱いに、差がありすぎやしませんか?」」」


 「これ位で丁度いいの。さっさと仕事にいってらっしゃい」


 「「「へ~~い」」」


 「ごめんね、騒がしくて」


 「いえ、こちらこそこんなに気を配って頂いて申し訳ないです、サラシャさん」


 「いいの、いいの。ところでこれからはどうするの?」


 「街のお店を今日も色々見に行こうかと」


 「そうなの?じゃあ、気を付けて。変なのいたら即衛兵に連絡していいからね」


 「そんな事は無いと思いますが、行ってきます」


 <こんな見た目なんで悪目立ちして、サラシャさんが庇ってくれたから、何とかいじめられずに済んだけど身体錬成を頑張っていずれは普通に仲間に入れてもらえるように努力しよう>


 <相変わらずの自己評価全開なのですが、頑張れば頑張るほど空回りかと>


 <うん?ケイさんなんか言った?>


 <いえ、何でもありません。>


 冒険者ギルドを後にして、色々な所を巡ってみる事にする。先ずは薬屋へ。この世界独特のラノベで有名なポーション、早く見たいよね、ね。そんなことを考えながらお店に到着。軍資金はなんと金貨十一枚。昨日の査定、単品はそう高価な物はなくそこそこの物ばかりだったそうだけど、状態が良いのと(即収納だから)数が数だけに金貨十枚になったそうです。で、前の宿代引いた残りの一枚を足してこの金額。無駄遣いはしたくないけど、女性のウインドショッピング好きが判りそうなくらい、ウキウキするよね。


 「いらっしゃいませ~」


 「こんにちは、初めてなんですが、ここでポーションは買えますか?」


 「はい、どの様な物でしょう?体力用?魔力用?初級?中級?あ、高級は辺境で品薄だから高ランク冒険者優先なのでまだ売ってあげれないと思います。」


 「取り敢えず、体力用の初級をください」


 「はい、銀貨一枚です」


 「じゃあ、これからお願いします」

 

 「じゃあ、お釣りの大銀貨九枚と銀貨九枚ですね」


 「では、また来ます」


 「ありがとう御座いました~」


 <やった~ポーションゲットだぜ~>


 <かなりのテンションですね。>


 <回復魔法有るけど買ってしまう位には。>


 <ですね。>


 何時もの脳内会話をしながら、自分なりの次の目標、道具屋へと向かうのでした。

よろしくですです。

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