表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界から引っ越してきた聖女です。  作者: 金木犀の夢華


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

131/599

咲耶と狐の子


その部屋は、咲耶邸の1室である。それは変わらない事実だが、現実はチグハグである。 

日の光が柔らかく部屋一面を照らし出すようにあり、風が心地よく駆け抜けてゆく。

何処か遠くの方から、牛らしき鳴き声が響き、近くで野菜や果物が栽培されている。


何故、咲耶邸に不思議空間が広がっているのか? その原因はーー


「おやおや、クロガネさま。朝からどないしましてん? 冷蔵庫の補充ですん?」

「そうです。連日の大量消費のせいで、冷蔵庫の中身は空っぽですよ。」

「あ……、それは気ぃつきまへんでしたわ。後で兄弟達に補充させておきますわ。それで本日は、どの様な御用向きで?」


つぶらな瞳でクロガネをジッと見つめる相手は、幼稚園児くらいの大きさの狐族の子供であった。


「いや、朝食を作りたいのだけど、初心者でも失敗しないものはどんなものだろうか?」

「え? クロガネさまがお作りになられますん?」


瞳をパチパチとさせ驚く狐の子に、クロガネは頷く。


「ホンマですか……。全くの素人はんが、朝食をねぇ〜。まあ、咲耶様をお助けしたいってところですか。なら、簡単で難しくない料理を伝授しますわ。まずは、材料集めにまいりますわ。ウチのあとに付いてきてぇ〜な?」

「分かりました。まずは何処に向かうのですか?」

「そうやなぁ、牛乳を貰いに牛の群れをさがしまひょう!」


もう言わずともお分かりだろうが、小型版狐の子は、カザミの関係者だ。

カザミは地球から離れる前に、ありとあらゆる物をこの場所に集めたのだ。必要と思う物は全て集めている。


畜産・農場・織物等、自分の手で出来るものはもちろん、バターやパン等も必要ならば狐の子が焼いてくれる。


「それで、私にも出来る料理は何にしたのですか?」

「えっとな、フレンチトーストって奴にしようと思うんや。」


それならば自分でも作れるそうだと、自分に喝を入れるクロガネであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ