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異世界から引っ越してきた聖女です。  作者: 金木犀の夢華


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咲耶と師弟誕生


登場人物紹介 


ドゥーロ 樹の妖精 別名ドライアド

異世界トリフェーン出身。

どちらの世界のドライアドも女の姿だが、ドゥーロは亜種の為男の姿をして生まれた。


趣味 地球で得た相棒のハヤテ(カラス)と   

遊ぶ事。


好きな物 咲耶の作る菓子やパン等。

最近の一大事件 師匠が出来た事。

(89話参照)



「この場所には、私の両親が眠っているのよ。この場所ならば、広くて陽当たりもいいから、樹が良く育ってくれるんじゃないかな?」


石碑にそっと触れながら、ここまで一緒にやってきたクロガネ達に振り返る。


「咲耶様。この場所は一体どの様な意味があるのですかな? この空間だけが、他の場所と霊気の密度が違うように感じられますが。」


「まあ、エルフのアンタはんがそう感じるのは間違いやないわ。ここには、咲耶様のご両親が眠っておられる場所やから……」


それだけ告げるとクロガネ達2人は、石碑の前に膝を付く咲耶に近づいていった。


クロガネ達は、咲耶のサポートを任命された時、地球の神ガイアから咲耶の事を聞かされていた。本人が許可をしない限りは、3人の口からは語られる事はない。


「そうですか……。では、私達も亡きご両親に挨拶をしておきましょう。そうすれば、これから植える樹木を優しく見守ってくださるかもしれませんしな?」


重い空気を払うように、ドゥーロを連れて石碑の前に歩いてゆくカンザール。


「なあ、石碑の前で何をすればいいの?」

「ん? そうかお前は、樹より生まれたでて日が浅いのだな。世界のというより、人間世界の常識を理解できてないのだな。」


カンザールの言葉に、ドゥーロは大人しくうなずく。ドゥーロ本人も、自分の力の無さ、知識の少なさに嫌気がしていたのだ。


「ならば、私の側で色々と学ぶか? 風と大地の属性の違いはあるが、トリフェーンの世界で長く生きてきた私だ。教えてやれる事は山程あるぞ?」

「それって、俺を弟子にしてくれるの?」


カンザールの服の裾を握りしめ、自分より幾分高いカンザールを熱い眼差しで見つめるドゥーロに、「弟子ではなく、家族に近いがな」っと、つぶやきながらドゥーロの頭をかき乱す。


「どっちでも良いよ。これで俺は、弟分のハヤテと兄貴のカンザールが出来たんだから!」


2人の師弟関係が突然生まれた事に、面食らったクロガネ達だが、まあ仲良くやって行ければ良いと思い直したのである。


カンザールは、自分達エルフのやり方で亡き者達に祈りを捧げる。


「この地に眠りし者達に、風の癒しを。」

「ええっと、この地に眠りし者達に、大地の安らぎをー」


隣のカンザールをみよう見真似で、祈りの言葉を口にするドゥーロ。自分から覚えていこうとする妖精に、カンザールは少しだけ褒める。


「言われずとも自分から行動するのは、良い傾向だ。その調子でカザミ殿と未知の苗木を育てるぞ。」

「はい。カンザール師匠!」

「カァー」


ドゥーロ達の元気の良い声が響くのであった。



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